2025年01月02日
【営業職のやりがい15選】業界、手法、顧客に分けて紹介|大変さも解説
「営業ってやりがいある?」
「営業のやりがって何?」
営業職への転職を検討しているものの、やりがいや仕事の楽しさがイメージできない人も多いでしょう。
やりがいがなければ仕事へのモチベーションも湧きづらいものです。
本記事では営業職のやりがいを業界や営業手法、顧客などに分けながら15個ご紹介していきます。
営業職の大変さや向いている人の特徴も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【営業職楽しすぎ?】共通する営業のやりがい4つ
営業職にはどのような業界にも共通する以下4つのやりがいがあります。
- 成果が目に見えてわかる
- 顧客から感謝される
- さまざまな人と出会える
- スキルや知識が身につく
順番に詳しく解説していきます。
やりがい①成果が目に見えてわかる
営業職のやりがいに、成果が目に見えてわかる点が挙げられます。
営業ではアポイント数や契約数、売上などすべてが数字化されます。
社内や同じ業界のなかで比較した際に大きな成果が目に見えてわかると大きな達成感を得られるでしょう。
また、営業職ではインセンティブが給与に反映される企業が多いです。日々の頑張りの報酬として高額な給与を付与されると大きなやりがいを感じられます。
仕事の工夫やちょっとした気配りなども目に見えてわかるのは営業職ならではと言えます。
やりがい②顧客から感謝される
営業職には、顧客から感謝されるというやりがいも挙げられます。
営業は目の前の顧客と直接対話をする職業です。顧客が満足する提案ができれば、「ありがとう」と感謝の言葉を直接もらえる場合も多いです。
案件を獲得する大変さに注目されやすい営業職ですが、顧客から直接感謝されるケースも少なくありません。
誰かの人生や社会全体に自分の仕事が貢献できていていると実感できる瞬間は営業職のやりがいの1つです。
やりがい③さまざまな人と出会える
さまざまな人と出会える点も営業職のやりがいの1つです。
仕事を通じて何人もの人と出会えるのは営業職ならではの特徴と言えます。
例えば保険営業に長くいると、それだけで何千人の人生と向き合うことになります。
他にも、法人営業をしていると社長クラスの人とコミュニケーションを撮る機会が多くなるでしょう。
さまざまな人と出会い、会話をしていくなかで学習できる点は営業職でしか経験できません。
やりがい④スキルや知識が身につく
スキルや知識が身につく点も営業職のやりがいとして挙げられます。
営業で成果を上げるためには、コミュニケーション能力や各業界の知識などを身につけなければなりません。
例えば、製薬会社の営業になるには医療に関する知識や業界のトレンドの把握などが求められます。
また、資料作りや業務効率化のためのパソコンスキルが求められる場合もあります。
営業はどのような業界にも需要のある職種のため、日々の業務を通じてスキルや知識が身につけば市場価値の高い人材になることが可能です。
業界別|営業のやりがい7つ
ここからは、営業職のやりがいと7つの業界に分けてご紹介していきます。
- 不動産営業のやりがい
- 保険営業のやりがい
- 自動車営業のやりがい
- 金融営業のやりがい
- 人材営業のやりがい
- メーカー営業のやりがい
- 商社営業のやりがい
各業界のやりがいを参考にして営業職の楽しさを具体的にイメージしてみてください。
不動産営業のやりがい
不動産営業のやりがいは顧客の人生の節目に携われることです。
戸建てや分譲マンションなどの家族と過ごす家の提供や、投資用物件の販売による資産形成のサポートによって、顧客の人生のイベントに巡り会えます。
自分が提供した不動産が顧客の人生の幸せにつながれば、営業としてこれ以上ない喜びを感じられるでしょう。
また、住宅やマンションの知識が身についたり、成績次第では高年収を稼げたりする点も不動産営業のやりがいです。
保険営業のやりがい
保険営業のやりがいは顧客の将来の不安を解消するお手伝いができる点です。
学資保険や災害への備えなど、顧客が最も不安に感じることに対して保険という観点から解決策を提案できます。
顧客のライフプランや家族構成に合わせて最適な商品を提案し、何十年にもわたってサポートし続けるため、やりがいを感じやすい仕事です。
保険は何十年と加入するため、営業とお客様という関係を超えて深く長い付き合いができる点も魅力と言えるでしょう。
自動車営業のやりがい
自動車営業のやりがいは、車の販売を通じて顧客の日常生活の充実に関われる点です。
車は家族で遠出ができたり、社内で家族と過ごす時間が増えたりと日々の生活が潤う一助となります。
また、車は決して安い買い物ではありません。初めて購入する顧客も多く不安も付き纏います。
そのため、顧客に寄り添い不安を1つずつ解決していきながら、大きなお買い物のサポートをすることで、直接感謝される機会も多くなりやすいです。
金融営業のやりがい
金融営業のやりがいは個人の資産形成や法人の資金調達など、お金に関する悩みを解決できる点です。
投資信託や株などの購入には専門的な知識が欠かせません。馴染みのない一般の顧客はお金の悩みがあっても手を出しづらいものです。
金融営業は金融のプロとしてお金に関する悩みを解決することで、顧客の目的や夢の達成を支援できます。
また、他業種よりも高い年収を得やすい点も金融営業の魅力の1つです。
人材営業のやりがい
人材営業のやりがいは、企業と求職者のマッチングをサポートし双方のニーズに答えられる点です。
世の中には能力のある人材と優秀な働き手を求める企業が数多くあります。しかし、需要と供給が一致せず、最適なポジションで働けない人が多いことも事実です。
人材営業は企業と求職者の橋渡し役となることで、世の中の歯車を最適な形で噛み合わせる役目を担います。
そのため、企業や求職者から感謝されるだけでなく、双方がマッチしたことで生まれる新しい経済効果にも携われるといったやりがいを感じられます。
メーカー営業のやりがい
メーカー営業のやりがいは、自社製品の販売を通じて顧客の課題解決やビジネスをサポートできる点です。
顧客のビジネスを前へ進めるために、素材や電子部品などの一次製品を付加価値とともに提供します。
ただ材料を調達するだけでなく、顧客ニーズに寄り添って工夫を凝らしていくことでもやりがいを感じやすいでしょう。
また、メーカー営業は案件規模が大きい点も特徴です。世の中の多くの人の役に立つ製品の最初の工程を支えられるといった使命感のある職種です。
商社営業のやりがい
商社営業のやりがいはスケール感の大きさです。
幅広い商品を取り扱い、さまざまな国内外の企業と商取引を行う働き方は商社ならではです。
商品の売り手と買い手の仲介を行う商社は企業のニーズを汲み取り、必要な製品や解決策を素早く提案しなければなりません。
企業と企業の取引を活発にして世の中のビジネスを回転させる役目を担う商社営業は、業務も多くなりやすいです。
しかし、得られる達成感や報酬は大きなやりがいを感じやすいです。
顧客別|営業のやりがい2つ
続いては、営業職のやりがいを以下2つの顧客別に分けて紹介していきます。
- 個人営業のやりがい
- 法人営業のやりがい
営業のやりがいは顧客によっても異なります。それぞれ詳しくみていきましょう。
個人営業のやりがい
個人営業のやりがいは、顧客一人ひとりの生活や人生に直接影響を与える商品やサービスを提供できる点です。
保険、住宅、自動車など人生の節目で関わる大きな決断のサポートに携わる機会が多いため、営業の責任も大きくなります。
その反面、顧客にとって最適な提案ができれば直接感謝されやすいです。自分の提案によって顧客のその後の人生が充実している姿をみると大きな達成感を得られるでしょう。
また、アフターサポートは反響営業など、顧客と長い付き合いができる点も大きな魅力です。
法人営業のやりがい
法人営業のやりがいは、スケール感や案件規模の大きい取引ができる点です。
企業と企業の取引は金額も大きくなりやすく関わる人も多くなります。自分の仕事でさまざまな人やモノへ影響を与えるため、業務のやりがいを感じやすいです。
また、企業の経営課題の解決に寄り添った提案は、顧客だけでなく働く社員の幸せにもつながります。
金融や商社の規模の大きな案件では、社会全体へ影響を与えるケースもあるでしょう。
自分の仕事によって世の中が回っていくことを実感できるのは法人営業の大きな魅力です。
手法別 |営業のやりがい2つ
続いては、営業職のやりがいを以下2つの手法別に分けて紹介していきます。
- 新規営業のやりがい
- ルート営業のやりがい
それぞれ詳しくみていきます。
新規営業のやりがい
新規営業のやりがいは、顧客との信頼関係をゼロから構築し、契約を勝ち取るまでの過程にあります。
競合の多い業界であれば、案件を勝ち取ったというやりがいも感じやすいでしょう。自分の営業スキルが目に見えてわかる形で評価されたという充足感も得られます。
また、新規営業は自社の新たな売上につながるため、直に会社へ貢献できているという点でも新規営業はやりがいを感じやすいです。
ルート営業のやりがい
ルート営業のやりがいは、既存顧客との信頼関係を維持しながら、営業を通じてさらに強固なつながりへと発展させていく点です。
既存の顧客のささいなニーズを汲み取り提案することで、信頼関係が強くなり営業の成果にもなります。
すでに取引がありお互いのことを理解しているからこそ可能なコミュニケーションや取引ができる点は、ルート営業ならではのやりがいです。
また、複数企業と信頼関係を築けることで強力なネットワークが構築できることもルート営業の魅力です。
やりがいだけじゃない。営業職の大変さ4つ
ここまでは営業のやりがいを紹介しましたが、もちろん大変さやきつさもあります。この章では営業職ならではの大変さを以下の4つにまとめて紹介していきます。
- ノルマが厳しい
- 残業が多い
- 断られるのがつらい
- 業界知識が求められる
それぞれ詳しくみていきましょう。
大変さ①ノルマが厳しい
営業職の大変さとして、ノルマの厳しさが挙げられます。
営業職はほとんどの企業で契約数や売上などのノルマが課せられます。
課せられますノルマは、達成可能な場合もあれば自分のキャパシティを超える場合もあるなどさまざまです。
特に、保険や不動産などの個人顧客向けの営業では、新規契約や合計の売上など高い目標が設定されやすいです。
ノルマが達成できなければ自身の給与や評価に影響するため、日々数字と闘い続けることで精神的にきつくなることもあるでしょう。
大変さ②残業が多い
残業の多さも営業職の大変さの1つです。
営業にはアポイントや契約などの業務以外に、資料作りやスケジュール管理など補助業務もあります。役職クラスであれば部下の育成やマネジメント業務も発生するでしょう。
そのため、業務時間が長くなり残業も多くなりやすいです。
売って終わりではないという点は営業職を志望する上で押さえておきたいポイントです。
ただし、業界や営業手法、顧客などによってホワイトな労働環境の営業職もあります。
大変さ③断られるのがつらい
営業職の大変さには、断られるのがつらいという点も挙げられます。
営業で成約率が100%になることはありません。契約寸前で断られることもあれば、アポイントすら受け付けてもらえない場合もあります。
そのため、断られることに慣れていないと精神的につらくなってしまうかもしれません。
なかでも、新規営業は断られることがベースだと考えて望まなければモチベーション維持も難しくなるため、注意が必要です。
大変さ④業界知識が求められる
営業職には業界知識が求められるという大変さもあります。
営業の本質は顧客の課題解決です。顧客の課題を把握するにはビジネスモデルや市場動向、競合他社といった業界知識が欠かせません。
例えばBtoBのコンサル営業では、業界に属している顧客と対等に話し合える程度の業界知識が最低限必要です。
また、自動車や不動産、保険などの個人営業においても顧客を不安にさせないためには専門的な知識が必要不可欠です。
営業力だけでなく業界についての学習も日々の業務の中で求められます。
営業職に向いている人の特徴3つ
最後に、営業に向いている人の特徴を3つにまとめてご紹介します。
- コミュニケーションスキルがある
- 人と接することが好き
- 目標に対して努力できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
特徴①コミュニケーションスキルがある
コミュニケーションスキルがある人は営業職に向いています。
顧客のニーズ理解や最適な提案をするためのコミュニケーションが営業職には欠かせません。
話しやすい雰囲気作り、相手の話を丁寧に聞くヒアリングスキルが必要です。
営業では初対面の顧客と話す機会が多いため、誰とでも打ち解けて会話できるコミュニケーションスキルがある人は営業職に向いていると言えます。
特徴②人と接することが好き
人と接することが好きな人も営業職に向いています。
営業はさまざまな人と関わる仕事です。人と接したり会話したりすることが好きな人は営業が楽しいと感じやすいでしょう。
毎日のアポイントが楽しくなるため、モチベーションを高く保とうとしなくても仕事に集中できます。
顧客企業の業界や営業手法ごとに、対話する相手は異なるため、自身が興味のある市場を事前にリサーチしてみましょう。
特徴③目標に対して努力できる
目標に対して努力できる人も営業が向いています。
営業職では掲げた数字目標に向けて工夫したり、コツコツと努力できる人が活躍しやすいです。
また、業界知識の学習や資格取得に向けた勉強なども、日々の業務のなかで時間を作りながら励めるかが重要です。
まとめ|やりがいのある営業職を見つけたいならプロへ相談!
本記事では営業職のやりがいを業界や営業手法、顧客などに分けながら全部で15個ご紹介していきます。
営業職は成果がわかりやすく、さまざまな人と出会えるといったやりがいの多い職種です。
さらに、業界ごとに特有のやりがいもあるため、自分の興味のある市場で活躍できればモチベーション高く仕事に取り組めます。
やりがいを感じられる営業職への転職を検討している方は、ぜひhapeAgentへご相談ください。
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この記事の監修者
hape Agent編集部
営業職特化だから選ばれる営業転職エージェント「hape Agent」の編集部です