2024年04月30日
営業職におすすめの資格・検定22選!業界別に役立つスキルをランキング形式で紹介
「営業職が取っておいた方がよい資格はある?」
「業界別に持っておくと有利な資格はなに?」
上記のような悩みをお持ちの方がいるのではないでしょうか。
営業職とはお客様に対して、自社製品の紹介や売り込みをする職種のことです。営業職は未経験でもできる一方で、営業ノルマが設けられており、個人の能力が問われます。
本記事では、営業職をしていくうえでおすすめの資格・検定を詳しく紹介します。営業職として働いている方はもちろん、これから営業職に就く方もぜひ参考にしてください。
営業職に有利な資格・検定ランキングTOP22
営業職に有利な資格・検定ランキングは、以下のとおりです。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- TOEIC
- 営業士
- 生命保険募集人
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
- 証券外務員1種2種
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
- 中小企業診断士
- MBA
- Google AdWords認定資格
- Web解析士
- Webアナリスト検定
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- キャリアコンサルタント
- 職業紹介士
- 食品表示検定
- QC検定
- MR認定試験
- 医療機器情報コミュニケータ(MDIC)
営業職に有利な資格・検定は幅広く、WordやExcelなどの利用スキルはもちろん、中小企業にアドバイスをする中小企業診断士などが挙げられます。
そもそも営業職に資格は必須なのか?あくまで採用率を高めるための武器
結論から述べると、営業職に資格は必要ありません。弁護士や医師の場合は国家資格が必要ですが、営業の場合は資格がなくても仕事できます。
ただし、資格を取得すれば自分をアピールできると同時に、顧客からの信頼も得やすくなります。営業ノルマを達成できれば、給料アップにもつながるでしょう。
より高い成績を残したい、テクニックを身に着けたいなどの場合は、資格取得を検討してみるのがおすすめです。
営業職に資格取得をおすすめする理由とは
ここでは、営業職に資格取得をおすすめする理由を3つ紹介します。
具体的な理由は、以下の3つです。
- 概要的な知識が身につくから
- 専門的な知見が役立つから
- アイスブレイクに使用できるから
ここでは、それぞれの理由を詳しく紹介します。
理由①概要的な知識が身につくから
営業職は現場の知識だけではなく、概要的な知識も必要です。概要的な知識を身につけることによって、ビジネスの基本的な仕組みや商品に対する理解度が深まります。
ビジネスの基本的な仕組みが分かれば、営業に関する業務はもちろん、それ以外の理解もスムーズに進みます。
理由②専門的な知見が役立つから
専門的な知識が身につくのも、資格取得のメリットです。業界によっては資格を保有していればお客様からの信頼度が増したり、業務への理解度がアップするメリットがあります。
資格取得をしていれば契約獲得につながるだけではなく、コンサルティングで役立ったり、お客様の話をスムーズに理解することが可能です。
理由③アイスブレイクに使用できるから
所有している資格をお客様にアピールできれば、それだけで印象に残り、ちょっとした話題づくりが可能です。特に理解が難しい業種や職種に関する資格を所有しているともなれば、それだけで打ち解けやすくなります。
一見営業職とは関係のなさそうな資格に思えても、思わぬ場面で役立ったり、イメージ戦略に使えたりします。
全営業職におすすめできる資格3選
ここでは、全営業職におすすめできる以下の3つの資格を紹介します。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- TOEIC
- 営業士
これから営業職に就く方はもちろん、すでに営業職として働いている方も必見の内容です。
①マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
はじめに、マイクロソフトオフィススペシャリストです。通称MOSは、マイクロソフト社製のオフィスソフトであるWordやExcel、PowerPointなどの使用スキルがあることを証明する資格です。
営業職にはプレゼンの資料作成やデータ集計など、基本的なパソコンスキルが求められます。MOSを取得することによって、効率よく事務作業が可能です。社会人であればパソコンスキルは身につけておきたいため、初めての資格にもおすすめです。
②TOEIC
TOEICは英語力を示す資格で、世界共通の英語テストです。点数は990点満点となっており、日本では年間10回実施されています。
ビジネスで評価されるのは700点以上からとなっており、英検では2級以上のレベルです。営業職に関わらず、外資系の企業や今後の可能性を高めるのであれば、TOEICで700点~850点以上は目指してみましょう。
③営業士
営業士とは、日本営業士会の資格検定制度です。6月と11月の年2回実施されており、初級と上級に分かれています。初級では、マーケティングの基本やコミュニケーションスキルなど、営業活動の基本のスキルを求められます。
上級は、営業戦略やマネジメントなどの内容です。営業未経験で営業に転職をしたい方は、取得しておくと営業スキルをアピールできます。
【業界別】営業職におすすめの資格19選
ここでは、営業職におすすめの資格を19個紹介します。
以下の8つの業界に分けて、おすすめの資格を紹介します。
- 金融商品(保険・投資)業界におすすめの資格
- 不動産業界におすすめの資格
- コンサルティング業界におすすめの資格
- 広告・マーケティング業界におすすめの資格
- IT・通信業界におすすめの資格
- 人材開発・人材派遣業界におすすめの資格
- 食品メーカー業界におすすめの資格
- 医療品・医療機器業界におすすめの資格
希望する転職先の業界や、現在の業界と合わせて確認してください。
金融商品(保険・投資)業界におすすめの資格
金融商品業界では、以下の3つの資格がおすすめです。
- 生命保険募集人
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
- 証券外務員1種2種
それぞれの資格の内容や、どういった人におすすめなのかを詳しく紹介します。
①生命保険募集人
生命保険募集人とは、生命保険の営業をするうえで必須となる資格です。社会法人生命保険協会が実施しており、保険の知識やコンプライアンス、税金などの知識が求められます。
ただし、個人が自由に申し込めるものではなく、損害保険会社の承認が必要です。試験を希望する場合は、損害保険会社や代理店へ確認してください。
②ファイナンシャル・プランナー(FP)
ファイナンシャル・プランナーとは、資金計画の専門家です。家計に関わる不動産や年金、教育資金、ローンや金利など、将来に必要な資金に関する適切なアドバイスができます。
幅広い知識を求められるため、信頼される営業職やキャリアアップを目指したい方におすすめです。
③証券外務員1種2種
証券外務員1種2種は、金融機関や保険会社の営業職として働くうえで必要不可欠な資格です。日本証券業協会が実施しています。
2種では現物商品が、1種では2種に加えてすべての証券に関わる業務を取り扱えます。金融業界の営業職として活躍したいのであれば、証券外務員1種の取得がおすすめです。
不動産業界におすすめの資格
ここでは、不動産業界におすすめの以下の2つの資格を紹介します。
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
それぞれの資格を詳しく紹介します。
④宅地建物取引士
宅地建物取引士を取得すれば、重要事項の説明や契約書への押印ができるようになります。宅建業法や税金、法令上の制限などの知識が求められます。
したがって、宅地建物取引士を取得すれば不動産を購入するお客様に重要事項や注意点の説明が可能です。また、幅広い業務に取り組むこともできます。不動産業界の転職や、キャリアアップを視野に入れている方におすすめの資格です。
⑤マンション管理士
マンション管理士とは、マンション管理組合のトラブルを解決したり、コンサルティング業務を行ったりすることのできる国家資格です。公益財団法人マンション管理センターが実施しており、毎年11月に試験が行われます。
マンションに関することはもちろん、幅広い知識を求められるため、将来独立を視野に入れている方やキャリアアップを目指す方におすすめです。
コンサルティング業界におすすめの資格
ここでは、コンサルティング業界におすすめの資格である、以下の2つを紹介します。
- 中小企業診断士
- MBA
これからコンサルティング業界に就職する方、転職を希望している方は参考にしてください。
⑥中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営の課題にアドバイスをする専門家のことです。国家資格となっており、会計・財務、経営情報システムなど経営に関する知識が求められます。
資格取得の難易度は高いものの、所有していればキャリアアップはもちろん、仕事の幅が広がってきます。
⑦MBA
MBAとは、Master of Business Administrationの略です。試験ではなく、大学院で経営学を修了した人に与えられる学位となっていますが、オンラインコースの勉強や夜間・土日のコースでも取得できるようになりました。
論理的思考能力やビジネスセンスが養われます。
広告・マーケティング業界におすすめの資格
ここでは、広告・マーケティング業界におすすめの資格を3つ紹介します。
- Google AdWords認定資格
- Web解析士
- Webアナリスト検定
広告・マーケティング業界への転職を希望している方、キャリアアップを目指している方は参考にしてください。
⑧Google AdWords認定資格
Google AdWords認定資格とは、Google AdWords認定資格試験に合格することで取得できる資格です。Googleが公式で実施している専門の資格で、マーケティングやインターネット広告に関する業務をするうえで必要な知識を身につけられます。
試験自体は無料で受けられるため、初めての資格にもおすすめです。
⑨Web解析士
Web解析士は、WebマーケティングやWeb解析に関する知識を求められる資格です。広告やディレクション、運営などに関する知識を証明できます。
資格があることで、お客様からの信頼を得やすくなったり、仕事への理解もスムーズになるでしょう。
⑩Webアナリスト検定
Webアナリスト検定とは、Webマーケティングの専門用語から、データ分析の考え方などの知識が求められる資格です。
一般社団法人日本Web協会が実施しており、マーケティングに欠かせない知識を身につけられます。また、営業に欠かせない論理的思考能力も身につきます。
IT・通信業界におすすめの資格
この項目では、IT・通信業界におすすめの資格である以下の3つを紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
IT・通信業界への転職を希望している方や、すでに働いている方はぜひ参考にしてください。
⑪ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する知識があると証明できる資格です。情報漏洩やウイルスに関する危険性、ITの最新情報を理解できるようになります。
ITに関する基礎知識が身につくため、IT・通信業界で働いている方におすすめの資格です。国家資格ではあるものの、1ヵ月〜3ヵ月程度の勉強期間で取得可能と、比較的難易度の低い資格となっています。
⑫基本情報技術者
基本情報技術者とは、ITに関する専門的な知識があることを証明する資格です。IT関連の中でも最も基礎的な資格となっており、経営戦略やプログラミングなどの知識が求められます。
エンジニアに関わらず、営業職の方も取得することでITへの理解が深まったり、現場担当との話がスムーズになったりするメリットがあります。
⑬応用情報技術者
応用情報技術者とは、情報処理の知識を証明する国家資格です。基本情報技術者よりもレベルの高い資格となっており、ITソリューションやサービス分野に関する知識を求められます。
合格率は20%前後と難易度が高いものの、キャリアアップを目指している方におすすめの資格です。まずは基本情報技術者の取得がおすすめです。
人材開発・人材派遣業界におすすめの資格
ここでは、人材開発・人材派遣業界におすすめの資格である以下の2つを紹介します。
- キャリアコンサルタント
- 職業紹介士
人材開発・人材派遣業界でのキャリアアップを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
⑭キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとは、キャリアに関する知識が求められる国家資格です。受験をするには、3年以上の実務経験または厚生労働大臣認定の講習過程を修了する必要があります。
キャリアコンサルタントに必要なヒアリングスキルや、問題点を見つけ出すスキルが身につけられます。
⑮職業紹介士
職業紹介士とは、職業紹介に必要な知識とスキルを持っていることを証明する資格です。労働保護法制や職業相談に関する知識など、よい人材を獲得するのに必要な知識を求められます。
職業紹介士を受講するには、職業紹介責任者の経験を1年以上、もしくは職業紹介従事者の職業経験が通算して3年以上必要です。
食品メーカー業界におすすめの資格
ここでは、人材開発・人材派遣業界におすすめの資格である以下の2つを紹介します。
- 食品表示検定
- QC検定
IT・通信業界への転職を希望している方や、すでに働いている方はぜひ参考にしてください。
⑯食品表示検定
食品表示検定とは、食品表示の正しい知識を求められる資格です。初級・中級・上級の3種類に分かれており、自分のレベルに合わせて受験が可能です。
食品に携わる営業をするのであれば、初級からでもチャレンジしてみるのがおすすめです。初級であれば、1ヵ月未満から3ヵ月未満で取得ができます。ただし、上級になると難易度が上がるため、しっかりと勉強をしておく必要があります。
⑰QC検定
QC検定とは、品質管理に関する正しい知識を求められる資格です。品質検定管理とも呼ばれる資格で、受験は年2回実施されています。1級・準1級・2級~4級の4つがあるため、自分のレベルに合わせて挑戦するといいでしょう。
QC検定を取得すれば、顧客のニーズを満たす品質を維持するうえでの知識を身につけられたり、品質管理に関する知識がしっかりと身につきます。
医療品・医療機器業界におすすめの資格
ここでは、医療品・医療機器業界におすすめの資格である以下の2つを紹介します。
- MR認定試験
- 医療機器情報コミュニケータ(MDIC)
医療品・医療機器業界にて営業職として活躍したい方は、必見の内容です。
⑱MR認定試験
MR認定試験とは、医薬品を処方する業務をするのに必要な国家資格です。MRになるのに必要な学歴・国家資格は一切ないものの、MR認定試験を受けておくことでMRとして働くうえで必要な知識を身につけられます。
また、外資系やグローバル系企業のMRとして活躍できたり、キャリアアップにつながったりする可能性も高まります。MRとして働きたい方はもちろん、キャリアアップを目指している方におすすめの資格です。
⑲医療機器情報コミュニケータ(MDIC)
医療機器情報コミュニケータとは、医療機器の品質向上や安全使用・進化などを目指して、機器に関する正確な情報伝達を担う制度のことです。医療機器安全管理責任者として働くうえで、必要な知識や技術を身につけられます。
なお、医療機器情報コミュニケータは資格制度ではなく、「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」の4科目を修了することで認定を受けられます。
まとめ
本記事では、営業職におすすめのスキルや検定などを紹介しました。ほとんどの場合、営業職として働くうえで必要な資格はないものの、資格を取得しておくことでキャリアアップや年収アップにつながります。
また、選択肢も広がります。もしもすでに資格を取得して転職を成功させた方は、プロのサポートを受けるのがおすすめです。プロにサポートしてもらいたい方は、hape Agentの利用を検討してみてください。