2025年03月09日
営業コンサルとは?依頼するメリット5つと実績豊富な企業6選

営業コンサルという言葉を聞いたことはあるものの、実態がわからない方も多いでしょう。
営業コンサルは、企業の営業部が抱える課題の解決や営業力強化に役立つコンサルティングサービスです。
本記事では、おすすめの営業コンサルで得られる効果やおすすめの営業コンサルティング企業をご紹介していきます。
営業コンサルを導入する際のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
営業コンサルティングとは?営業代行との違い
営業コンサルティングとは、企業の営業活動における課題の分析から解決策の立案、実行までを支援するサービスです。
例えば、営業力の強化が早急に求められる会社の場合は、営業研修や社内マニュアルの作成を通して支援をおこないます。
他にも、営業リソースの不足している会社には、業務効率化や採用戦略の立案なども支援をしてくれます。
企業の営業部にはさまざまな業態があり、抱える課題も多岐に渡ります。そのため、営業コンサルティングが支援するサービス内容も企業ごとにさまざまです。
営業コンサルティングと比較されやすいサービスが営業代行です。営業代行では、営業活動の一部を代行します。
そのため、営業代行は、短期的な売上の向上やリソースの補填におすすめです。
項目 | 営業コンサルティング | 営業代行 |
サービス内容 | 営業部の課題分析、解決策の立案、実行支援 | 営業リソースの補填 |
投資効果 | 中長期 | 短期 |
どちらを選ぶべきかは、企業の課題や目的によって異なるため、それぞれの課題や目的に合わせて最適なサービスを選びましょう。
【実績豊富】営業コンサルティング企業5選
ここからは、具体的な営業コンサルティング企業を5つ厳選してご紹介していきます。
- 株式会社リブ・コンサルティング
- 株式会社セレブリックス
- パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
- 株式会社ベイカレント・コンサルティング
営業コンサルティングの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
株式会社リブ・コンサルティング
公式サイト:株式会社リブ・コンサルティング
株式会社リブ・コンサルティングは、中小企業から大企業まで幅広い規模の企業に営業支援を行う会社です。
生成AIを活用した営業戦略の立案から実行支援を行っており、営業部の生産性向上を推進してくれます。
また、営業組織の根本的な改善や、非営業職が営業活動へ参画して売上を最大化させるソリューションも提供しています。
事業のDX化事例も豊富なため、営業部の効率化を課題としている企業におすすめのコンサルティング会社です。
株式会社セレブリックス
公式サイト:株式会社セレブリックス
株式会社セレブリックスは、営業支援と人材支援の両側面から企業の営業活動を支援するコンサルティング会社です。
過去26年間の1,300社にも及ぶ支援実績のデータを活用し、”組織に「売れる営業文化」を
根付かせる”をテーマにした、データ・ドリブンなサービスを展開しています。
リード獲得から成約率アップまで、幅広い営業場面の支援をおこなっています。そのため、営業課題を把握できておらず、包括的に支援してほしい企業におすすめです。
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
公式サイト:パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、事業プロセスの改革から人材育成、テクノロジーを用いたソリューションなど、幅広い支援をおこなっています。
営業部の抱える課題に対しても、根本的な課題の把握をしたうえで長期的に生産性向上が見込める解決策の提案をしてくれます。
また、さまざまな業界に精通したコンサルタントを多数抱えているため、ニッチな業界の支援にも対応できます。
コスト削減や営業プロセスの見直し、人員配置など、営業部全体を総合的に見直したい企業におすすめのコンサルティング会社です。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
公式サイト:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループに属するコンサルティング会社です。
企業の経営改革から公共事業、医療福祉など幅広い市場への支援実績が豊富です。
多様な知見に基づいた提案をしており、自社だけでは気付けなかった課題の発見や解決策の発見に貢献してくれます。
公式サイトには各業界・業種の市場全体の見通しに関するレポートやコラムも豊富に掲載しています。
中長期的な経営戦略の策定に悩む企業や、将来的に目指していく会社の方針を考えていきたい企業におすすめのコンサルティング会社です。
株式会社ベイカレント・コンサルティング
公式サイト:株式会社ベイカレント・コンサルティング
株式会社ベイカレント・コンサルティングはさまざまな業界・業種に対して人材育成から財務コンサル、M&A、生成AIなど多岐に渡るソリューションを提案しています。
企業の営業部の課題解決においても、市場ニーズの変化に合わせた最適な解決策を提示しています。
知見の深いコンサルタントも多数在籍している、近年成長著しいコンサルティング会社です。
最新技術を用いた営業支援も得意としているため、営業部の抜本的な改善を検討している企業におすすめです。
何ができる?営業コンサルへ依頼するメリット5つ
営業コンサルティングを依頼するとどのような効果を得られるのか、具体的にイメージできていない方も多いでしょう。
ここでは、営業コンサルティングを依頼するメリットを5つに分けて紹介していきます。
- 営業プロセスの見直しができる
- 営業力を強化できる
- 外部からの視点でアドバイスを受けられる
- コストを抑えられる
それぞれ詳しく見ていきます。
①営業プロセスの見直しができる
営業コンサルティングを依頼する大きなメリットは、営業プロセスの見直しができる点です。
多くの企業では、営業プロセスが明確に定義されておらず、非効率な部分が残っていることがあります。
目の行き届いていない箇所が営業プロセスのなかで根本的な課題となり、事業全体へ響いてしまうケースが多いです。
営業コンサルタントは、現状の営業プロセスを詳細に分析して課題を洗い出します。そのうえで、より効率的な営業プロセスを構築するサポートをしてくれます。
構造改革のプロの知見を借りて営業プロセスの見直しができるのは大きなメリットです。
②営業力を強化できる
営業コンサルティングを依頼することで、営業力の強化も可能です。
営業部の社員向けの研修制度やマニュアルを作成し、会社全体の営業力の底上げをサポートしてくれます。
また、営業組織全体の能力を高めるために、組織構造や人事制度の見直しも提案します。
人材育成と人事の最適化を進められることで、長期的な営業力の強化をすることができます。
③外部からの視点でアドバイスを受けられる
外部からの視点でアドバイスを受けられる点も営業コンサルティングを依頼するメリットです。
社内の人間だけでは、現状を客観的に評価することが難しい場合があります。誰も気付いていない課題点も多いでしょう。
営業コンサルタントは、専門家として客観的な視点から現状の分析と改善点の指摘をします。
競合に負けない営業部の改革をしたい場合は外部の視点も取り入れてみるとよいでしょう。
④コストを抑えられる
営業コンサルタントに依頼することは、長期的なコストの削減にもつながります。
営業プロセスの効率化や営業力の強化によって、無駄を省けるためです。即戦力の採用コストも省き、社内で強い営業部の構築も可能です。
また、営業プロセスの見直しのために必要になる新たな事業部を設立する手間も省けます。
企業が営業コンサルを選ぶポイント4つ
ここからは、営業コンサルティングを依頼する際の企業の選び方を4つに分けて解説していきます。
- 実績が豊富かどうか
- 支援内容が自社事業とマッチしているか
- 費用対効果が高いか
- 担当者が信頼できるか
営業コンサルティングの依頼を検討している方は、参考にしてみてください。
①実績が豊富かどうか
まず第一に、実績が豊富かどうかを確認しましょう。実績はコンサルタントの能力や経験を測る上で重要な指標となります。
過去にどのような企業を支援し、どのような成果を上げてきたのか、具体的な事例を確認しましょう。
自社と同業種や類似の課題を抱える企業への支援実績があれば、信頼しやすいです。
実績を確認する際には、定量的なデータだけでなく、顧客からの評価や口コミをSNSやまとめサイトで確認するとよいです。
②支援内容が自社事業とマッチしているか
営業コンサルティングを選ぶ際は、支援内容が自社事業とマッチしているかも重要です。
- 金融業の支援に特化している
- 新規獲得の営業力強化の実績が豊富
- DX支援が専門
上記のように、営業コンサルティング会社が得意とする分野はそれぞれ異なります。
そのため、自社の課題やニーズを明確にしたうえで、適切な支援内容を提供してくれる営業コンサルティングを選ぶことが重要です。
営業コンサルティングと契約する前に不安な点について質問するようにしましょう。
③費用対効果が高いか
営業コンサルティングを選ぶ際には、費用対効果も重要な判断基準です。
コンサルティング費用は決して安くはありません。そのため、費用に見合うだけの効果が得られるか見極める必要があります。
費用対効果を測るためには、依頼することで期待できる成果を具体的に数値化するとよいです。
- 売上を〇〇%向上させたい
- 商談化率を〇〇%引き上げたい
社内で話し合い、自社の目標数値を明確にしたうえで、営業コンサルティング会社へ依頼しましょう。
④担当者が信頼できるか
担当者が信頼できるかどうかも、営業コンサルティングを選ぶうえで重要です。
コンサルタントとの相性は、プロジェクトの成功を左右する重要な要素です。
どれだけ実績豊富なコンサルティング会社でも、担当者の質が低ければ期待している効果を得られません。
- 人柄
- コミュニケーション能力
- 業界知識
- 経験
上記のような項目に沿って信頼できる担当者かどうか判断していきましょう。
また、初回の相談や面談などを通して担当者との相性を見極めることも重要です。
依頼すべき?営業コンサルの利用がおすすめな企業の特徴3つ
なかには、自社が営業コンサルティングを依頼すべきか判断できない場合もあるでしょう。ここでは、営業コンサルティングを依頼した方がよい企業の特徴を3つ紹介していきます。
- 営業プロセスの見直し方法がわからない
- 事業改善にリソースを割けていない
- 人材育成ができていない
自社の現状と照らし合わせながら参考にしてみてください。
①営業プロセスの見直し方法がわからない
1つ目は、営業プロセスの見直し方法がわからない企業です。
長い間営業プロセスの見直しを行わずに営業活動を続けていると、解決方法がわからなくなります。
例えば、古くからある製造業の営業部や規模が大きくなりすぎている企業などが挙げられます。
どこから手をつければよいかわからない場合は、営業コンサルティングに依頼してみるとよいでしょう。
自社の課題と感じている箇所について相談すれば、営業コンサルタントは丁寧に現状分析したうえで課題を洗い出してくれます。
問題が大きくならないうちに、早くから手をつけることが大事です。
②事業改善にリソースを割けていない
事業改善にリソースを割けていない企業も、営業コンサルティングへの依頼がおすすめです。
売上をたてる営業活動を進めながら事業改革するには、新たなリソースが必要になるケースが多いです。
しかし、既存事業で手一杯になっているとなかなか手が回りません。
営業コンサルティングは不足しているリソースを補完し、事業の改革や成長をサポートしてくれます。
また、コンサルティング期間が終了した後でも自走できる仕組みづくりを提案してくれます。
③人材育成ができていない
人材育成ができていない企業も、営業コンサルティングの依頼がおすすめです。
人材育成に必要なマニュアルや研修などの環境整備には、コストと専門的な知識が必要になります。
営業コンサルティングのなかには人材育成を得意としている企業も多いため、思い切って依頼してみるとよいでしょう。
人材育成制度の仕組み化まで支援してくれるため、新卒や中途採用の営業力強化にもつながります。
内製化を目指す!営業コンサルを最大限に活用するコツ3つ
最後に、営業コンサルを最大限に活用するコツを3つにまとめて紹介していきます。
- 利用する目的と課題を明確にする
- コミュニケーションを細かくとる
- 営業コンサルタントに依存しすぎない
営業コンサルティングの投資対効果を最大化するためにも、それぞれチェックしていきましょう。
①利用する目的と課題を明確にする
営業コンサルティングを利用するうえで大事なのが、目的と解決したい課題の明確化です。
目的や課題が曖昧なままコンサルティングを依頼してしまうと、期待した効果が得られません。
- 新規顧客開拓を強化したい
- 営業組織の生産性を向上させたい
- 特定の製品の販売を促進したい
上記のような目的を定めることが重要です。
目的を明確にすることで、必要な要素や関連する課題などを細分化することもできます。
ただし、課題や目的がわからない場合はコンサルタントへ正直に伝えることも大事です。
②コミュニケーションを細かくとる
営業コンサルティングを利用するうえでは、コミュニケーションを密に取ることも重要です。
コンサルタントは企業の状況や課題を深く理解するために、企業の担当者と密に連携する必要があります。
社内の変化や重要な情報などは、こまめに共有して意見交換を積極的におこないましょう。
また、コンサルタントからの提案やアドバイスに対して、疑問点や要望があれば遠慮なく質問することも大事です。
③営業コンサルタントに依存しすぎない
営業コンサルティングを利用する際には、依存しすぎないことも大事です。
営業コンサルティングは企業の営業力を強化する手段であり、最終的には自社で営業活動を進める必要があります。
コンサルタントに依存しすぎると、コンサルティング期間が終了した後に依頼前の状態に戻ってしまう恐れもあります。
コンサルティングを受けている期間中に、知識やノウハウを積極的に学習して、自社の営業力を向上させるように心がけましょう。
まとめ|営業力を強化したいならhape Agentへ相談!
本記事では、おすすめの営業コンサルで得られる効果やおすすめの営業コンサルティング企業を紹介してきました。
営業コンサルティングは営業部の強化や構造改革、人材育成などあらゆる場面でさまざまなメリットを得られます。
ただし、最終的には自社の力だけで営業力を継続的に強化していく必要もあります。
そのため、営業活動と並行して優秀な人事の採用などにも力を入れていくことが大事です。
hape Agentは営業職専門の転職エージェントとして、優秀な営業人材の転職支援実績も豊富です。営業力強化にお困りの企業様はぜひ一度ご相談ください。
この記事の監修者
hape Agent編集部
営業職特化だから選ばれる営業転職エージェント「hape Agent」の編集部です