2023-11-02
車の営業(カーディーラー)ってどんな仕事?向いている人や転職のコツを解説

車を買いたい一般消費者に向けて、車種や機能などを紹介するカーディーラー。車好きな方に人気の営業職です。今回は、そんなカーディーラーの具体的な仕事内容や、得られるスキル、向いている人の特徴、カーディーラーに転職するコツなどを詳しく解説いたします!
第1章 カーディーラーとは
カーディーラーはお客様の安全なカーライフを長期にわたって支える仕事。
まずは、カーディーラーの基本的な仕事内容や得られるスキルについてご紹介します。カーディーラーは細かく分けると、来店した一般消費者に提案する「直販営業」、自動車販売店や整備工場などに提案する「業販営業」、企業やリース会社に提案する「法人営業」の3種類がありますが、今回は最も一般的な「直販営業」に絞ってご紹介します。
カーディーラーの仕事内容
カーディーラーの主な仕事は、もちろん自動車を販売すること。しかし実際は、販売以外にも自動車保険の提案やメンテナンスや車検の対応など、幅広い業務に対応することが特徴です。つまり車を売って終わりではなく、お客様が安全なカーライフを送れるよう長期的にサポートするのがカーディーラーの役割と言えるでしょう。具体的な仕事の流れは以下の通りです。
▼自動車の提案・販売
来店されたお客様に対し、車種や機能を提案します。お客様からどんな質問が来ても答えられるよう、日頃からカタログや各車種の説明書を読んで勉強する必要があります。提案〜契約成立の期間は様々。商談を行なったその場で決断される方も、提案から1年ほど購入を悩まれる方もいらっしゃいます。またお客様のご自宅に訪問して提案したり、イベント会場で新規顧客を獲得したりする場合もあります。
▼購入後〜納車の各種対応
購入が決まったら、契約書を取り交わします。その後、メーカーへ車両などの在庫を確認。近年は国際事情により、調達に半年以上かかることもあります。その間に代金回収を行い、委任状や印鑑証明書といった必要書類もお客様からお預かりします。その後、いただいた書類をもとに自動車登録や納税の手続きを行い、完成した車をメーカーから店舗に配送してもらいます。キズなどがないか確認ができれば無事納車となります。
▼保険や車検の提案
万が一の事故に備えて、ディーラーから自動車保険や車検などのメンテナンスサービスをご提案します。最近は整備や車載カメラなどの追加注文でポイントが貯まるクレジットカードも登場しているため、その提案を行う場合もあります。
▼アフターフォロー
お客様にご契約いただいた後も、定期的に点検入庫のご案内をしたり、点検した状況を踏まえて予備整備の提案を行なったり、もし事故が起こってしまった場合は保険会社に代理で連絡をしたり…と、必要に応じたサポートを行います。そのため自動車購入後から何年、何十年とお付き合いが続くお客様もいらっしゃいます。
カーディーラーが得られるスキル
多くの車種を扱うため、自動車の知識が身につくことは言うまでもありません。さらに研修に参加して「損害保険募集人資格」という資格を取得するなど、自動車保険や事故対応の知識・スキルも得られるでしょう。
第2章 カーディーラーに向いている人
車好きで、お客様との関係構築にやりがいを感じる方におすすめ。
カーディーラーはどんな方に向いている仕事なのでしょうか?活躍しやすい人物の特徴を以下で解説いたします。
・車が好きな方
言わずもがなではありますが、「自動車が好き」「車に興味がある」という方に向いています。それぞれの車種の細かな違いや、エンジンなど各部品の機能性、使い勝手など、知識があればあるほどお客様に提供できる情報も多くなるもの。また新型車も次々と登場していきます。そのため、自動車に興味をもって絶えず勉強を続けられる方が活躍しやすいでしょう。
・お客様と長く付き合いを続けたい方
第2章でお伝えしたとおり、ディーラーは車を売って終わりではなく、車検や整備などのアフターフォローを行うことも少なくありません。このようなプラスアルファのサービスを提案することが売上向上にも繋がるため、「お客様とより長いお付き合いを続けたい」「安心してカーライフを送れるようサポートしたい」と考えられる方は成果も高まりやすいでしょう。
・お客様から直接感謝される仕事がしたい方
カーディーラーの仕事は、その商品を使用するエンドユーザーの方と直接コミュニケーションを取る「個人営業(BtoC営業)」です。お客様と一緒にオプションの内容を考えたり、納車の日には花束を用意してカーライフの始まりを一緒に喜んだりする中で、お客様の反応を直接見ることができるでしょう。「◎◎さんに頼んでよかった」と感謝の言葉をいただけることも少なくないため、やりがいある仕事がしたい方におすすめです。
第3章 カーディーラーへの転職を成功させるコツ
売上獲得への意欲やコミュニケーション能力を積極的にアピールしよう。
カーディーラーに転職する場合、転職活動ではどのようなことに気をつければよいのでしょうか?以下で詳しく説明します。
・向上心や目標達成への意欲がある方が採用されやすい
カーディーラーの給与にはインセンティブや歩合給がつくケースが多く、自身の成果に応じてもらえる給与額が上下します。そのためカーディーラーとして活躍するには「毎月の目標を達成する」という意欲や向上心が大切。面接でもこの点が注目されやすいでしょう。
・面接担当者の話は落ち着いて聞く
先ほどお伝えしたとおりカーディーラーは個人営業のため、お客様といかにスムーズなコミュニケーションが取れるか、意図を汲み取った提案ができるかが売上にも大きく影響します。面接でも「会話のキャッチボールがうまくできるか」という点に注目が集まりやすいため、面接担当者の質問は落ち着いて聞くようにしましょう。
第4章 反響営業志望の方におすすめの転職エージェント
カーディーラーへの転職は、転職エージェント「hape Agent」にお任せ。
カーディーラーへの転職をお考えの方の中には、「転職活動が初めてで不安」「営業未経験だから内定をもらえるか不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、営業職に特化した転職エージェント「hape Agent」。営業経験を持つ“転職のプロフェッショナル”が、あなたの転職活動を全面的にサポートします。
hape Agentが保有している求人数は、なんと常時8000件以上。もちろんカーディーラーの求人も豊富ですので、さまざまな企業の中から自分に合う一社を選ぶことができます。また初回のヒアリングには他社平均をはるかに超える「60分」を確保しているため、転職に不安がある方におすすめです。
まとめ
今回は、カーディーラーの仕事内容や身につくスキル、向いている人、転職のポイントなどをご紹介しました。カーディーラーは業種・職種未経験でも転職しやすい仕事です。hape Agentも未経験OKの求人を多く保有していますので、少しでも興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。