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営業職についての理解

2024年03月29日

医療機器営業ってどんな仕事?必要なスキルや転職のコツとは

医療機器営業ってどんな仕事?必要なスキルや転職のコツとは

さまざまな医療機器を販売する「医療機器営業」。安定していて年収も高まりやすい医療業界の営業職のため、いつの時代も高い人気を誇っています。その一方で「あまり身近な存在ではないため、どんな仕事なのかイメージできない」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、医療機器営業の仕事内容や、必要なスキル・能力、転職活動のコツなどを詳しくご紹介します!

第1章 医療機器営業とは?

医療機関に対し、機器の提案・販売や使用のサポートを行う営業職

第1章 医療機器営業とは?

医療機器営業とは、その名のとおり医療機器を販売する営業職のこと。企業によって扱う機器は異なりますが、大きく分けると「治療に使う機器」と「診断に使う機器」の2種類があります。まずは医療機器営業の基本的な仕事内容を見ていきましょう。

・機器の提案

医療機関のニーズに沿った治療機器や診断機器を提案する業務。その機器の機能や使い方、特徴、注意点などを詳しく説明しながら、医師や購買担当者にアピールします。営業手法は企業によって異なり、ルート営業・新規開拓のどちらも行う場合があります。

受注の難易度は扱う機器によってバラバラ。MRIやCTなどの大型機械は数千万円〜数億円と単価が高く、購入頻度もそこまで高くないため即決してもらえることはほとんどありません。反対に注射針などの消耗品は受注に至りやすいですが、いずれにせよ提案の際には機器や医療に関する高度な知識が必要となります。

・製品の説明や解説

医療機器は、使い方を誤ると大変な医療事故や医療ミスにつながってしまうこともあります。そのため、医師に対して取り扱いの説明や情報提供を行ったり、手術に立ち会って使い方のアドバイスをしたりすることも多いでしょう。一般的な営業職と比べると、医療機器営業はこのようなサポートやアフターフォローの業務比率が高めです。

・コンサルティング

前述のとおり、医療機器の中には経営に関わるほど高額なものも存在します。さらに、その機器を導入することが経営戦略に大きな影響を与える場合もあるでしょう。そのため医療機器営業は、今後の購買計画や経営戦略について相談を受けることも多め。その医療機関の特性や強みを踏まえたコンサルティングを行うこともあるでしょう。

第2章 医療機器営業に必要なスキル・能力

高度な医療知識とコミュニケーション能力が求められる

第2章 医療機器営業に必要なスキル・能力

医療機器営業にはどのようなスキル・能力が必要となるのでしょうか?具体的に解説します。

・医療知識

医療機器営業は、機器に関して説明することはもちろんのこと「◎◎の疾患がある患者でも使用してよいのか」「合併症のリスクはどの程度考えられるか」といった医師からの質問にも的確に答えなければなりません。そのため機器の知識だけでなく、疾患や治療法、診断、検査法、各手術の手技や仕組み、合併症など医療に関する幅広い知識が必要となります。医療は日々進歩するため、常に勉強して知識をアップデートしていくことが大切です。

・コミュニケーション能力

高額な医療機器も購入してもらえるような信頼関係を築くには、やはり円滑なコミュニケーションが不可欠。医師からの質問・相談の意図を的確に汲み取って対応する「会話力」や、各医療機関にあわせて商材を魅力的に提案する「アピール力」などが求められます。時には接待を行うこともあるため、好感度を高める話し方や所作も身につけておくと良いでしょう。

第3章 医療機器営業の魅力

自らのサポートで患者を救えるやりがいや、年収の高さが魅力

第3章 医療機器営業の魅力

この章では、医療機器営業に就くことのメリットや魅力についてご紹介します。

年収が高まりやすい

冒頭でもお伝えしましたが、医療業界は全体的に平均年収が高め。他の業界と比べてもかなり高年収の仕事と言えます。また医療機器は高額なものも多いため、インセンティブ制度を設けている企業も多いです。実力次第では、20代など若いうちから年収1000万円超えを狙えるでしょう。

「患者を救う」という貢献度の高さ

医療機器営業は、やはり貢献度の高さが大きな魅力。その機器によって治せる病気があったり、病気を早期発見できたり…と明らかに導入メリットがある商材を扱うため、「自社商材に魅力を感じられない」「自信をもっておすすめできない」といった営業あるあるの悩みを解決できます。また手術に立ち会うなど医師のサポートを行うこともあるため、医療業界の営業職の中でも特にやりがいや貢献度の大きさを実感しやすいでしょう。

第4章 医療機器営業に転職するコツ

「継続力」や「責任感の高さ」を積極的にアピールしよう

第4章 医療機器営業に転職するコツ

医療機器営業へ転職する場合、どんな点に気をつければよいのでしょうか?転職活動のコツを解説します。

責任感がある人ほど高評価

医療機器営業は人命に関わる職種であり、受注に至るまでの過程以上にアフターフォローに力を入れるべき仕事です。そのため、責任感が強いかどうかはとても重要なポイント。書類選考や面接の際は、「責任感をもって最後までやり遂げたプロジェクト」などのエピソードを多く用意しておくとよいでしょう。また他責思考がある方は不採用となりやすいため、面接での受け答えに気をつけましょう。

継続的に勉強できる方が採用されやすい

前述のとおり、医療機器営業は幅広い医療知識が必要な仕事。基礎知識を身につけて一人前となった後も、最新の医療情報を頭に入れるため継続的に勉強していかねばなりません。勉強に苦手意識がない方や、1つのことをコツコツと続けられる方が採用されやすいでしょう。

仕事内容をきちんと把握しておこう

医療機器営業は「医師をサポートする」「専門知識を活かして商材提案をする」といった業務に注目が集まりやすいですが、企業によっては新規開拓のために飛び込み営業を行うこともあります。志望動機や自己PRは、仕事内容や与えられるミッションをよく理解した上で考えることをおすすめします。

まとめ

今回は、医療機器営業の仕事内容や魅力、転職のコツをご紹介しました。医療業界の営業職は競争率が高いため、選考対策を入念に行うことが大切。本記事や企業の募集要項などをよく読み、医療機器営業についての理解を深めておきましょう。

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この記事の監修者

株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸

人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。

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