「営業は転職しやすい」は事実。その理由と転職のコツを解説。

「営業職は未経験でも転職しやすい」と聞いたことはありませんか？結論から言うと、それは事実。営業職は他職種に比べると、経験やスキルがなくても比較的採用されやすい仕事と言えます。今回は、営業が転職しやすい仕事である理由と、営業職に転職するコツを解説します。

第1章　営業が転職しやすい仕事である理由

■1 求人数が圧倒的に多いから

■2 知識やスキルは入社後に身につけられるから

■3 入社後の育成を行いやすいから

営業が転職しやすい主な理由は、上に挙げた3つです。以下でそれぞれ詳しく理由を見ていきましょう。

■1: 求人数が圧倒的に多いから

厚生労働省が2023年1月に発表した「一般職業紹介状況」によると（※）、営業職の有効求人倍率は「2.09」となっています。ちなみに有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値。現在の営業求人は1人あたり2.09件存在し、求職者よりも求人数の方が2倍ほど多いということになります。また転職サイトを見てみると、営業職の求人数が他と比べて圧倒的に多いことが分かるかと思います。

ここまで求人数が多い理由は、営業職は基本的にどの企業にも必要な職種であるため。また売上獲得のための部隊であるため、1企業あたりの採用人数が多いことも特徴です。企業によっては、1度の求人募集で10名以上採用する場合もあります。総じて、営業職は選考での競争率が低めな仕事と言えるでしょう。

（※）一般職業紹介状況（職業安定業務統計）／〜令和5年1月

■2: 知識やスキルは入社後に身につけられるから

営業職は、自社の商品・サービスを顧客に提案して成約に繋げる仕事です。そのため、最も重要視されるのは「コミュニケーション能力」や「人柄」といった部分。専門職のように特別な資格や技術力が必要とされるわけではありません。

もちろん自社商品・サービスの知識や営業ノウハウなどは必要になりますが、これらは入社後に学ぶことが可能なものであるため、入社時点では問われないことが多いでしょう。まずは学ぶ意欲と向上心が伝われば、未経験であっても評価が高まりやすいです。

■3: 入社後の育成を行いやすいから

業界や扱う商材によっても異なりますが、営業職は入念な座学研修などではなく、先輩社員の仕事を見たり自ら現場を経験したりしながら、業務に必要な知識・スキルを身につけていく仕事だと言えます。そのため特別な研修はあまり必要ではなく、OJT研修が基本となります。その分一度に多くの人を採用したり、高頻度で求人を出したりすることも可能。未経験者でも育成がしやすいでしょう。このような育成のしやすさが、採用されやすさに繋がっているのです。

第2章　転職しやすい業界

人材・IT・保険業界は、未経験でも転職しやすい。

未経験の方におすすめなのは、研修制度が充実していたり、多くの方が未経験から活躍していたりする業界や会社。そこで以下からは、営業職の中でも特に転職しやすいと言われている「未経験者に優しい業界」をご紹介します。

■人材業界

求人広告や人材派遣、人材紹介といったサービスを提案するのが人材業界の営業職。扱う商材があまり多くないため、始めやすいと言われている仕事です。また人材業界は人を扱うため、研修制度がかなり整備された企業も多いでしょう。

■IT業界

システム開発やWebサービス運営などを扱うIT営業も、未経験者が多く活躍している業界のひとつ。急速に需要が伸びているため人材不足に陥りやすく、採用の間口を広げている企業が多数あります。専門知識が必要なのでは？と思われるかもしれませんが、社内にITコンサルタントが在籍している企業もあるため、文系の方でも問題なく活躍できます。

■保険業界

主に個人のお客様に向けて保険サービスを提案する、保険営業。こちらも人材不足に悩む企業が多く、近年は未経験者を積極的に採用して、自社で育成するケースが頻出しています。保険営業は資格が必要となることが多いですが、これも入社後に取得が可能です。

第3章　営業職へ転職するコツ

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まとめ

今回は、営業職が転職しやすいと言われる理由や、特に転職しやすい業界などについて解説しました。他職種と比べて転職難易度が低めな営業職ですが、やはりいざ転職活動を始めるとなると、いろいろな不安を感じるものですよね。営業職の転職のコツをもっと知りたい方や、できるだけスムーズに転職活動を終わらせたい方は、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍するhape Agentに、ぜひ無料登録してみてください。