2024年05月20日
【例文つき】接客業から営業へ転職。志望動機はどう書くべき?
接客・販売の仕事から営業職への転職をお考えの方は、「営業未経験で書類選考を突破するにはどうすればいいのだろう」「志望動機に何をどう書けばいいのか…」など、悩むことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、志望動機の書き方についてご紹介いたします。
第1章 まず、接客業と営業職の違いとは
接客業と営業の大きな違いは、「お客様の購入意欲」と「業務範囲」。
まずは、接客・販売と営業職の違いについて理解を深めましょう。どちらも人と接する仕事ではありますが、具体的な仕事内容やミッションが少し異なります。具体的にどう違うのかが分かると、求められるスキルや志向性も理解でき、志望動機を書く際に役立つはずです。
▼お客様の「購入意欲」
接客・販売は、その商品やサービスにすでに興味を持っているお客様を相手にすることがほとんど。店舗に足を運んできてくれたお客様に対して商品を提案するものですよね。
一方、営業はその商品・サービスに興味がないお客様を相手にする場合があります。そのため、購入意欲を沸かせるための「提案力」や「行動力」が必要となります。
※ただし、すでに購入意思があるお客様を相手にするタイプの営業職もあります。気になる方はこちらの記事をご覧ください。(「営業とは、どんな仕事?」を徹底解説)
▼業務範囲
接客・販売の業務範囲は想像がつきやすいと思いますが、来店されたお客様に商品・サービスを説明し、注文や購入の対応をすることが基本になります。
一方営業は、「アプローチ」→「商談」→「受注・契約」→「商品の納品・発送」→「アフターフォロー」と業務範囲が広くなる。そのため接客・販売と比べると「長期的にお客様との関係を築く力」が必要と言えるでしょう。
第2章 志望動機のポイント
ポイントは、「具体性」と「転職先で活かせるスキル」のアピール
企業の採用担当者が志望動機を聞く理由は、「どれくらい自社に興味・熱意を持っているか」と、「入社後にきちんと定着・活躍する人物かどうか」を見極めるため。そのため熱意がきちんと伝わるように、より具体的に書くことが選考突破の鍵となります。
接客・販売と営業職はどちらも「人に接する仕事」のため、求められるスキル・能力にはいくつか共通点があります。そのポイントを抑えることで、さらに突破率を高めることができるでしょう。では、実際にどんなことに気をつけて志望動機を書けばよいのか、以下で解説していきます。
▼“他社では言えない”志望動機を考えよう
一番のポイントは、「その企業だから言える動機」を伝えること。たとえば給与や休日といった待遇面や、「人と深く関わる仕事がしたい」などどの企業でも言えてしまいそうな内容はNG。その企業に行きたい理由を深く考えてみてください。そのためには、企業の事業内容や仕事内容、カルチャー・理念、ビジョンなどを知ることが必要。ホームページや求人表をチェックして、その企業の特徴を掴んでみましょう。
▼コミュニケーション能力や目標に向けて努力した経験はPRポイントになりやすい
接客・販売で経験したことは、営業職でも活かせます。志望動機でも積極的にアピールしてみましょう。「売上目標達成●%」「リピーター率●%」など、実績と併せて紹介すると説得力が増します。
営業職で活きる能力・経験には、以下のようなものがあります。
■コミュニケーション能力「お客様のニーズを踏まえて提案できる力」「相手の懐に入り、関係を構築していく力」など ■礼儀正しさ「お客様に礼儀正しく対応する接客スキル」「どんな時でも冷静かつ丁寧に接客ができる対応力」など ■分析力「顧客ニーズをもとに商品レイアウトや発注内容を工夫した経験・能力」「お客様層にあわせて接客スタイルを変え、売上に繋げた経験」など ■目標達成力「掲げた目標に向けて努力・行動できる力」「店舗の売上達成に向けてアクションを起こした経験」など |
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第3章 志望動機の例文
では最後に、志望動機の例文をご紹介します。
【例文1】携帯販売スタッフ→人材派遣業の提案営業
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<解説> 他社では言えない志望動機が具体的に伝えられており、志望度の高さが伝わってきます。また前職の販売職で培った「ニーズを的確に捉える力」を実績を踏まえてアピールしているため、入社後の活躍がイメージしやすいですね。
【例文2】アパレル販売スタッフ→アパレルメーカーの企画提案営業
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<解説> 企業の求人内容を踏まえて志望動機を書くことで「企業理解が進んでいる」「企業の意向に沿った働きをしてくれそう」といった印象を与えることができています。また、企画提案営業という仕事で活かせそうなスキル・経験をアピールできているのもポイントです。
まとめ
今回は「接客業から営業職へ転職する際の、志望動機の書き方」についてご紹介しました。前述の通り、営業と接客業には共通して求められる能力・スキルが複数あります。「何を伝えたら活躍可能性をアピールできるか」という観点でご自身の過去を振り返ると、企業に良い印象を与えやすくなるでしょう。
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この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。