2024年11月21日
【営業職向け例文3つ厳選】志望動機に入れるべき3つの内容とアピールポイント
企業が採用選考をする上で、大きな判断材料となる志望動機。特に営業職は志望者が多くなる傾向にあるため、書類選考を通過するために一層力を入れておきたいポイントです。
では、営業職の志望動機ではどんな内容を盛り込むべきなのでしょうか?例文とともに、魅力的に映りやすい志望動機の書き方を解説していきます。
【転職】営業職の志望動機の例文3選
これまでにご紹介しました「営業職の志望動機」の書き方を元に、例文を作ってみました。参考にしていただけますと嬉しいです。
- 【例文1】個人営業の志望動機
- 【例文2】法人営業の志望動機
- 【例文3】ルート営業の志望動機
3種類の業種に分けて解説するので、自分が受けたい営業職種を参考にしてください。
【例文1】個人営業の志望動機
私が貴社を志望する理由は、「〇〇」という新サービスに興味を持ったためです。貴社は非常に長い歴史がある中でも、時代に合わせて常に新しい事業やサービスを展開している挑戦心の高い企業です。
特に貴社の「〇〇」というサービスは、これまでになかった顧客ニーズを深く捉えたサービスだと感じています。私も実際に使用していますが、その使いやすさに感動し、自身が営業としても拡販に貢献してみたいと考えました。
私の強みは、前職の販売職で培った「計画性の高さ」と「行動力」です。具体的に言うと、会社が掲げた「リピーターを2倍に増やす」という目標に対して、常連のお客様の声をもとに接客マニュアルや業務の流れを見直し、達成した経験があります。
この経験を活かし、貴社でも販売戦略やアプローチ方法を柔軟に考えて実践することで、効率的に売上に貢献していきたいと考えています。
【例文2】法人営業の志望動機
私は前職で、法人向けのソリューション営業を5年間担当し、年間契約数を30件から50件に増加させる成果を挙げました。この経験を通じて培った課題解決力とコミュニケーションスキルを活かし、貴社の営業チームに貢献したいと考えています。
特に貴社の業界内でのリーダーシップと、新規事業開発に積極的に取り組む姿勢に強く惹かれました。私は、法人顧客の多様なニーズを把握し、それに応じた提案を行うことを得意としており、この能力が貴社のビジネス拡大に役立つと確信しています。
また、貴社が掲げる『顧客第一主義』の理念にも共感しております。私自身、常に顧客の期待を超える価値を提供することを目標としてきました。この信念のもと、貴社の法人営業部門で新たな成果を生み出したいと考えています。
【例文3】ルート営業の志望動機
私は前職で、ルート営業を3年間担当し、既存顧客との信頼関係を深める中で、取引額を前年比120%に拡大する成果を上げてきました。顧客の課題を細かくヒアリングし、それに合わせた提案を行うことで、継続的な取引だけでなく、追加発注や新規紹介にもつながった経験があります。
貴社は業界内で高いシェアを誇り、多くの顧客に信頼される商品を提供している点に魅力を感じています。私は、貴社のルート営業担当として、既存顧客の満足度をさらに向上させながら、新たなビジネスチャンスを創出する役割を担いたいと考えています。
また、前職で培ったコミュニケーションスキルと提案力を活かし、顧客一人ひとりに寄り添った営業スタイルで貴社の成長に貢献したいと思っています。顧客の声を丁寧に拾い上げ、貴社の更なる発展につながるパートナーシップを築きたいです。
営業職でアピールすべき3つのポイント
そもそも営業の仕事とは、簡単に言うと「顧客へ商品やサービスを売ること」。そのため選考の際、企業側は「きちんと売上にコミットできそうか」「お客様と適切なコミュニケーションが取れそうか」といった点に注目しています。
- 売上への意識
- 傾聴力
- 対応力
志望動機でアピールすべきポイントを詳しく見ていきましょう。
売上への意識
営業は、企業にとっては”売上を創出する役目”を果たしてくれる存在。商品やサービスをより多く、高く売ることで会社の利益を高めていくことがミッションですので、数字に対して責任感を持てている方、努力できる方は評価も高まりやすいでしょう。
「前職で、何か特定の目標数字を追いかけていた」「販売職を経験したことがある」といった点は、大きなアピールポイントになります。
傾聴力
傾聴力とは、一言で言うと「人の話を聞く力」。営業職は、実は話すことよりも聞くことが重要な仕事。会話の中で、お客様の困りごとやニーズをきちんと汲み取ることが必要なのです。
そのため「お客様や家族・友達の相談に乗ることが多い」「相手の困りごとをうまく汲み取ったことで感謝されたことがある」といった方は、ぜひアピールしてみてください。
対応力
営業はよく「フロントに立つ仕事」と呼ばれます。これは、矢面に立ってお客様と直接やり取りする役割という意味。トラブルが起きた時には、営業が一番最初に動いてお客様への状況説明や社内メンバーへの指示出しなどを担います。
「予期せぬ問題に立ち向かった」「トラブルをうまく対処して解決へ導いた」といったエピソードを記載しておくと、いい評価に繋がりやすいでしょう。
営業職が志望動機に入れる3つの内容|必然性と採用メリットが重要
まず志望動機を書く際に意識したいのが「読みやすさ」。営業職は何よりもコミュニケーション能力が求められる仕事ですので、伝わりやすい文章を書けているかどうかは注目されやすいポイントです。
【まず最初に結論から書く】→【その後に理由や詳しい説明を加える】という文章構成にすると、言いたいことが簡潔に伝わります。では、実際に志望動機に入れるべき内容について解説していきます。
- その企業だからこその志望理由
- 自分の強み・アピールポイント
- 入社後の活躍イメージ
重要なのは企業側に「なぜこの企業でなければいけないのか」と「自分を採用したらどんな良いことが待っているか」を具体的にイメージさせること。この2点が明確だと、採用される確率がグッと上がります。
その企業だからこその志望理由
志望理由で失敗しがちなのが「どの企業でも言えそうな志望理由を挙げてしまう」というパターン。この場合「熱意が十分に感じられない」「他社の選考でも同じ志望動機を使っているのではないか」といった評価が下されてしまう場合があります。
志望理由を書く際は、同業他社でも言えてしまいそうな内容ではないか?という観点でセルフチェックしてみましょう。
逆に言うと、他社にはないその企業だからこその特徴を見つけられると、とても納得性の高い志望理由になります。
企業HPや求人を細かく見て、事業内容、企業理念、歴史や沿革、拠点数やエリア、今後のビジョン、人員配置の仕方といった点に“その企業にしかない魅力”が隠れていないか、細かくチェックしてみてください。
自分の強み・アピールポイント
次におさえておきたいのが自分のアピールポイント。営業職は自社の商品・サービスを相手に魅力的に提案する仕事ですから、選考の際も「自分という商材をうまく説明・提案できるか」という点に注目が集まるでしょう。
そしてアピールポイントを書く時に意識したいのが「その企業にどんなメリットをもたらせるか」という観点。どんなに優れた強みでも、実際に仕事に活かせなければ意味がありません。
まずは企業のことを深く理解し、どんなスキルや能力、性格が求められているか?を把握した上で、自分に当てはまりそうな強みをアピールしてみましょう。また、ただ強みだけを挙げるのではなく、その強みが発揮されたエピソードも併せて記載しておくことをおすすめします。
入社後の活躍イメージ
志望理由・アピールポイントをおさえたら、最後に「どのように企業に貢献していくか」を考えてみましょう。将来像を具体的に記載することで、あなたがその企業で活躍するイメージを持たせることができます。
また、入社後のことまできちんと考えているとアピールすることで、熱意も伝わりやすくなります。
たとえば「アピールポイント」で記載した自分の強みが実際の仕事でどのように活かせるのか、売上アップや業務効率化にどう繋がるか、といった観点で考えてみてください。
まとめ|営業職未経験の志望動機はプロに相談
本記事では、営業職の志望動機の書き方について解説しました。改めて志望動機で大切なのは、志望企業について深く理解し、企業側にあなたが入社後活躍するイメージを持ってもらうこと。このポイントを意識すれば、確実に高評価に繋がる志望動機となります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。