2024年05月30日
営業職からマーケティングへの転職は可能?成功させるための方法や活かせる資格を徹底紹介
「営業職からマーケティング職に転職できる?」
「営業職とマーケティング職の違いはなに?」
転職市場で常に高い人気を誇る、マーケティング職。営業職からの転向を考えている方も多いのではないでしょうか?
営業職とマーケティング職は、業種柄スキルセットが異なるため、転職難易度は高い傾向にありますが、転職が有利に働く場合があります。
今回は、営業からマーケティングへの転職を成功させるコツや、活かせるスキルなどについて紹介します。
また、営業職からマーケティング職への転職を検討されている方は、hape agentをおすすめします。hape agentは営業職に特化している転職エージェントなので、営業職での経験をマーケティング職で活かすノウハウを有しています。
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営業職とマーケティング職の違いとは?
本章では営業職とマーケティング職の違いを紹介します。
- マーケティング職の仕事内容
- 営業職の仕事内容
それぞれ見ていきましょう。
マーケティング職の仕事内容
まずは、マーケティング職の具体的な仕事内容や魅力を紹介します。
マーケティング職とは、商品・サービスを売るための仕組みを考える仕事です。マーケット(市場)を調査・分析し、どんな顧客層に向けて、どのような商品を、どう売るか考えていく存在です。
具体的な業務内容を挙げると、下記が挙げられます。
- 市場のリサーチ・データ収集・分析商品企画
- ブランディング」
- 販促
- 広告宣伝
- 営業・顧客の管理
上記のように業務の幅がとても広く、企業によっては一つひとつの分野にスペシャリストを配置しているケースもあります。
自分の立てた戦略によって会社の業績が変化するため、非常に手応えが大きいのがマーケティング職の醍醐味です。
また、全ての意思決定が綿密なリサーチに基づいているため、市場の流れを推測する力や論理的思考力など、ビジネスパーソンに大切な能力が身につきやすいのも特徴です。
営業職の仕事内容
営業職の仕事内容は、会社に利益をもたらすために顧客との契約を取り付けることです。
そのためには、顧客のニーズに合わせた情報を提供したり、自社の商品やサービスを紹介して売り込んだりします。
また、営業職は得意先を訪問するスケジュール管理や顧客との円滑な人間関係を築く交渉術など、さまざまなスキルが求められる仕事です。
さらに、営業職は営業戦略を立てるためのリサーチや企画作成も担当します。契約を成立させて利益を上げるためには、ターゲットとなる企業や個人客・消費者をどのように設定すべきか、訪問すべき企業を絞り込み、アプローチ方法を検討・決定・実行します。
よって、営業職の仕事は、単に自社の製品やサービスを売り込むだけではなく、幅広い範囲の業務を担当することが求められます。
営業職からマーケティング職に転職した際に活かせる3つのスキルとは
営業職とマーケティング職は全く違う仕事だと思われがちですが、実は共通点も意外と多いです。
マーケティングの求人の応募資格に「営業経験●年以上」と書かれている場合があるため、本章では営業職からマーケティング職に転職した際に活かせるスキルを3つ紹介します。。
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
- チームで連携した経験
では、マーケティング職でも役に立つ営業スキルとはどんなものか、以下で具体的にご紹介します。
①コミュニケーション能力
デスクワークのイメージが強いマーケティング職ですが、チームで進める仕事が多いほか、消費者や顧客と意見を交わす機会もあるため、コミュニケーションスキルが重要です。
また経営陣に向けて販売戦略についてのプレゼンテーションを行う場合もあります。営業は日々顧客に向けて商品の魅力が伝わる提案を行なっていますので、その経験は大いに活かせるでしょう。
②論理的思考力
営業職のミッションは、商談で商品の魅力やポイントを伝え、お客様に「購入する価値がある」と思ってもらうことです。
そのために下記のように論理立てて説明することが多い特徴があります。
- 「顧客が抱える課題に対して自社商品がどう作用するのか?」
- 「ネックになるのはどんな点か?」
- 「他社商品より優れているのはどんな点か?」
先ほども少し触れましたが、マーケティング職は市場調査・分析したことをもとに戦略を練っていく仕事のため、このような論理性はかなり重要です。
論理的思考力を持っているかどうかで、マーケティング職で活躍できるか否かの鍵を握っているといっても過言ではありません。
③チームで連携した経験
マーケティングの仕事は多岐にわたるため、チームで役割分担をしながら進めていくことが多いです。
毎週のようにチーム会議を開いてノウハウを蓄積したり、他部署や顧客から貰ったフィードバックを共有して他の商品の改善に繋げたりと、チームの連携が業績向上に繋がるのです。
営業職でも他のメンバーと連携して売上達成を目指すことは多いので、その経験はしっかり活かせます。
マーケティング職への転職で役に立つ資格6選
マーケティング職への転職に役立つ資格を6つ紹介します。
- マーケティング検定
- マーケティング法務検定
- マーケティングビジネス実務検定
- Webアナリスト検定
- ネットマーケティング検定
- プロモーショナル・マーケター認証資格
順に紹介します。
①マーケティング検定
マーケティング検定は、マーケティングの基礎から上級までの知識やスキルを評価する資格で、マーケティング職への転職を考えている方やキャリアアップを目指している方にはぴったりです。
マーケティング検定は、公益社団法人日本マーケティング協会が主催しており、試験は1級、2級、3級の3つのレベルに分かれています。
試験はCBT(コンピュータベーステスト)方式で行われ、全国のテストセンターで受験できます。
②マーケティング法務検定®
マーケティング法務検定®は、主にマーケティングや広告に関する正しい法知識を学び、営業活動に役立てるためのものです。
この検定は、企業の営業活動を担う方々が、自身の活動に関連する法律を知り、違法や不当な行為を避けるための判断力を養うことを目的としています。
特に広告マーケティングの分野に関わる法律について、より広くかつ深く学べるようになっています。「マーケティング・ビジネス実務検定®A級」の一部であり、試験科目の一つとなっています。
③マーケティングビジネス実務検定
マーケティングの実務に関する総合的な知識を身につけるためには、マーケティング・ビジネス実務検定もおすすめです。
この資格は、国際実務マーケティング協会が主催しており、幅広い業界で役立つマーケティング知識を証明できます。
公式テキストや問題集、添削や動画つきの通信講座など、自分に合った方法で総合スキルを磨くことができるのも特徴です。
④Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、Webサイトのアクセス解析のデータや市場動向、トレンドなどを分析する力を証明する資格です。
この資格を取得することで、すぐにGoogleアナリティクスを活用できるスキルを身につけられます。
この資格は、一般社団法人日本Web協会が主催しており、転職時にもアピールポイントとなります。合格率は80%と高く、Webマーケティングを初めて学ぶ方でも挑戦しやすいです。
⑤ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定は、SEOやSEM(検索エンジンマーケティング)、アクセス解析やインターネット広告などの分野に関する資格です。
この資格を取得することで、インターネットマーケティングのスキルをアピールできます。主催は株式会社サーティファイのWeb利用・技術認定委員会であり、公認会計士や弁護士なども受験しています。
マーケティングに関する知識を体系的に理解し、業務に活かしたい方にはおすすめの資格です。
⑥プロモーショナル・マーケター認証資格
プロモーショナル・マーケター認証資格は、セールス・プロモーションに特化した資格です。
この資格を取得することで、プロモーションに関する基礎知識や計画立案のスキルを体系的に学べます。
一般社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会が主催しており、これまでに1万人以上の受験者があります。
特に20代や30代の方々によく受けられており、転職時のアピール材料としても活用されています。自分自身のスキルアップのために、積極的に受験してみましょう。
営業職からマーケティング職へ転職する3つのポイントとは
マーケティングと営業は共通点が多いといっても、違う職種への転職となるため、不安に思う方も多いですよね。そこで、転職活動で特に気をつけたいポイントを以下で3つ解説していきます。
- 自己分析は入念に行う
- 志望動機に納得感を持たせる
- 入社後をイメージした上で自己PRを作る
マーケティング職への転職も、転職活動の基本を徹底することに変わりありません。それでは以下にて詳しく紹介します。
①自己分析は入念に行う。
転職活動にて最も重要なのが、自己分析です。特に「志望動機」と「自分の強み」は何度も自問自答しながら突き詰めていくことをおすすめします。
その理由は、採用担当者に深い納得感を持ってもらうためです。「マーケティング未経験者だとしても、この人を採用したい」と強く思わせるためには、あなたの転職理由に妥当性がある(=長く活躍してもらえる見込みが大きい)ことと、きちんと採用メリットがあることを分かってもらう必要があります。
その際、話の内容にブレがあると納得度は薄まってしまうもの。自己分析を徹底的に行い、転職理由や採用メリットを分かりやすくまとめていきましょう。
②志望動機に納得感を持たせる
志望動機を考える際に重視すべきは「話に筋が通っているかどうか」です。
志望動機を細分化すると下記の3つのフェーズに分かれます。
- なぜ前職から転職したいのか
- なぜ営業からマーケティングに転向したいのか
なぜその企業に入社したいのか
上記の全てに一貫性を持たせる意識を持ってみてください。すると、面接官にどの角度から質問されても納得度の高い答えが返せるはずです。
③入社後をイメージした上で自己PRを作る。
未経験の職種への転職は、やはり経験者の転職よりも採用するメリットを感じさせにくい分、難易度が高くなりやすいです。だからこそ、実際の仕事内容をきちんと想定した自己PRを作ることが大切です。
面接官や担当者に「採用したい」と思わせるには、募集要項や企業の採用HPをチェックして、その企業・仕事で活かせるスキル・能力をアピールする必要があります。
それに加えて異業種からの転職だからこその魅力も伝えると、さらなる好印象に繋がるかもしれません。
営業職からマーケティング職への転職におすすめのエージェント&サイト3選
営業職からマーケティング職への転職におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
- hape agent
- いい求人net
- マイナビ営業AGENT
順に紹介します。
hape agent|営業職に特化した転職エージェント
参照:hape Agent
hape Agentは、営業職に特化したキャリア転職エージェントです。初回ヒアリングでは60分、案件紹介では60分、面接対策では90分と、じっくりと時間をかけて求職者をサポートしてくれます。
また、300種類以上のテンプレートなどの豊富なデータから得られたノウハウにより、書類通過率も90%以上と非常に高いです。さらに、質の高いマッチングを重視し、求職者だけでなく企業にも深い理解を持っています。
そのため、面接後の内定獲得率は3人に1人です。完全会員制の転職プラットフォーム「Direct Search」も特徴的です。24時間365日、どこでもいつでも10,000件以上の営業職求人をチェックでき、非公開求人も豊富に取り揃えています。
公開求人については、「いい求人net」という弊社の求人サービスでご確認ください。他では見つけられない多くの求人案件をチェックできます。
営業職への転職を考えている方は、ぜひ最初にhape Agentにご登録ください。あなたにぴったりの求人案件を紹介します。
いい求人net|営業職関連の求人情報を豊富に扱っているサイト
参照:いい求人net
いい求人netは、20代から30代の若手人材を対象にした営業職に特化した転職サイトです。
営業職に関連する求人が99%を占めており、他の転職サービスではなかなか得られないような企業との出会いが多くあります。
また、求職者の皆様が安心して応募できるように、独自の評価制度を導入しています。基準を満たした企業の求人情報には、認定マークが付けられており、一目で優良求人であることが判断できるようになっています。
現在の求人数は2024年3月現在で約4,175件ほどです。
マイナビエージェント|長年培ってきたノウハウで転職を支援する大手エージェント
参照:マイナビ営業AGENT
マイナビ営業AGENTは、さまざまな業界の転職市場に詳しいアドバイザーが揃っている、信頼できる転職エージェントです。
特定の業界に限定されず、他の業界や職種への紹介も可能です。これまで培ってきたノウハウを活かし、求人の紹介から内定の獲得まで一貫してサポートしてくれるので、安心して相談ができます。
キャリアアドバイザーからは、面接時の受け答えや話すスピード、強弱など、さまざまな観点からのサポートを受けられます。
まとめ
営業とマーケティングは、互いの業務を補完し合う関係にあります。そのため、対策次第で転職も可能です。資格を取得したり、経験やスキルを活かして自己分析を行い、企業に合わせた志望動機を考えることが重要です。転職成功を目指しましょう。
転職を考えている方におすすめなのが、hape agentです。営業職専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職活動を有利に進められます。
応募から内定まで、転職活動全般をサポートしています。初めて転職する方や転職に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。