2024-04-30
Uターン転職とは?Iターン・Jターンとの違いやメリット・デメリットを徹底解説
「Uターン転職とはなに?」
「Uターン転職とIターン・Jターン転職の違いはなに?」
特にコロナ禍以降、リモートワークの普及などにより「Uターン・Iターン・Jターン」転職を考える人が増加し、上記のような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか。
Uターン転職とは一度生まれた土地から離れて生活や労働をしていた人が、再度故郷に戻り転職することを指します。
また、Iターン転職は故郷から別のエリアへ、Jターン転職は、故郷を離れた人がさらに違うエリアへと転職することです。
本記事では、Uターン転職とIターン・Jターン転職の違いを詳しく紹介するとともに、Uターン転職のメリットとデメリットも紹介します。
加えて、Uターン転職の流れやポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
もちろんhape agentでは、Uターン転職を検討されている方の相談も受けております。
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Uターン転職とは?Iターン・Jターン転職との違いを紹介
Uターン転職とは、一度生まれ育った土地から離れたところで生活・労働していた人が、再度故郷に戻ることを指します。
「親との同居や介護が必要になった」「生活費を抑えるため、実家で暮らすことにした」「一度都会に出てみたものの、やはり故郷で暮らしたいと考えた」といった理由からUターンを検討する方が多いようです。
Iターン転職|故郷から別のエリアへ移住すること
Iターン転職は、生まれ育った土地から他のエリアへ移住し転職することを指します。
Iターンは「もともと都会に住んでいたが、自然豊かな地方に移り住みたいと考えた」といった理由で行う方が多い傾向にあります。
Jターン転職|故郷から一度離れた人が、故郷以外のエリアに移住すること
Jターン転職とは、一度生まれ育った土地から離れたところで生活・労働していた人が、故郷とは別のエリアに移り住むことを指します。
たとえば「もともと山口県出身だった人が東京に行き、その後広島へ移住する」といった場合がJターンにあたります。
Jターンは「故郷は利便性が低いが、大都市も住みにくいため、故郷の近くの地方都市がほどよいと思った」といった理由で行う方が多いです。
Uターン転職の5つのメリット・良かったと思えることとは
Uターン転職のメリットを6つ紹介します。
- 生活コストが抑えられる
- 通勤時間が短縮しやすい
- 子育てがしやすい
- 地方自治体のサポートを受けられる場合がある
- 人との交流が生まれやすい
- 故郷で暮らせる
以下で詳しく解説します。
メリット①生活コストが抑えられる
引用:全国賃貸管理ビジネス協会
各都道府県の平均家賃を調査している全国賃貸管理ビジネス協会によると、2024年3月時点の東京都の平均家賃は73,864円。
各地方自治体と比較すると、北海道であれば50,399円(東京の68%)、栃木であれば46,545円(東京の63%)、宮崎であれば49,196円(東京の66%)と、やはり地方のほうが格段に家賃が抑えられます。
また地方自治体は移住者に向けて補助金を出しているケースが多く、場合によっては100万円以上の支援を受けられることも。
詳しくは、移住したい自治体のポータルサイトをチェックしてみてください。
メリット②通勤時間が短縮しやすい
都市部の場合、オフィスがある地域は総じて家賃が高いため、少し離れた場所に住む方も多いかと思います。
しかし地方自治体の場合、職場近くでも比較的良心的な価格で住むことができ、結果的に通勤時間の短縮につながります。
メリット③子育てがしやすい
子育てをしながら働く場合、「急に保育園からのお迎えが必要になった」「仕事があるのに子どもが熱を出した」といった緊急事態に見舞われることも多いもの。
そんなときにUターンをしていると近くにいる家族や友人などを頼ることができるため、子育てがしやすくなるでしょう。
メリット④地方自治体のサポートを受けられる場合がある
Uターン転職の4つ目のメリットは、地方自治体のサポートを受けられる場合があることです。
地方自治体では、Uターン転職を促進するための支援策を実施している場合があります。
例えば、住宅支援や転職支援金、子育て支援など、様々な制度があります。これらの支援を受けることで、より円滑な転職が可能となるでしょう。
メリット⑤人との交流が生まれやすい
5つ目のUターン転職のメリットは、人との交流が生まれやすいことです。
地方では人口が都市に比べて少ないため、人とのつながりが強くなります。地域のイベントやコミュニティ活動に参加することで、新しい人との出会いや交流が生まれるでしょう。
メリット⑥故郷で暮らせる
最後に、Uターン転職の6つ目のメリットは、故郷で暮らせることです。
Uターン転職をすることで、故郷の地で生活することができます。懐かしい風景や思い出の場所に囲まれながら、ゆったりとした暮らしを送ることができるでしょう。
Uターン転職のデメリット・後悔することとは?難しい理由を紹介
続いて、Uターン転職のデメリットをご紹介します。
- 車移動が必須となる可能性がある
- 求人数が少ない場合がある
- 地元住民との付き合い方に戸惑う場合がある
- 引っ越しをともなう
- 家族がいる場合は同意が必須となる
順に紹介します。
デメリット①車移動が必須となる可能性もある
公共交通機関があまり発達していない地方自治体では、少しの遠出でも自家用車が必須となる可能性があります。
運転免許を持っていない方、自動車の購入を想定していない方などは、交通の便をしっかりリサーチした上で移住先を決めるようにしてください。
デメリット②求人数が少ない場合がある
営業職や事務職など、いわゆるホワイトカラーと呼ばれる職種はやはり都市部に集中しているもの。
移住先で都市部と同じ仕事を探そうとすると、条件に合う求人がなかなか見つからず転職活動に苦戦するかもしれません。
デメリット③地元住民との付き合い方に戸惑う場合がある
地方はご近所付き合いが想像以上に密接だったり、移住者とのコミュニケーションに慣れていない住民が多かったりする場合があります。
そのため「地元住民と打ち解けるのに時間がかかる」「定期的な行事に必ず参加しなければならず自分の時間を作れない」といった悩みを抱える方もいらっしゃるようです。
デメリット④引越しをともなう
Uターン転職の4つ目のデメリットは、引越しを伴うことです。Uターン転職をする場合、遠くの地域への引越しを伴うことがほとんどです。
引越しには費用や手間がかかるだけでなく、新しい環境への適応も必要なため、家族がいる場合には、家族の同意や配偶者の転職も考慮しなければなりません。
デメリット⑤家族がいる場合は同意が必須
最後にUターン転職の5つ目のデメリットとして、家族がいる場合は同意が必須であるという点も忘れてはなりません。
Uターン転職は一人だけの決断ではなく、家族全員の意見や生活環境を考慮する必要があります。
家族の同意が得られない場合、転職計画が頓挫する可能性もあります。
【4STEP】Uターン転職の流れとは
Uターン転職を考えている方にとって、転職の流れが気になる方がいると思います。
本章ではUターン転職の流れを下記の4ステップで紹介します。
- 希望条件・転職理由・キャリアプランの整理
- 求人情報の収集
- 希望企業に応募・面接
- 内定・入社
下記にて詳しく紹介します。
【STEP1】希望条件・転職理由・キャリアプランの整理
まずは、自分の希望条件や転職理由、キャリアプランを整理しましょう。
Uターン転職の目的や希望する地域、職種、給与などを明確にすることで、具体的な転職先を探す際に役立ちます。
また、自分のスキルや経験を活かせる仕事や成長できる企業を見つけるためにも、自己分析を行いましょう。
【STEP2】求人情報の収集
次に、希望条件に一致する求人情報を収集しましょう。
インターネット上の転職サイトや地域の求人情報誌、人材紹介会社など様々な情報源を活用して、自分の希望に合った求人を見つけるのが大切です。
また、地域の特性や産業の動向を把握することも重要です。情報収集を通じて、自分に合った転職先を見つけましょう。
【STEP3】希望企業に応募・面接
求人情報を収集したら、希望する企業に応募しましょう。
応募書類の作成や面接の準備を丁寧に行うことが重要です。自分の強みや経験をアピールするために、自己PRや志望動機をしっかりとまとめてください。
また、面接では企業の文化や価値観に合わせた対応が求められます。自分の意欲や適性をアピールすることで、内定を勝ち取るチャンスを高めるのが重要です。
【STEP4】内定・入社
最後に、内定をもらい入社手続きを行います。
内定をもらったら、条件や待遇など細かい部分と、引っ越しや住居の手配、転居手続きなどの準備も忘れずに行いましょう。
入社前には、新しい環境についての情報収集や地域の特徴の把握も大切です。新たなスタートを切るために、準備を怠らないようにしてください。
Uターン転職をする際のポイントとは
Uターン・Iターン・Jターンのメリットをしっかり享受するためには、入念な準備が欠かせません。具体的にどのようなことが必要なのか、ポイントをお伝えします。
ポイント①移住の目的を明確にする
Uターン・Iターン・Jターンは、人生をも左右する大きな決断となります。
「田舎の暮らしに憧れるから」といった漠然とした理由で決めて決めてしまうと、後々後悔が生まれてしまうこともあるでしょう。
まずは移住によって何を得たいのかを明確にし、今回ご紹介したようなメリット・デメリットをどちらも踏まえた上で最終的な判断を下しましょう。
ポイント②仕事は先に決めておく
前述のとおり、地方は都市部に比べて求人数が少なめです。
そのため先に移住を決めてしまうと、条件に合う仕事がなかなか見つからず苦労したり、妥協した仕事を選ぶことになってしまいます。
Uターン・Iターン・Jターンと同時に仕事を変えたい方は、住まいを決める前にまずは転職活動からスタートしましょう。
まとめ
今回は、Uターン転職と「Iターン転職・Jターン転職」の違いやメリット・デメリット、移住する際のポイント、Uターン転職の流れなどを解説しました。
住む場所を変えると、周りの環境や毎日の過ごし方が大きく変わるもの。一度の人生ですので、悔いのない選択ができるようしっかりと考えた上でUターン・Iターン・Jターンを検討してみてください。
また営業職に特化した転職エージェント「hape Agent」では、都市部以外の求人や完全リモートワークOKの求人も豊富に扱っています。営業職での転職をお考えの方は、ぜひ気軽にご相談ください。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。