2024-03-28
営業は何歳まで活躍できる?キャリアに迷った時に考えるべきこと。
営業職に携わっている方であれば、「いつまで営業を続けられるか」「いつか辞めるときが来るのだろうか」と、将来に不安を抱いたこともあるのではないでしょうか?そこで今回は、「営業職は何歳まで現役で続けられるのか」という疑問にお答えします。今後のキャリアを考える上で大切になる考え方についても解説していますので、ぜひご覧ください。
第1章 営業は何歳まで活躍できる?
【結論】自分に合う環境やポジションを選べば、何歳まででも活躍可能。
世間ではたまに「営業を続けられるのは30代まで」と言われることもありますが、実際には現役で活躍している40代50代の方も大勢いらっしゃいます。つまり営業として続けられるか否かは、年齢で決まるものではありません。
大切なのは「自分の性格やタイプにマッチした職場で働けているかどうか」。一口に営業職といってもその種類はさまざまあり、さらに企業によって文化や雰囲気はまったく異なります。自分が居心地良く働ける環境を見つけられれば、いつまでも現役で続けられるのです。ではここで、比較的「続けやすい」と言われる営業職の種類をご紹介します。
▼ルートセールス、深耕営業
新規顧客を開拓するのではなく、既にお付き合いのある顧客の要望を聞いたり、さらなるニーズを引き出したりする営業です。テレアポや飛び込みがない点や、ゼロから関係性を築く必要がない点などが特徴。「非効率な仕事をしたくない」「1日何度も提案を断られるのがストレス」といった方にマッチしやすい営業職です。また目先の売上よりも顧客との関係構築を大切にしている企業も多く、目標達成のハードルが比較的低めな傾向があります。
▼インサイドセールス
マーケティングチームと連携して「見込み顧客の創出」を担うのがインサイドセールス。商談やアフターフォローは行わず、基本的にメール・電話・Web会議システムなどを使って顧客とやりとりします。フルリモートワークを導入している企業も多いため「外回りが体力的にキツい」といった方でも続けやすいお仕事です。
▼カスタマーサクセス
すでに商品を購入した顧客に能動的に関わり、解約率の引き下げや満足度向上を目指すのがカスタマーサクセスです。インサイドセールスと同様、顧客とはメール・電話・Web会議システムなどを利用してやりとりするため、リモートワークとなっている場合も多いです。
▼マネジメントポジション
少し趣向が異なりますが、営業を長く続けたい方には営業メンバーの管理・育成を行うマネジメントポジションもおすすめです。メンバーほど担当顧客を持たないため、外回りを行う頻度は低め。またメンバーと比べると業務量も落ち着く傾向にあります。
第2章 営業職を続けるメリット
収入アップが目指せて、さまざまなスキルや経験も身につく。
前述のとおり、営業職は自分に合う環境さえ見つけられれば、年齢に関係なく続けることができます。では、営業職を続けるとどんな良いことがあるのでしょうか?続けるメリットを具体的に解説していきます。
▼頑張り次第で収入アップが目指せる
売上目標を持つ営業職は、成績に応じてインセンティブや歩合給が支給されるケースも多いもの。そのため他の職種よりも比較的稼ぎやすい傾向があります。経験を積めばその分効率的に仕事ができるようになるため、徐々に年収も高まるでしょう。「高収入を目指したい」という方は、営業職を続けるのが賢い選択と言えそうです。
▼どの仕事でも役立つスキル・経験が得られる
相手の言葉の意図を汲み取りながら会話する「コミュニケーション能力」や、企業が抱える潜在的な課題を拾い上げる「課題発見力」、顧客の要望に沿って柔軟に行動する「対応力」などは、どの仕事にも必要なもの。これらが最も身につきやすい仕事と言えるのが、営業職です。将来転職する場合にも大いに役立つ、汎用的な経験・スキルが身につきます。
▼人脈が広がる
営業職の大きな特徴は、多くの業界、職種、ポジションの人と関わること。ここまで幅広い人とやりとりする仕事はなかなかありません。営業を続ければ続けるほど、人脈の輪は広がっていきます。
第3章 キャリアに迷った時は…
キャリアは、「過去の経験」と「なりたい姿」を基準に考えよう。
営業職は長く続けられる仕事で、かつ続けることで大きなメリットも得られますが、それでもやはり自分の将来に悩む方がいらっしゃるかと思います。以下では、今後のキャリアに迷ったときに考えるべきことを解説していきます。
▼培ってきた経験・スキルが活かせる道を探す
「今の会社は退職したいが、次にどんな仕事に就くべきか分からない」「自分が何をしたいか分からない」といった方は、まずはこれまで培った経験・スキルが活かせる道を探ってみてください。前述のとおり、営業は汎用的なスキルが身につく仕事。過去の経験が活きる仕事がたくさんあるはずです。
▼「どんな自分になりたいか」を考えてみる
最終的に最も大切になるのは、やはりあなた自身の気持ちです。自分がどんなキャリアを望んでいるのか、理想論でもいいので一度考えてみてください。「どんな仕事がしたいか」が定まらない場合、まずは「どんな自分になりたいか」を想像するのがおすすめ。「お金を稼ぎたい」「多くの人に慕われたい」「困っている人を助けたい」など、どんなことでも構いません。その価値観をもとにキャリアを組み立てると、やるべきことがクリアになるでしょう。
まとめ
今回は「営業は何歳まで活躍できるのか?」について解説しました。営業職は非常にバラエティ豊かな仕事のため、たとえ今の仕事に不満や不安があったとしても、職場やポジションを変えることで悩み解決に至ることも多いです。いきなり職種を変える転職活動を行う前に、まずは経験が活かせる方法を探ってみてください。
hape Agentは「今はまだ転職するかどうか迷っている」という方でも相談可能。また転職する場合は、あなたのタイプにマッチした企業や営業スタイルの職場をご提案します。転職活動が初めての方も、ぜひ気軽にご相談ください。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。