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2025年05月25日

【営業職の自己PR16選】転職面接で効果的な例文を業界・業態・経験別に紹介

【営業職の自己PR16選】転職面接で効果的な例文を業界・業態・経験別に紹介

「営業職へ転職する時の自己PRはどう書けばいい?」
「営業職への転職で印象に残りやすい自己PR文を書きたい」

上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

営業職に転職する際の自己PR文には、数字や実績、具体的なエピソードなどを盛り込むと効果的なポイントがいくつか存在します。

本記事では、営業職への転職時に選考で有利になりやすい自己PR文の例文を、業界や営業の経験ごとに分けながら16選ご紹介していきます。できれば避けたい自己PR文の例も紹介しますので、営業職への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

営業職への転職で効果的な自己PRのコツ4つ

営業職への転職で効果的な自己PRのコツ5つ
営業職への転職で効果的な自己PR文を作成するには、以下5つのコツを押さえましょう。

  • 数字や実績を記載する
  • 具体的なエピソードを記載する
  • 企業が必要な人材とマッチしていることをアピールする
  • 企業へどのように貢献できるか伝える

上記のポイントを押さえれば、どのような経歴の方でも印象に残りやすい自己PR文を作成できます。順番に詳しくみていきましょう。

数字や実績を記載する

営業職への転職で自己PR文を作成する際は、数字や実績を記載するとよいです。

  • 売上目標の達成率
  • 新規顧客獲得数
  • 契約件数
  • 担当エリアでの売上ランキング

上記のような客観的な数値を提示して自身の能力を具体的に示すと、採用担当者も、転職者がどれだけの実力を持っているのか、入社後にどれだけの活躍が期待できるのか、具体的にイメージしやすくなります。

営業職の経験がない人でも、前職で数字を活用できる箇所があれば、積極的にアピールしていくとよいです。

具体的なエピソードを記載する

営業職への転職で効果的な自己PR文を作成するには、具体的なエピソードの記載も欠かせません。

前職での成功や苦労を語る際は、その時の具体的な状況から直面した課題や苦労、行動、結果を盛り込むようにしましょう。

具体的なエピソードを伝えれば、自身のさまざまなスキルや仕事への向き合い方、営業職では欠かせないプレゼンスキル、わかりやすく話す力などを総合的に採用担当者へ示せます。

過去のエピソードは、基本的には、企業が求める業務経験から選ぶことが適切ですが、営業経験がない場合には、前職までの業務経験から、企業の求める要件に当てはまりそうな具体例をピックアップすればよいでしょう。

過去の経験を具体的に伝えること、その経験を通して得たものをわかりやすく示すことが大事です。

企業が必要な人材とマッチしていることをアピールする

営業職の自己PRを効果的にするには、応募先企業が求める人材像と自身がマッチしていることをアピールしましょう。

例えば、企業が「自らの判断で顧客開拓を進めていける人」を欲している場合は、前職での新規顧客開拓であげた実績をアピールすると効果的です。

自己PRもあくまで選考で利用する判断材料のため、自分の話したいことを話すのではなく、選考で求められる内容は何かを心がけると良いです。

企業の求める人材をリサーチするには、公式ホームページや求人情報、ニュースリリースなどをチェックしてみましょう。

各企業がリリースしているコラム記事や他者に掲載されているインタビュー記事などは、経営方針や求める人材に関して記載されているケースが多いため、おすすめです。

企業へどのように貢献できるか伝える

営業職への転職で効果的な自己PRを作成するには、企業へどのように貢献できるかも記載しましょう。

  • 〇〇の経験で培った△△のスキルを活かし、貴社の□□事業の成長に貢献したい
  • 新規開拓の経験を活かし、〇〇エリアでのシェア拡大に貢献できると考えています

過去の実績や経験、身につけたスキルなどを入社後にどのように活かすかまでつなげて記載してみてください。

採用担当者は、採用するメリットを感じて選考で有利に働くかもしれません。

【業界別】営業職への転職で使える自己PRの例文8選

【業界別】営業職への転職で使える自己PRの例文8選
ここからは、営業職への転職で使える自己PRの例文を業界別に8選、紹介していきます。

  • 不動産営業の自己PR文例
  • 自動車営業の自己PR文例
  • 製薬営業(MR)の自己PR文例
  • 保険営業の自己PR例文
  • 人材営業の自己PR例文
  • IT営業の自己PR例文
  • 金融営業の自己PR例文
  • 広告営業の自己PR例文

それぞれアピールポイントも異なるため、転職を検討している業界の例文をぜひチェックしてみてください。

不動産営業の自己PR文例文

前職の住宅販売営業では、新規開拓業務に力を入れ、テレアポやネット広告を活用し、お客様紹介キャンペーンを企画するなど工夫を重ね、新規取引開拓件数で表彰された経験もあります。

また、住宅ローンの知識も自発的に学習し、他社で審査に落ちていたお客様に対して丁寧なヒアリングと助言を行い、住宅ローン利用の実績を伸ばしてきました。

このように、前職で培ったお客様との信頼関係構築を活かし、貴社でも活躍したいと考えています。

高額商品である不動産営業では、顧客との信頼関係構築力が鍵となるため、関連する実績や取り組んだ施策をアピールし、転職後も同様に活躍していきたい旨を伝えるとよいです。

自動車営業の自己PR例文

前職では新車ディーラーとして勤務し、年間平均50台の販売実績を上げてまいりました。

特に、お客様のライフスタイルや家族構成に合わせた車種提案と、購入後のアフターフォローに力を入れ、顧客満足度アンケートでは常に店舗トップクラスの評価をいただいております。

また、試乗イベントの企画・運営にも携わり、前年比150%の来場者数を達成しました。

自動車の知識はもちろん、お客様との長期的な関係性を築くコミュニケーション能力には自信があり、貴社でも顧客満足度向上と販売台数増加に貢献いたします。

自動車営業では、商品知識に加え、顧客のライフスタイルに合わせた提案力や、購入後の関係性を維持する力が求められます。

例文では、具体的な販売台数、顧客満足度評価、イベント企画成功などの実績を盛り込み、顧客との長期的な関係構築力も示すことで、自動車営業に必要なスキルをアピールしています。

保険営業の自己PR例文

前職では、生命保険会社で5年間、個人のお客様を中心にライフプランニングにもとづいた保険提案を行ってまいりました。

お客様のライフプランや将来の不安に真摯に向き合い、最適な提案を心がけ、結果として、ご紹介による新規契約が増えてくるようになりました。

特に、複雑な保険商品をわかりやすく説明するスキルには自信があり、お客様からは「納得して加入できた」とのお声を多数頂戴しております。

この経験で培った傾聴力と提案力を活かし、多様なリスクに対応する貴社の損害保険商品を通じて、お客様の安心な暮らしを守ることに貢献したいです。

保険営業では、顧客の不安に寄り添う姿勢や顧客の潜在ニーズを引き出す傾聴力、複雑な商品をわかりやすく説明する能力などが求められます。

例文では、紹介による契約率をあげて、顧客からの信頼度の高さを客観的に示し、保険営業の能力の高さを示しています。

人材営業の自己PR例文

前職では、人材紹介会社にて、IT業界専門の法人営業を担当し、企業の採用課題解決に従事してまいりました。

常に約30社以上のクライアントを同時に担当し、各企業の事業戦略や求める人物像を深く理解し、最適な人材紹介を心がけた結果、多くの採用決定に貢献しました。

特に、採用難易度の高いポジションの採用実績が多く、クライアントから高く評価いただきました。

この経験を活かし、より幅広い業界の採用支援を行う貴社で即戦力として貢献したいです。

人材営業は、企業(クライアント)と求職者(候補者)双方のニーズを理解し、マッチングさせる能力が求められます。

例文では、担当社数や採用決定人数など、わかりやすい実績に加え、採用難易度の高いポジションにおける実績をアピールして、ライバルとの差別化をはかっています。

IT営業の自己PR例文

IT営業の自己PR例文

前職では、SaaS企業にて3年間、中小企業向けに自社開発の業務効率化ツールの提案営業(フィールドセールス)を担当しておりました。

顧客の業務プロセスや課題を丁寧にヒアリングした上で、ツール導入による具体的なメリットや運用イメージを、初めての導入でも理解しやすい形で提案する営業スタイルを徹底してまいりました。

その結果、新規顧客獲得目標を2年連続で達成。契約後も社内のカスタマーサクセス担当と連携しながら、顧客がスムーズに運用を進められるようフォローを行い、解約率の低下にも貢献しました。

このような経験から、顧客の課題に寄り添い、わかりやすく価値を伝える提案力と、チーム連携による伴走意識を強みとしています。貴社でも、貴社サービスの魅力を的確に届けながら、長期的な顧客関係構築に貢献したいと考えております。

SaaS企業の営業職のようなIT営業では、顧客の課題理解から、技術的な解決策を提示するソリューションの提案力が重要です。

例文では、目標達成率と解約率の低下を示すことで、IT営業で重要な顧客の課題解決力の高さを示しています。

金融営業の自己PR例文

前職では、証券会社のリテール営業にて、個人のお客様に資産運用コンサルティングを行ってまいりました。

お客様の資産状況やライフプラン、リスク許容度を丁寧にヒアリングし、長期的な視点に立ったポートフォリオの提案を心がけ、担当顧客の預かり資産残高を3年間で1.5倍に拡大させました。

また、コンプライアンス遵守も徹底し、常にお客様のことを考えた営業姿勢を貫いた結果、お客様からの厚い信頼も獲得でき、多数のご紹介もいただきました。

金融商品に関する深い知識と高い倫理観、そしてお客様の目標達成に貢献する姿勢を活かし、貴社でより多くのお客様の資産形成に貢献したいです。

金融営業では、専門知識と顧客との長期的な信頼関係、コンプライアンス遵守の意識が不可欠です。

例文では、預かり資産残高の具体的な増加率を示して実績をアピールしつつ、コンプライアンスに関する業界特有のキーワードを盛り込むことで、金融営業への適性を示しています。

広告営業の自己PR例文

前職では、Web広告代理店にて、さまざまな業種のクライアントに対し、デジタルマーケティング施策の企画・提案営業を担当しておりました。

クライアントの事業目標を達成するために、市場分析や競合調査を行いながら、社内の広告運用チームと連携し、最適なプランニングから効果検証・改善提案まで一貫して関与。

あるクライアントでは、訴求軸の見直しとLP改善提案により、前年比で問い合わせ数を2倍に増加させることができました。

常に最新の広告トレンドや媒体特性を学び、「クライアント視点に立った提案とPDCAの推進」を強みとしております。

こうした提案力・改善力を活かし、貴社の広告営業としても、クライアントの成果に直結する支援を実現したいと考えております。

広告営業は、クライアントの事業課題の解決につながる、効果的な広告戦略の企画・提案が求められます。

例文では、問い合わせ数の2倍の具体的な成果を用いて、広告営業で求められるスキルを身につけていることを示し、同時に、市場分析やデータにもとづいた提案などもアピールして論理的思考力も備えていることも伝えています。

【営業形態別】営業職への転職で使える自己PR例文5選

【営業形態別】営業職への転職で使える自己PR例文5選
続いては、営業職への転職で使える自己PRの例文を営業形態別に5つ紹介していきます。

  • 法人営業の自己PRの例文
  • 個人営業の自己PRの例文
  • ルート営業の自己PRの例文
  • 新規開拓営業の自己PRの例文
  • 海外営業の自己PRの例文

転職を検討している企業の形態に合わせて、それぞれの例文を参考にしてみてください。

法人営業の自己PRの例文

前職では、製造業向けの生産管理システムの提案営業をしておりました。

担当企業の経営課題や業務プロセスへの深い理解を大切にし、現場へのヒアリングを重ね、各社に最適なカスタマイズ提案を心がけてまいりました。

その結果、私が担当した10社で導入後平均15%の生産性向上を実現し、その後のアップセルで大型案件も3件受注いたしました。

商談で対応した決裁者だけでなく、顧客企業の現場担当者も含めた関係部署との信頼関係を構築できたことが、大きな成果につながった要因と考えております。

この経験を活かし、貴社の主力製品である〇〇システムで、より多くの企業の課題解決に貢献したいと考えております。

法人営業では、顧客企業の事業内容と課題を深く理解する力、解決策を提案する能力、さらに複数の関係者との信頼関係構築力が求められます。

例文では、具体的な成果でスキルの高さをアピールし、法人営業特有のさまざまな関係者との関係構築にも触れて適性の高さも示しています。

個人営業の自己PRの例文

前職では、ハウスメーカーの営業職にて、個人のお客様に対し注文住宅の営業を行っておりました。

お客様のライフプランや理想の暮らしを丁寧にヒアリングし、夢を形にするお手伝いができることにやりがいを感じ、親身な対応を心がけた結果、年間平均20棟の契約をお預かりできました。

住宅購入は一生に一度のお買い物ともいわれるため、お客様に常に寄り添い、少しの不安も残さないサポートを意識したことが成果につながったと考えています。

この経験で培った傾聴力と関係構築力を活かし、貴社でもお客様に寄り添った提案で貢献したいです。

個人営業は、顧客一人ひとりの状況や感情に寄り添う共感力、信頼関係を築くコミュニケーション能力が求められます。

例文では、具体的な数字で営業力の高さを示しつつ、顧客に寄り添った営業スタイルを徹底していることをアピールして、個人営業への適性も示しています。

ルート営業の自己PRの例文

ルート営業の自己PRの例文

前職では、食品メーカーの営業職にて、担当エリアのスーパーマーケットや小売店を対象にしたルート営業に従事してました。

定期的な訪問を通じて、店舗担当者様との良好な関係を維持し、欠品防止や売場改善提案を行った結果、担当店舗の売上昨年比平均110%を継続的に達成できました。

特に、各店舗の客層や売れ筋を分析し、店舗ごとに最適化した販促企画を提案・実行したことが大きな成果につながったと考えています。

既存顧客との関係を深め、売上を最大化する力を活かして、貴社の〇〇製品のシェア拡大に貢献したいと考えております。

ルート営業では、既存顧客との関係維持・深化、ニーズの把握、そして継続的な売上確保・拡大が主なミッションです。

例文では、定期訪問や店舗分析など、ルート営業ならではの行動と、基本的なスキルとして求められる関係構築力・提案力を具体的に示しています。

新規開拓営業の自己PRの例文

前職では、ITベンチャー企業にて、新規開拓営業を担当しておりました。

主にテレアポと問い合わせフォームからのアプローチを行い、年間平均50社の新規契約を獲得しました。

当初は断られることも多くありましたが、ターゲットリストの精査、アプローチ手法の改善、粘り強い提案を続けた結果、3年目には部署トップの新規契約数を達成した経験もあります。

ゼロから関係を構築し、顧客の潜在ニーズを引き出して契約につなげるプロセスに強いやりがいを感じています。

この開拓力と目標達成意欲を活かし、貴社の新規事業である〇〇サービスの市場開拓に貢献したいです。

新規開拓営業では、目標達成意欲や行動力、粘り強さ、精神的なタフさなどが重宝されます。

例文では、具体的な新規契約獲得数と部署トップの実績をアピールしつつ、成果に至るまでのプロセスにも触れることで、行動力も同時に示しています。

海外営業の自己PRの例文

前職では、機械メーカーにて、主に東南アジア市場向けの海外営業を担当しておりました。

現地代理店との関係構築、新規販路開拓、展示会への出展などを通じ、担当エリアの売上を3年間でおよそ2倍に拡大させました。

英語での交渉・プレゼンテーションはもちろん、現地の文化や日本との商習慣の違いを理解し、柔軟に対応することを常に意識してまいりました。

特に、現地パートナーとの粘り強い交渉により、大型プラント案件の受注に成功した経験は大きな自信となっています。

この経験と語学力、異文化対応力を活かし、貴社のグローバル展開を加速させる一翼を担いたいです。

海外営業では、語学力はもちろん、異文化理解力、交渉力、そして現地事情に合わせた柔軟な対応力が不可欠です。

例文では、海外営業のベーススキルとなる語学力と、海外文化への対応力の高さ、具体的な売上伸長率を自然に盛り込み、スキルと実績を具体的に示しています。

【経験別】営業職への転職で使える自己PR例文3選

【経験別】営業職への転職で使える自己PR例文3選
続いては、営業職への転職で使える自己PRの例文を、経験別に3つ紹介していきます。

  • 営業経験者向けの自己PR例
  • 新卒や営業未経験者向けの自己PR例
  • ブランクがある人向けの自己PR例文

自分の営業職の経験年数に照らし合わせながら、それぞれの例文をチェックしてみてください。

営業経験者向けの自己PR例

前職では、IT企業にて法人向けに自社開発のクラウドサービスの提案営業を担当しておりました。

担当顧客の中長期的な事業計画を丁寧に把握し、課題解決に直結するソリューション提案を徹底した結果、自身の担当売上においては、年間3,000万円の目標に対し3年連続で120%以上を達成いたしました。

所属部署全体でも年間1億円の売上目標に対し安定的な成果を出し続けており、その一翼を担うメンバーとして中心顧客の獲得や維持に貢献しています。

特に、大手企業を対象としたプロジェクトでは、複数部署との調整や意思決定プロセスに粘り強く対応し、競合3社とのコンペティションに勝ち抜いて受注につなげた実績があります。

これまで培った提案力・折衝力を活かし、貴社の主力サービス〇〇のさらなる拡販に、即戦力として貢献したいと考えております。

営業経験者は、具体的な実績とそこから得られたスキルを明確に示すことが重要です。

例文では、具体的な目標達成率や大手企業への導入実績を盛り込むことで、高い営業力と即戦力性をアピールしています。

新卒や営業未経験者向けの自己PR例

大学時代に飲食店でアルバイトをしており、お客様の要望を先読みし、期待を超えるサービスを提供することを常に意識しておりました。

特に、常連のお客様の名前や好みを覚え、個別に対応し、「〇〇さんがいるからまた来たよ」と言われる関係性を築けたことに大きな達成感を得ました。

この経験から、相手に寄り添い、信頼関係を築くコミュニケーション能力には自信があります。

営業職は未経験ですが、こうしたコミュニケーション力を活かし、お客様から信頼される営業担当として、一日も早く貴社に貢献できる人材になりたいと考えております。

研修にも意欲的に取り組み、知識やスキルを積極的に吸収していきたいです。

営業未経験者は、ポテンシャルと意欲のアピールが重要です。

例文では、アルバイト経験を通して培われたコミュニケーション能力や関係構築力など、営業に通じるスキルを提示しています。

ブランクがある人向けの自己PR例文

前職では法人営業として、主に既存顧客との関係構築や追加提案を通じて売上向上に取り組んでおりました。その中で培ったのは、相手の立場に立って課題を引き出し、解決に導くコミュニケーション力です。

出産と育児のため一時的に仕事を離れておりましたが、その期間中もビジネス書やオンライン講座で営業関連の知識を継続的に学んでおり、環境が整えばすぐに現場で成果をだす準備はできています。

営業職として再スタートを切るにあたり、お客様との信頼関係を丁寧に築きながら、着実に成果につなげる営業スタイルを大切にしていきたいと考えています。

貴社の「顧客に寄り添う営業方針」に共感しており、単に売上を追うだけでなく、長期的な信頼関係を重視する姿勢が自分の価値観とも一致しています。

ブランクはありますが、だからこそ一つひとつの仕事に真摯に向き合い、地道な努力を惜しまない姿勢で取り組んでまいります。今まで以上に学び吸収し、貴社での営業活動において結果で応えたいと強く考えております。

ブランクがある場合でも、その期間を隠すのではなく、前向きな成長や気づきにつながった経験として捉え直すことが大切です。

この例文では、ブランク中も自主的に学習を継続していた姿勢を示すことで、仕事に対する真剣な姿勢と復帰への強い意欲が伝わる内容となっています。

また、「顧客に寄り添う営業スタイル」を自身の価値観と結びつけることで、企業文化とのマッチ度が高い人材であることも印象づけています。

さらに、休職前の営業経験についても具体的に言及しており、即戦力として期待できる営業スキルを持っていることが読み取れる構成になっています。

営業職の転職で企業が見ている自己PRのポイント3つ

営業職の転職で企業が見ている自己PRのポイント3つ
営業職の転職で、企業がみている自己PRのポイントには以下の3つがあげられます。

  • 自社にマッチするタイプか否か
  • 自社の営業として好成績を残せそうか否か
  • 性格や仕事への熱意などはあるか

上記を意識すると、自己PRで書くべき内容がクリアになり、通過率も高くなる可能性があります。

自社にマッチするタイプか否か

企業が自己PRで見ているポイントの1つ目は、自社にマッチするか否かです。

企業にも、下記のようなさまざまなカラーや文化があります。

  • 設立したばかりで成長志向の高いベンチャー企業
  • 長い歴史を持つ業界の重鎮的存在の企業
  • 1人1人の個人プレーで成り立っている企業
  • 個人よりもチームワークを重視する企業

上記のような企業独自の文化や風土と転職者がどの程度マッチするかは、「定着率」に影響するため、企業も自己PR文のなかで注視します。

採用活動には多額の費用をかけているため、入社後の早期退職は企業にとって大きな痛手です。

そのため、できるだけ長く活躍してもらえるよう、企業カラーに馴染めそうな人を採用する傾向があります。

自己PRではできるだけ、各企業の風土やカラーに合う内容になるように工夫するとよいでしょう。

自社の営業として好成績が残せそうか否か

企業は自己PRを通して、活躍するイメージが持てるかもチェックします。

  • 営業として自社の売上に貢献できそうか?
  • 営業としてのポテンシャルを持っているか?

このような観点は必ず重視されます。

また、営業の形態や手法、業界、顧客の種類など、営業職にもさまざまあり、活躍する人の傾向もそれぞれ異なります。

そのため、各企業の営業職に適したポテンシャルを持っている人かどうかが、選考ではチェックされるでしょう。

自己PRを作成する際は、応募先企業の事業内容をよく理解し、どのようなスキルや経験が活かせるかを把握したうえで、具体的な能力や実績をアピールするとよいです。

性格や仕事への熱意などはあるか

企業は、性格や仕事への熱意なども、自己PRから汲み取ろうとします。

営業職は、数字だけでは測れない人間的な魅力や内面的な強さが重要な職種です。

例えば、ヒアリング力や共感力は顧客との信頼関係構築に不可欠であり、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢は目標達成のために必要です。

自己PRでは、自身の長所や強みを単に並べるのではなく、具体的なエピソードを交えて伝えることで、人物像を採用担当者に明確にイメージさせることができます。

また、「なぜこの企業で営業として働きたいのか」「入社後にどのように成長し、貢献していきたいのか」、仕事への強い関心やキャリアに対する真摯な姿勢を示すと、入社意欲の高さと長期的に活躍する可能性を効果的にアピールできるでしょう。

【NG例】営業職への転職で避けた方がよい自己PR文5つ

【NG例】営業職への転職で避けた方がよい自己PR文4つ
最後に、営業職への転職で避けた方がよい自己PRとして以下の4つを紹介します。

  • 営業に関係ないスキルのアピール
  • 個人的な自慢話
  • 肩書きだけの主張
  • 抽象的で具体性のない話
  • 求められる業務とほとんど関連性がない話

上記の例文を記載すると、悪い印象につながる恐れがあり、選考でも不利になりかねません。上記の例をそれぞれ詳しくチェックして、事前に対策しておきましょう。

営業に関係ないスキルのアピール

自己PRを作成する際は、営業に関係ないスキルのアピールはなるべく避けたいです。

自己PRでは自身の持つスキルや経験を幅広く伝えたいと思うかもしれません。しかし、採用担当者が知りたいのは、入社後に営業として活躍できるかです。

そのため、高度なプログラミングスキルやデザインスキルなど、営業職で直接的に求められていない能力をアピールしても、評価にはつながりにくい可能性があります。

基本的には、コミュニケーション能力、課題解決能力、目標達成力など、営業職に必須のスキルや経験に焦点を当てながら自己PRを作成しましょう。

もし、その他のスキルをアピールしたい場合は、デザインスキルをわかりやすいプレゼン資料に活かす、データ分析スキルで顧客の傾向分析に役立てる、のように営業活動に結びつけて説明することが重要です。

個人的な自慢話

個人的な自慢話も、自己PRの作成では避けたいです。

個人的な自慢話は、関係のない話ととらえられるだけでなく、チームワークや協調性に欠けるなどの印象にもつながりかねません。

成果をアピールする際は、「チームで協力し」「周囲を巻き込みながら」「困難な状況を皆で乗り越え」などの内容に書き換えると、周囲との連携能力を示せます。

また、自己PRで重要なのは、過去の実績が応募先企業でどのように役立つかです。単なる過去の栄光を語るのではなく、未来の貢献にどうつながるかを意識して自己PRを作成するとよいです。

肩書きだけの主張

自己PR文の作成では、肩書きだけの主張もできるだけ避けたいです。

過去に有名企業に勤めていた、高い役職に就いていたなどの「肩書き」は、ある程度の経験や能力を示します。

しかし、採用担当者が知りたいのは、具体的な業務やスキル、実績、貢献度であり、役職ではありません。

そもそも役職などは、その組織における役割でしかありません。組織が変われば、求められる役割も変わります。

そのため転職では、応募先企業において、自分がどのような役割をこなすことができるのか、ということをアピールするのが良いでしょう。

抽象的で具体性のない話

自己PRを作成する際は、抽象的で具体性のない話はなるべく避けましょう。

  • 私の強みはコミュニケーション能力が高いことです
  • どのような課題にも粘り強く取り組めます

上記のような、誰にでも当てはまる抽象的な表現だけでは、採用担当者の印象にほとんど残りません。

個性や具体的な能力、そして入社後の活躍イメージを伝えるためには、必ず具体的なエピソードを添える必要があります。

いつ、どこで、何を、どのように行い、どのような結果になったかを考え、話の構成を練っていきましょう。

求められる業務とほとんど関連性がない話

自己PRでは、応募先の仕事と関係のないエピソードは避けた方が賢明です。

大切なのは、営業で成果を出すために役立つ能力や経験を伝えることです。例えば応募先企業が旅行代理店であれば、旅行の話をするなら「異文化での交渉力を培った」といった具体的な業務への関連性を示しましょう。

自己PRは、自分語りではなく「この人なら活躍できそう」と思ってもらうための場です。

まとめ|営業職の自己PRならhape Agnetへご相談!

まとめ|営業職の自己PRならhape Agnetへご相談!
本記事では、営業職への転職時に効果的な自己PRの例文や例文作成のポイントなどを紹介しました。

自己PRを考える際は、ポイントを押さえると企業の採用担当者の印象に残りやすくなり、選考通過率も高くなる可能性があります。

特に営業職では、具体的な数字やスキル、エピソードを盛り込み、応募先企業へ入社した後も活躍してもらえそうな自己PRが大事です。

転職時に有利になりやすい自己PRを、一人では思いつかない場合は、ぜひhape Agentへご相談ください。

hape Agentは、営業職に特化した転職エージェントであり、さまざまな業界への転職に対応した300種類以上のテンプレートをもとに、効果的な自己PR文の作成をサポートします。

登録は無料のため、営業職への転職で効果的な自己PRを作成したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事の監修者

株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸

人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。

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