2024年10月31日
【例文あり】食品メーカー営業の志望動機ポイント3選|仕事内容と働く魅力
就職先・転職先として、長年不動の人気を誇る食品メーカー。特に大手企業は倍率が高いため、選考を突破するためには入念な準備が不可欠です。特に力を入れたいのが、志望動機。ライバルが多いからこそ、強い入社意欲があることをアピールする必要があるでしょう。
今回は、食品メーカー営業へ転職する場合の「志望動機の書き方」について解説。例文もご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
【志望動機の参考】食品メーカー営業の仕事内容3選
まずは食品メーカー営業とはどんな仕事なのか、理解を深めましょう。3店舗に分けて、食品メーカーの仕事内容を解説します。
- 販売店に向けた営業活動
- 卸売企業に向けた営業活動
- 飲食店に向けた営業活動
食品メーカーがつくる商品は、私たち一般消費者に向けて作られているものです。しかし食品メーカーの営業が相手にするのは、店舗や卸売企業、飲食チェーンなどの「企業」になります。
販売店に向けた営業活動
商品を販売してくれるスーパーマーケットやデパートなどのお店に伺い、自社商品を提案する仕事です。
商品をできるだけ目立つ場所に陳列してもらえるよう、また魅力的にアピールしてもらえるよう、商品の魅力や売れる見込みがあることを丁寧に説明する必要があります。また、陳列の仕方や販促施策を実行してもらえないか、交渉を行うこともあります。
卸売企業に向けた営業活動
販売店だけでなく、販売を仲介してくれる卸売企業も食品メーカーの大切な顧客。
こちらは、すでにお付き合いのある既存顧客に向けたルート営業を行うケースが多めです。今後も継続的に自社商品を発注いただけるよう、顧客と良好な関係を保つことが大切です。
飲食店に向けた営業活動
自社商品を使って調理をしていただけるよう、飲食店へ伺うこともあります。
食品は、その時の景気や気候によって価格が変動しやすいもの。そのため飲食店業界のお客様とは、価格交渉や条件調整を行うことも多いでしょう。
食品メーカーに興味を持った理由は?|食品業界で働く魅力を紹介
人々の日常生活に欠かせない「食」に関わる仕事は、社会貢献度が高く、多くの人の生活に直接的な影響を与えるため、大きなやりがいを感じられます。
さらに、食品業界は景気に左右されにくく、安定した需要があるため、将来性も見込めます。新たな消費者ニーズへの対応や健康志向の広がりに伴い、新商品の開発や新たな市場開拓も期待されているのが現状です。
食品メーカーで働くことは、自分の仕事が多くの人々に喜ばれる充実感と、安定した成長環境でキャリアアップを目指せる点が大きな魅力といえます。
食品メーカー営業の志望動機のポイント3選
食品メーカーの志望動機を書くためにまず行いたいのが、業界・企業の研究です。食品メーカー営業の志望動機のポイントを解説します。
- 「食品業界でなければならない理由」を明らかにする
- 企業の特徴や商品の差別化ポイントをおさえる
- 「どう貢献していきたいか」もアピールする
前述のとおり食品メーカーは人気業界のため、あまり意欲を感じられない方は書類選考の段階で不合格となってしまうことも多い傾向があります。
逆に企業や業界への深い理解があることをアピールできると、突破率も高まります。このことを踏まえた上で、志望動機の書き方を見ていきましょう。
「食品業界でなければならない理由」を明らかにする
食品メーカー営業の志望者の中には、「“食べることが好き”以外に書けることがない…」というお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、応募先企業が具体的にどんな業界に位置しているかを意識してみてください。一口に「食品業界」といっても、生鮮食品、加工品、飲料、菓子…などその種類は様々。
その種類にあわせたエピソードや「この業界でなければならない理由」を考えると、より納得度の高い志望動機になります。
企業の特徴や商品の差別化ポイントをおさえる
食品メーカーに限ったことではありませんが、企業には必ずと言っていいほど「競合他社(ライバル企業)」が存在します。志望動機を書く際は、「なぜ競合他社ではなく、その会社に入りたいのか」という観点で内容を考えるようにしてみてください。
特に「その企業が大切にしている理念」「商品の差別化ポイント」「将来のビジョン」などを調べてみると競合との違いが分かると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「どう貢献していきたいか」もアピールする
あなたの意欲を効果的に伝えるためには、志望動機だけでなく「入社後にどう貢献していきたいか」まで明らかにするのがおすすめ。
前職で培ってきたスキル・経験がどのように活かせるか、営業としてどんな成果を残したいのか…などを、できるだけ具体的にイメージしてみましょう。
【転職】食品メーカー営業の志望動機の例文
次に、食品メーカー営業志望の方に役立つ「志望動機の例文」をご紹介します。
- 【例文1】外壁塗装・リフォームの個人営業 → お菓子メーカー営業
- 【例文2】飲食店 店長 → 調味料メーカー営業
お手本にすべきポイントもあわせて解説していますので、あわせてご覧ください。
【例文1】外壁塗装・リフォームの個人営業 → お菓子メーカー営業
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<解説> 企業のビジョンに魅力を感じていることを具体的なエピソードとともに伝えることで、意欲の高さがリアルに伝わってきます。また、前職の経験を具体的な数値もまじえながら紹介しているため、説得力のある文章になっています。
【例文2】飲食店 店長 → 調味料メーカー営業
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<解説>「入社後にどう活躍していきたいか」という将来像が企業の特徴も踏まえた上でアピールされているため、意欲度の高さが伝わってきます。さらに、前職の経験を「応募先企業でどのように活かせるか」という観点でアピールしているため、活躍イメージがわいてくる内容になっています。
【食べることが好きはNG?】食品メーカーの志望動機のNG例とは?
食品メーカーへの志望動機で、「食べることが好きだから」は避けるべき表現です。
確かに、食品業界に関心を持つ理由として食べ物が好きという感情は共感されやすいものですが、採用担当者はこの一言だけでは十分な熱意や業界理解を感じ取れません。
この志望動機では、個人の嗜好に偏っている印象を与え、仕事への具体的な取り組み姿勢や成長意欲が伝わりにくくなるため、NG例としてよく挙げられます。
その他、食品メーカーへの志望動機で考えられるNG例は、以下の通りです。
- 他の食品メーカーと差別化ができていない
- 安定した業界が志望動機になる
- 自分のレシピを商品化したい
先述したポイントを押さえながら、面接官が納得する志望動機を選びましょう。
まとめ|食品メーカーの営業への志望動機はプロに相談しよう
今回は「食品メーカー営業に転職する場合の、志望動機の書き方」について解説しました。人気企業の志望動機を書く時のポイントは「企業の立ち位置や考えを深く理解すること」。これにより文章の納得度が高まりますので、ぜひトライしてみてくださいね。
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この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。