2025年02月10日
【ランキング】営業職におすすめの資格25選!資格が有利になる理由も紹介

「営業職が取っておいた方がよい資格はある?」
「業界別に持っておくと有利な資格はなに?」
上記のような悩みをお持ちの方がいるのではないでしょうか。
営業職はお客様に対して、自社製品の紹介や売り込みをする職種です。
そのなかで、資格を保有していることが一定の知識の証明になり、お客様の安心につながるケースもあります。
本記事では、営業職におすすめの資格・検定を合わせて25個ご紹介します。営業職として働いている方はもちろん、これから営業職に就く方もぜひ参考にしてください。
【ランキング】営業職全般に有利な資格5選
まずは、営業職全般におすすめの資格として、以下の5つをご紹介します。
- 自動車運転免許
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- TOEIC
- 営業士
- ビジネス実務法務検定
これから営業職に就く方はもちろん、すでに営業職として働いている方も必見の内容です。
①自動車運転免許
自動車運転免許は外回りを行う営業職であれば取得しておきたい資格です。
特に法人営業やルート営業では車を使用する機会が頻繁にあります。
地方や郊外を担当する営業職では、車での移動が必須となることが多いため、免許がないと選考の段階で不利になる恐れもあるでしょう。
応募の段階で必須条件となっているケースもあるため、免許を持っていないと選択肢が狭くなってしまう可能性もあります。
②マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト社製のオフィスソフトであるWordやExcel、PowerPointなどの使用スキルを証明する資格です。
営業職にはプレゼンの資料作成やデータ集計など、基本的なパソコンスキルが求められます。
MOSを取得することによって、一定のパソコンスキルの証明になり、実際の事務作業でも有利になりやすいです。
パソコンを触った経験がない人が、基礎を身につけるための勉強としてもマイクロソフトオフィススペシャリストはおすすめです。
③TOEIC
TOEICは英語力を示す資格で、世界共通の英語テストです。点数は990点満点となっており、日本では年間10回実施されています。
ビジネスで評価されるのは700点以上からとなっており、英検では2級以上のレベルと同等ともいわれます。
営業職に関わらず、外資系への就職や海外駐在などを目指すのであれば、TOEICで700点~850点以上は目指してみましょう。
また、自社が海外展開する際に携われるチャンスも広がります。
④営業士
営業士は日本営業士会の資格検定制度です。6月と11月の年2回実施されており、初級と上級に分かれています。
初級ではマーケティングの基本やコミュニケーションスキルなどの営業活動の基本のスキルが求められます。
上級では営業戦略やマネジメントなどの内容です。営業未経験で営業に転職をしたい方は、取得しておくと営業スキルをアピールできます。
⑤ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は東京商工会議所が実施する検定試験です。
営業時に必要になる契約の基本や取引のリスク管理、消費者保護などの法律知識を身につけられます。特に、法人営業や大型案件の取引では、契約に関わる書類の取り扱いが重要になります。
クレームやトラブル対応においても、法律の基礎知識を持っていることが大きな強みになるでしょう。
資格を持っていることで、法務的な視点を持って営業できるため、キャリアアップにも役立ちます。
【業界別一覧】営業職におすすめの資格20
ここからは、営業職におすすめの資格を以下8つの業界に分けて紹介します。
- 金融商品(保険・投資)業界におすすめの資格
- 不動産業界におすすめの資格
- コンサルティング業界におすすめの資格
- 広告・マーケティング業界におすすめの資格
- IT・通信業界におすすめの資格
- 人材開発・人材派遣業界におすすめの資格
- 食品メーカー業界におすすめの資格
- 医療品・医療機器業界におすすめの資格
希望する転職先の業界や、現在の業界と照らし合わせてチェックしてみてください。
金融(保険・証券)業界におすすめの資格
金融業界の営業では、以下の4つの資格がおすすめです。
- 生命保険募集人
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
- 証券外務員1種2種
- 証券アナリスト
それぞれの資格の内容や、どういった人におすすめなのかを詳しく紹介します。
①生命保険募集人
生命保険募集人とは、生命保険の営業をするうえで必須となる資格です。
社会法人生命保険協会が実施しており、保険の知識やコンプライアンス、税金などの知識が求められます。
ただし、個人が自由に申し込めるものではなく、損害保険会社の承認が必要です。
試験を希望する場合は、損害保険会社や代理店へ確認してください。
②ファイナンシャル・プランナー(FP)
ファイナンシャル・プランナーは資金計画の専門家です。
家計に関わる不動産や年金、教育資金、ローンや金利など、将来に必要な資金に関する適切なアドバイスができます。
幅広い知識を求められるため、信頼される営業職やキャリアアップを目指したい方におすすめです。
また、家族や友人の資産形成に関するサポートをする際にも役立ちます。
③証券外務員1種2種
証券外務員1種2種は、金融機関や保険会社の営業職として働くうえで必要不可欠な資格であり、日本証券業協会が実施しています。
2種では現物商品のみ、1種ではすべての金融商品を取り扱うことが可能です。
試験難易度は高いものの、受験資格はなく誰でも受けられるため、金融業界の営業職として活躍したい方は挑戦してみてもよいでしょう。
④証券アナリスト
証券アナリストは日本証券アナリスト協会が認定する資格であり、投資判断に必要な情報を提供する専門家です。
証券会社や銀行、投資ファンドなどに在籍して、金融市場や企業の財務状況の分析と投資家や金融機関に向けたレポート作成、アドバイスなどを行います。
金融商品を営業するうえで知識の証明に役立つ権威のある資格です。
金融業界の営業職ではキャリアアップのための資格としても知られています。
不動産業界におすすめの資格
不動産業界におすすめの資格は以下の2つです。
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
それぞれの資格を詳しく紹介します。
⑤宅地建物取引士
宅地建物取引士は不動産の売買や賃貸契約に関する取引で、公正な取引が行われるようサポートを行う国家資格です。
宅地建物取引士を取得すれば、重要事項の説明や契約書への押印ができるようになります。
資格を保有することで業務の幅が広がるため、不動産業界で営業を行う場合はぜひ取得しておきたいです。
不動産業界の転職や、キャリアアップを視野に入れている方におすすめの資格です。
⑥マンション管理士
マンション管理士とは、マンション管理組合のトラブルを解決したり、コンサルティング業務を行ったりすることのできる国家資格です。
公益財団法人マンション管理センターが実施しており、毎年11月に試験が行われます。
マンションに関することはもちろん、幅広い知識を求められるため、将来独立を視野に入れている方やキャリアアップを目指す方におすすめです。
コンサルティング業界におすすめの資格
コンサルティング業界におすすめの資格は以下の2つです。
- 中小企業診断士
- MBA
これからコンサルティング業界に就職する方、転職を希望している方は参考にしてください。
⑦中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営の課題にアドバイスをする専門家のことです。
国家資格となっており、会計・財務、経営情報システムなど経営に関する知識が求められます。
資格取得の難易度は高いものの、所有していればキャリアアップはもちろん、仕事の幅が広がります。
⑧MBA
MBA(Master of Business Administration)は、大学院で経営学を修了した人に与えられる学位を指します。
近年では日本でも権威のある資格として認知されており、BtoBのコンサルティング営業では顧客への経営に関する知見の証明になります。
また、MBAを保有者のネットワークに携われたり資格を保有していることで年収アップにつながるといったメリットもあります。
広告・マーケティング業界におすすめの資格
広告・マーケティング業界におすすめの資格は以下の3つです。
- Google AdWords認定資格
- Web解析士
- Webアナリスト検定
広告・マーケティング業界への転職を希望している方、キャリアアップを目指している方は参考にしてください。
⑨Google AdWords認定資格
Google AdWords認定資格とは、Google AdWords認定資格試験に合格することで取得できる資格です。
Googleが公式で実施している専門の資格で、マーケティングやインターネット広告に関する業務をするうえで必要な知識を身につけられます。
試験自体は無料で受けられるため、初めての資格にもおすすめです。
⑩Web解析士
Web解析士は、WebマーケティングやWeb解析に関する知識を求められる資格です。
Web解析士から上級Web解析士、Web解析士マスターと3段階に分けられ、広告やディレクション、運営などに関する幅広い知識の証明ができます。
資格があることで、お客様からの信頼を得やすくなったり、仕事への理解もスムーズになるでしょう。
また、Web業界未経験者が基礎知識を身につける資格としてもおすすめです。
⑪Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、Webサイトのアクセス解析を行い成果につなげるために必要な知識やスキルの証明となる資格です。
Googleアナリティクスの専門的な見方や活用に特化しており、実務で活かしやすい資格となっています。
Web企業の営業だけでなく、Webコンサルティングにおいても力を発揮する資格といえます。
IT・通信業界におすすめの資格
IT・通信業界におすすめの資格は以下の3つです。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
IT・通信業界への転職を希望している方や、すでに働いている方はぜひ参考にしてください。
⑫ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識の証明ができる経済産業省認定の国家資格です。
情報漏洩やウイルスに関する危険性、ITの最新情報を理解できるようになります。
ITに関する基礎知識が身につくため、すでに従事している方だけでなく、未経験からIT業界を目指す方にもおすすめです。
国家資格ではあるものの、1ヵ月〜3ヵ月程度の勉強期間で取得可能と、比較的難易度の低い資格となっています。
⑬基本情報技術者
基本情報技術者とは、ITに関する専門的な知識があることを証明する資格です。
ITパスポートと同様に経済産業省が認定する資格ですが、基本情報技術者はよりIT業界に特化した専門的な内容になります。
具体的には、試験内容にプログラミングに関する知識が求められます。
そのため、より高度なITツールの販売や導入支援を行う営業職におすすめの資格です。
⑭応用情報技術者
応用情報技術者とは、情報処理の知識を証明する国家資格です。
基本情報技術者よりもレベルの高い資格となっており、ITソリューションやサービス分野に関する知識を求められます。
合格率は20%前後と難易度が高いものの、キャリアアップを目指している方におすすめの資格です。まずは基本情報技術者の取得がおすすめです。
人材開発・人材派遣業界におすすめの資格
人材開発・人材派遣業界におすすめの資格は以下の2つです。
- キャリアコンサルタント
- 職業紹介士
人材開発・人材派遣業界でのキャリアアップを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
⑮キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとは、厚生労働省が指定した特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会の認定する国家資格です。
求職者の適性検査を行ったり、職業選択やキャリア形成をサポートしたりするキャリアの専門家です。
受験をするには、3年以上の実務経験または厚生労働大臣認定の講習過程を修了する必要があります。
キャリアコンサルタントに必要なヒアリングスキルや、問題点を見つけ出すスキルが身につけられます。
⑯職業紹介士
職業紹介士とは、職業紹介に必要な知識とスキルを持っていることを証明する資格です。
労働保護法制や職業相談に関する知識など、よい人材を獲得するのに必要な知識を求められます。
職業紹介士を受講するには、職業紹介責任者の経験を1年以上、もしくは職業紹介従事者の職業経験が通算して3年以上必要です。
食品メーカー業界におすすめの資格
食品メーカー業界におすすめの資格は以下の2つです。
- 食品表示検定
- QC検定
食品業界への転職を希望している方や、すでに働いている方はぜひ参考にしてください。
⑰食品表示検定
食品表示検定とは、食品表示を正しく理解したり、表示したりする知識を証明する資格です。
初級・中級・上級の3種類に分かれており、なかでも上級試験は食関業界における監督責任者の職にも活用できます。
食品に携わる営業をするのであれば、初級からでもチャレンジしてみるのがおすすめです。
初級であれば、1ヵ月未満から3ヵ月未満で取得ができます。ただし、上級になると難易度が上がるため、しっかりと勉強をしておく必要があります。
⑱QC検定
QC検定(品質管理検定)とは、品質管理に関する正しい知識を求められる資格です。
受験は年2回実施されており、4級〜1級までのレベルが設けられています。
1級に合格すると、食品企業における品質管理の責任者や指導役などに相当する知識を身につけられます。
食品業界のなかでも倉庫管理などに携わる営業職はチャレンジしたい資格です。
医療品・医療機器業界におすすめの資格
医療品・医療機器業界におすすめの資格は以下の2つです。
- MR認定試験
- 医療機器情報コミュニケータ(MDIC)
医療品・医療機器業界にて営業職として活躍したい方は、必見の内容です。
⑲MR認定試験
MR(医療情報担当者)認定試験は、
医薬品メーカーに在籍し、病院や薬局などに医薬品の安全性や有効性に関する情報を提供するMRに必要な資格です。
医薬品を扱う営業職の品質向上のために設けられた認定試験であり、製薬会社の多くで資格取得が義務付けられています。
MRとして働きたい方はもちろん、キャリアアップを目指している方におすすめの資格です。
⑳医療機器情報コミュニケータ(MDIC)
医療機器情報コミュニケータとは、医療機器の品質向上や安全使用・進化などを目指して、機器に関する正確な情報伝達を担う制度のことです。
医療機器安全管理責任者として働くうえで、必要な知識や技術を身につけられます。
なお、医療機器情報コミュニケータは資格制度ではなく、「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」の4科目を修了することで認定を受けられます。
営業職に資格は必須?取得がおすすめな理由6つ
ここからは、営業職に資格取得をおすすめする理由を6つに分けてご紹介します。
- 概要的な知識が身につく
- 専門的な知見が役立つ
- アイスブレイクに使用できる
- 収入アップにつながる場合がある
- 転職で有利になる
- 私生活でも役立つ
それぞれ詳しくみていきましょう。
理由①概要的な知識が身につく
営業職が資格を取得することで、概要的な知識を身につけられます。
営業職はコミュニケーションスキルだけではなく、携わる業界の概要的な知識も必要です。
事前に概要的な知識を身につけることによって、ビジネスの基本的な仕組みや商品に対する理解度が深まります。
何もわからない状態から業界について学習すると余計な時間を過ごしてしまう可能性があります。
しかし、資格取得に挑戦すれば、自身が携わる業界や商品、市場に関する基本的な知識を体系的に身につけられるでしょう。
理由②専門的な知見が役立つ
専門的な知識が身につく点も、資格取得のメリットです。
資格の中には難易度の高いものもあり、合格することで自ずと専門的な知識を身につけられます。
例えば、応用情報技術者や証券アナリストなどは、資格を取得することで各業界のなかでも専門家といわれるレベルの知見を得られます。
専門的な資格を保有していればお客様からの信頼度が増したり、業務への理解度がアップしたりといったメリットが得られるでしょう。
理由③アイスブレイクに使用できる
資格はアイスブレイクに使用できる場合もあります。
所有している資格をお客様にアピールできれば、それだけで印象に残り、ちょっとした話題づくりが可能です。
特に理解が難しい業種や職種に関する資格を所有しているともなれば、それだけで打ち解けやすくなります。
一見、営業職とは関係のなさそうな資格に思えても、思わぬ場面で役立ったり、イメージ戦略に使えたりします。
理由④収入アップにつながる場合がある
資格の取得は収入アップにつながる場合があります。
企業によっては資格手当を導入しているケースがあります。また、資格が営業の場面で優位に働き、契約につながることでも収入アップが期待できます。
難易度の高い資格を保有しているだけで年収の高い求人へ応募できる場合もあるでしょう。
各業界で重宝されやすい資格を保有しているほど、収入アップへつながりやすいです。
理由⑤転職で有利になる
資格を保有していることで転職に有利になるといったメリットもあります。
資格は知識やスキルの証明だけでなく、各業界への熱意のアピールにもなります。
特に、転職時に資格を新たに取得しておくことで、転職先へ好印象を与えられます。
過去の実績に加えて資格をアピールできれば、転職活動でも有利に働きやすいです。
理由⑥私生活でも役立つ
資格は私生活でも役立つ場合があります。
例えば法律やお金に関する知識は、自身の私生活でも関連する場面に出くわす可能性があります。
ファイナンシャルプランナーを保有していれば資産形成を考える際に、宅建士を保有していれば家を購入する際にそれぞれ役立つかもしれません。
資格取得に迷っている方は、「私生活にも活かせるか」といった視点から判断してみることもおすすめです。
まとめ|営業におすすめの資格はプロに相談!
本記事では、営業職におすすめの資格を紹介してきました。
ほとんどの場合、営業職として働くうえで必要な資格はないものの、資格を取得しておくことでキャリアアップや年収アップにつながります。
また、転職の際に選択肢も広がります。新しいチャレンジをしたい人や転職で有利になりたい人は、ぜひ資格取得も検討してみてください。
hape agentは営業職の転職に特化した転職エージェントです。
営業職に有利な資格や各業界で活用できる検定試験についても熟知しています。登録は無料ですので、ぜひ一度プロに相談してみましょう。
この記事の監修者
hape Agent編集部
営業職特化だから選ばれる営業転職エージェント「hape Agent」の編集部です