2024-05-30

営業職がきついといわれる8つの理由とは？対処法や営業が向いていない人の特徴も紹介

「営業職はきつい？」

「営業職の中でもきつい業界はなに？」

上記のような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか。

営業職はストレス耐性がない方にとってはきつい業界といえます。そして、営業職の中でも、インフラのような生活に必要不可欠ではないサービス・商品を扱う業界は、売り込むのが難しい傾向にあるため、きついとされています。

そこで本記事では、営業職がきついと言われる理由やきついといわれている営業手法、どのような業界がきついのか・きつくないのか詳しく紹介します。営業職に向いていない方や、逆にやりがいに感じるポイントまで紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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営業職がきついと言われる8つの理由とは

営業職がきついと言われている理由を8つ紹介します。

毎月の販売ノルマや目標がきつい
残業時間が多い
常に営業成績が気になりストレスが溜まる
契約が取れないと会社での立場が悪くなる
コミュニケーション能力が必要になる
営業先の顧客から冷たい態度をとられる
営業成績に収入が左右される
自社の商材・サービスに不満がある

それでは下記にて紹介します。

①毎月の販売ノルマや目標がきつい

営業職がきつい理由の1つは、ノルマがあることです。営業職では、多くの会社で売り上げ目標というノルマが設定されています。

この売り上げ目標は、一般的には前年比の120％程度に設定されます。そのため、常に向上心がないと、ノルマがきついと感じたり、辞めたいと考えたりすることもあるでしょう。

また、ノルマが未達成になると、上司から怒られる可能性や社内での立場が悪くなることもあります。そのため、ノルマを達成するためには、休日出勤や残業をする人も多いです。

しかし、このような状況が続くと、ストレスの原因になる可能性が高くなります。上記のように、ノルマは営業職の大きな負担の1つとなっています。

そのため、ストレスで体調を崩す人も少なくありませんので、注意が必要です。

②ノルマや目標があるため残業時間が多い

営業職がきついと言われる理由の1つは、平均残業時間が多いことです。

営業職は、決められた期間内に成果を上げる必要があります。そのため、成績が悪いとノルマを達成するために残業をする人が多いです。

結果として、成績が悪い人ほど残業時間が長くなる傾向があります。ただし、全員が同じ仕事量をこなしているわけではないので、成績が良い人でも残業時間が多い場合もあります。

また、営業職は基本的に外に出て仕事をするため、労働時間の把握が難しいです。これらの理由から、平均残業時間が多く、営業職はきついと感じる人が少なくありません。

③常に営業成績が気になりストレスが溜まる

営業職は営業成績によってストレスが溜まることが多いため、きついと言われています。

さらに毎月の高い目標に加えて、上司からの期待やプレッシャー、顧客への対応など、精神的・体力的に負担のかかる仕事です。そのため、ストレスが溜まりやすいと言えます。

ただし、適度な緊張感は生産性を高めるため、ノルマやライバルの存在は自己成長につながる可能性が高いでしょう。

しかし、過度なストレスは逆効果となります。ストレスが原因で退職する方も少なくありません。自己管理を徹底する必要があり、仕事中心の生活になることも覚悟しなければなりません。

④契約が取れないと会社での立場が悪くなる

上司や同僚、スタッフなどとの人間関係がうまくいかないと、精神的に辛くなります。

そして、職場の人間関係が営業成績にも影響を与える可能性があることも忘れてはいけません。実際に、職場の生産性向上に関する有名な実験である「ホーソン実験」では、組織の人間関係が生産性に影響を与えることが明らかにされました。

つまり、職場で良好な人間関係を築けないと、精神的にもつらいだけでなく、業務にも悪影響を及ぼす可能性があるということです。

⑤コミュニケーション能力が必要になる

営業職がきついと言われる理由の1つは、コミュニケーションが苦手だからです。

営業職では、顧客と直接関わることが仕事の中心ですので、コミュニケーション能力は欠かせません。

また、自社の商品やサービスを購入してもらうためには、信頼を得る必要があります。そのため、コミュニケーション能力が低い場合や人と接するのが苦手な人にとって、営業職はきついと感じることでしょう。

さらに、優しい性格の人ほど、相手の要求に応えようとして自分を追い込む傾向があります。取引先とのコミュニケーションがうまく取れない人の多くが、営業職をきついと感じるのです。

就職活動中の学生や営業職への転職を考えている人は、注意が必要です。

⑥営業先の顧客から冷たい態度をとられる

営業職がきついと言われる理由の1つに、営業先の態度が厳しいということがあります。

営業職は、顧客の悩みや要望に応じて商品の提案を行い、購入してもらう仕事です。しかし、自分が訪問する際に歓迎される可能性は低いでしょう。

訪問先で追い返されたり、電話で心ない言葉を浴びせられることも少なくありません。営業では、顧客と直接関わる機会が多いため、避けられない問題です。特に新規開拓の場合は、断られる可能性が高く、精神的にも体力的にもきつくなりやすいです。

そのため、営業職は常に向上心があり、体力的・精神的にタフである人に向いている職業と言えます。ただし、すべての人が営業職についてきついと感じるわけではないので、注意が必要です。

人と争うのが好きな人や、数字で自分の力を証明したいと考える人など、考え方次第できついと感じない人もいます。

⑦営業成績に収入が左右される

営業職のきつさの1つの理由は、実績を維持することが困難で、ボーナス/収入が安定しないことです。

営業の仕事では常に実績を意識しながら働かなければなりません。実績が悪くなると、ボーナスが減る可能性が高いです。そのため、収入の見込みが不安定で、ライフプランを考えることも難しいです。

実績が良い人は、会社での立場や将来の計画を考えることができますが、全員が実績を残せるわけではありません。実績が維持できない人は、周りの目を気にしたり、自己肯定感が低下することもあります。

悪いサイクルにならないように、残業をしてでも実績を維持しようとすることもあります。不安要素が増えると、ストレスの原因になるため、営業職を志望している人は注意が必要です。

⑧自社の商材・サービスに不満がある

自社商品に対して好意を持てない理由から、営業職が厳しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

営業職では、自社の製品やサービスを提案し、契約を獲得する必要があります。しかし、自分自身が自社の製品やサービスに自信を持てないと、実績を上げることも難しく、営業職がつらいと感じることでしょう。

また、営業提案に対して罪悪感を抱く方もいらっしゃいます。そうした方々には、以下の例を考慮してみることをおすすめします。

例えば、「自分自身が欲しいと思うかどうか」「自社の商品をおすすめしたいと思うか」について考えてみてください。もし、これらの項目に当てはまらない場合、商材に対してつらさを感じる原因があるかもしれませんので、他の営業会社への転職を検討することも一つの選択肢です。

転職する際には、これまでの営業経験で得たスキルについても積極的にアピールすると良いでしょう。

営業職がきついと感じる本質的な理由とは

前章では営業職がきついと感じる理由を紹介しましたが、本章では営業職がきついと感じる本質的な理由を2つ紹介します。

営業スキルが身につかない
職場のやり方や人間関係に馴染めない

順に紹介します。

①営業スキルが身につかない

営業職がきついと感じる本質的な理由として、営業スキルが身につかないことが挙げられます。

営業のやりがいは、お客さまと契約を結んだり、お客さまに喜んでもらったりすることにあります。

しかし、プレゼン能力やコミュニケーション能力などのスキルが不足していると、契約に至ることができず、仕事のやりがいを味わえません。

やりがいを感じる機会が少ないと、ストレスだけが溜まってしまい、営業の仕事が嫌になってしまう可能性があります。

②職場のやり方や人間関係に馴染めない

営業の仕事がきついと感じる本質的な原因は、職場の仕事の進め方や雰囲気に問題があることもあります。

先輩や上司が相談に乗ってくれないと、一人で悩んで気持ちが落ち込んでしまいます。

また、上司や同僚との関係がうまくいっていないと、職場で孤立しがちになり、営業の仕事そのものが嫌になってしまうかもしれません。

営業職の中でもきついと言われることが多い営業手法とは

営業職の中でもきついと言われることが多い営業手法を3つ紹介します。

飛び込み営業
テレアポ営業
ルート営業

自身が転職を検討している企業の営業が当てはまるか確認してみてください。それでは順に紹介します。

営業手法①飛び込み営業

新規のお客様を獲得するために、直接お客様のもとへ訪問して営業を行うことを「飛び込み営業」と呼んでいます。

インターホンを押したり、一軒ずつ家を回ったり、オフィスビルの最上階から一階ずつ降りながら営業を行います。飛び込み営業では、1日に何件もの訪問をするため、体力的にも大変ですし、何よりも断られることがほとんどなので、精神的にも大変な仕事とされています。

営業の仕事の中でも、最もハードな仕事と言えるでしょう。

営業手法②テレアポ営業

テレアポ営業は、飛び込み営業とは異なり、直接訪問することはありませんが、1日に何件もの電話をかけて営業を行います。

直接訪問しない分、楽に感じるかもしれませんが、実際には電話越しでお客様と話すことはかなり厳しい仕事です。相手の表情が見えないため、お客様が興味を持っているのか、それとも怒っているのかがよくわからないまま営業を行わなければなりません。

テレアポは、精神的に負担の大きい営業手法です。

営業手法③ルート営業

ルート営業とは、既存のお客様に対して営業を行う仕事です。

主に法人を対象にしており、定期的な訪問や新商品の紹介、お客様と一緒に営業活動を行ったり、取引先との販売促進の打ち合わせを行います。

新規の開拓はしなくてもよいため、他の営業に比べると楽な仕事と言われていますが、お客様との長期的な関係を築いたり、緊急時に対応しなければならないなど、ルート営業ならではの難しいところもあります。

営業がきついといわれる業界とは

営業がきついと言われている業界を紹介します。

保険業界
不動産業界
人材紹介業界
広告業界

なぜきついと言われているのか、それぞれ見ていきましょう。

営業がきつい業界①保険業界

保険の営業と聞くと、女性スタッフも多いイメージがあるかもしれません。個人や法人に保険商品を説明して契約を取る仕事です。

今ではほとんどの人が保険に入るため、需要は高いと言えますが、保険会社の数が非常に多く、競争率も高いです。

さらに、保険営業は他の営業と比べて、給与の一部が成果によって決まる割合が高くなりがちです。つまり、成果が出なければ給与にも影響が出る場合が多いのです。

そのため、常に数字を意識しなければならない厳しさがあります。

営業がきつい業界②不動産業界

不動産の営業は、個人や企業に住宅として売り込む場合と、投資商品として売るケースに分かれます。不動産の営業では、テレアポの仕事もよく行われます。

毎日たくさんの電話をかけるものの、相手にあっさりと断られてしまい、なかなかアポが取れないことも多く、精神的に参ってしまう人も多いです。

住宅を売り込む場合、日陰やアクセスの難しい物件など、困難な物件も売らなくてはいけない大変さもあります。

最近では、詐欺まがいの業者も増えているため、客側の警戒心が強くなり、うまく商談を進められない厳しさもあります。

営業がきつい業界③人材紹介業界

人材紹介業界では、カスタマーアドバイザー（CA）とリクルーティングアドバイザー（RA）という2つの役割があります。

両方の業務を担当する両面型の営業では、仕事量が倍増することもあります。さらに、CAとRAでは求められるスキルが異なるため、対応に追われることもあるでしょう。土曜日も出勤しなければならないこともよくあります。

平日はCAとRAの両方の業務をこなし、さらに土曜日は求職者対応に追われるという状況もあるため、体力的にも精神的にも大きな負担です。

営業がきつい業界④広告業界

広告業界の営業は、主に法人向けに行われることが多いです。営業担当者は企業に対して宣伝広告の提案や制作を勧める役割を果たします。

広告業界の営業は少し特殊であり、クライアントである企業と制作するクリエイターの間に立ち、商品提案を進める仕事です。そのため、できあがった広告に不満があると、クリエイター側よりも営業側にクレームが寄せられることが多いのです。

この理不尽さにストレスを感じる営業担当者も少なくありません。

営業がきつくないといわれる業界とは

前章では営業がきついとされている業界を紹介しましたが、本章では営業がきつくないとされている業界を紹介します。

IT業界
食品業界
インフラ業界
製造業・メーカー業界

それぞれ紹介します。

①IT業界

IT業界とは、主にソフトウェアやWebサービス、通信などを扱う企業のことを指します。

このような商品の営業職は、最近ではコロナの影響でますます需要が高まり、商談がしやすくなっています。背景には、DX化（デジタルトランスフォーメーション）という大きな要素があります。

DX化とは、コロナの影響で企業がデジタル技術を導入し、積極的に活用する状態のことを指します。

従来の方法から組織やビジネスモデルを変革し、価値を提供する方法を変えていくのです。そのため、ITの需要が高まり、IT関連の営業職は働きやすい傾向にあります。

②食品業界

食品業界の営業職が比較的楽とされる理由は下記3つの理由が挙げられます。

景気の影響を受けにくく一定の需要があること
食品業界に参入するための障壁が高く競合他社の数を抑えられること
取引先がある程度決まっていること

製造設備や人材などの大規模な投資が必要であり、これによって競合が少なくなります。そのため、営業としての負担もそれほど大きくなりません。

新商品を売り出す際にも、既存の取引先に提案を行えば良いので、新規の顧客獲得にかかる手間が少なくなります。

よって、食品業界の営業職は、他の業界と比べて競争が少なく、取引先も一定であるため、楽な営業職を求めている方におすすめです。

ただし、営業職としてのスキルや知識は必要ですので、それを磨くことも大切です。

③インフラ業界

インフラ業界では、社会の基盤となる電気やガス、鉄道などの商品を取り扱っています。

このようなインフラ関連の商品を扱う営業職は、比較的働きやすいと言えるでしょう。なぜなら、インフラ商品は人々にとって生活に必要不可欠なものだからです。

商品やサービスは、生活に必要なものとそうでないものに分けられますが、インフラ商品はまさに必要不可欠なサービスです。

そのため、営業がしやすい傾向にあり、ストレスを感じることは少ないと言われています。

④製造業・メーカー業界

製造業界・メーカー業界も営業がきつくないと言われている業界です。

メーカー業界は非常に幅広い分野です。部品や製品を作り、販売しているほとんどの企業がメーカー業界に属しています。

大手メーカーは知名度もあり、実績と信頼もあるため、営業がしやすいという利点があります。また、メーカーの営業は主に既存の取引先を回り、新規の開拓はあまり必要ありません。

既に取引のある顧客に新商品をアピールするなどの営業方法が主なため、断られる確率も低く、プレッシャーを感じずに済みます。

営業職がきついと感じた際の4つの対処法とは

営業職がきついと感じた際の対処法を4つ紹介します。

営業職の上司や同僚に相談する
営業スキルを身につける
営業方法を見つめ直す
転職して環境を変える

順に紹介しますので、営業できついと感じた際に役立ててください。

対処法①営業職の上司や同僚に相談する

営業が厳しいと感じた時の対処法の1つは、「信頼できる同僚や上司に相談すること」です。

営業が厳しいと感じる時は、精神的に疲れている状況です。そのような場合は、身近な人に質問や相談をして、気持ちを楽にする必要があります。

まず、上司との関係が悪くない場合は、直属の上司に相談しましょう。なぜなら、部下の成績が上がれば、上司の評価も上がるため、積極的に教えてくれるからです。

また、自分よりも営業経験の長い上司であれば、培ってきたノウハウも多いです。そのため、「どんな工夫が必要か」「成績を上げるにはどんな行動をしたらいいか」などについて聞いてみましょう。

他にも、同僚に話を聞いてもらえれば、気持ちが楽になります。ですから、相談しやすい相手に話をして気持ちを明るくするような行動を取ってください。

対処法②営業スキルを身につける

営業が厳しいと感じた時、対処法の一つは「営業スキルを向上させること」です。

自分のスキル不足が原因で営業が厳しいと感じる場合は、スキルアップに向けて努力しましょう。成果が出るまでは厳しいかもしれませんが、上手くいくようになればやりがいを感じられるでしょう。

営業スキルを磨くためには、成績の良い人の行動を参考にしたり、上司に相談したりすると良いです。また、自分が磨くべき能力が分かれば、効率的なスキルアップにつながります。

スキルアップを目指す際は、目標を設定することでモチベーションを保ちやすくなります。例えば、「営業成績トップの人のようになる」という目標を定めたら、その人が行っている行動を徹底的に真似するようにしましょう。

以上のように、目標を達成するために必要な行動まで考えることが重要です。自分の実力不足で営業が厳しいと感じる方は、参考にしてください。

対処法③営業方法を見つめ直す

営業が厳しいと感じた場合、対処法の1つは「営業方法を変えてみる」ことです。

営業方法を変えることで、自分に合った営業スタイルが明確になり、結果につながりやすくなるからです。まずはこれまでの営業スタイルを振り返り、改善点を見つけましょう。

改善点が見つかったら、1つずつ解決策を考えて実行してください。具体的な行動例としては、顧客との連絡や訪問の頻度、接し方の見直し、相手の立場に立って改善できる点などを考えると良いです。

また、営業のノウハウについては、上司や営業を行う仲間に教えてもらうこともおすすめです。自分だけでは気づけなかった視点が得られるメリットがあります。

結果が出なくて厳しいと感じている方は、これまでの営業スタイルを振り返り、反省点を見つけることを実践してみてください。

対処法④転職して環境を変える

営業が厳しいと感じた場合、一つの対処法は「転職して環境を変える」ことです。

もし職場の雰囲気や社風が合わなくて営業が厳しいと感じるのであれば、転職することで改善が期待できます。

ただし、次の会社でも同じ状況にならないように、企業研究はしっかりと行ってください。また、営業スタイルが合っていない場合も転職を検討すると良いでしょう。

例えば、新規開拓での飛び込み営業が苦手な方は、ルート営業に変えてみるなどの選択肢もあります。

他にも、自社の商品に自信が持てない場合は、自分自身が購入したいと思える商材やサービスを扱っている会社に転職することをおすすめします。

環境の変化によって改善が期待できるなら、転職を考える価値があります。ただし、転職する際には退職理由が明確であることに注意してください。

明確な理由がないと、転職が難しくなる可能性があります。

営業職はきついだけじゃない！営業職のやりがいや楽しさを4つ紹介

本章まで、営業職がきついと感じる理由や対処方法を紹介しましたが、営業職はきついだけの業種ではありません。そこで本章では営業職のやりがいや楽しさを4つ紹介します。

成果や数字で明確にわかる
顧客と直接関われる
ビジネスの基礎を学習できる
人脈が広がる

きつさだけではなく、やりがいも押さえておきましょう。

営業職のやりがい①成果が数字で明確にわかる

営業職のやりがいとして、成果が数字で明確にわかることが挙げられます。

たとえば、事務職の場合、自分の頑張りが具体的にどれだけ成果を上げたかはわかりにくいかもしれません。

しかし、営業職の場合は、結局のところ売り上げ額が成果となります。数字で示せるので非常にわかりやすく、自分の頑張りを実感することができると同時に、会社からも認められます。

多くの営業職では、目標の売上数を設定し、それを達成するために頑張ります。そして売上に応じて給与がアップするシステムも多いです。

成果を上げれば上げるほど給与も上がり、次の目標を立ててまた頑張ることができます。

これこそが営業の大きなやりがいと言えるでしょう。

営業職のやりがい②顧客と直接関われる

営業職のやりがいとして、顧客と直接関われることが挙げられます。

商品をただ売り込むだけでは、なかなか契約には結びつきません。相手の困っていることを見極め、それを解決できる商品やサービスを提案することが大切です。

そして、提案した商品やサービスが問題を解決してくれると、お客様は満足し喜んでくれます。

営業の仕事は、人と接することが好きな人に向いていると言えます。お客様と直接接して、感謝されることも、営業ならではの醍醐味です。

営業職のやりがい③ビジネスの基礎を学習できる

営業職では、話し方のマナーやわかりやすい説明の仕方、人間関係の構築のコツなど、ビジネスマンとしての基本的なスキルを学べることもやりがいといえます。

さらに、契約を取るためには自分自身でいろいろと工夫する必要があり、その過程で想像力も磨かれるでしょう。

断られても諦めずに次に進むためには、メンタル面も強化されます。営業職の魅力は、働きながら多くのことを身につけ、成長できる点にもあります。

営業職のやりがい④人脈が広がる

営業は、商品やサービスを売るだけでなく、人間関係を築く重要な役割も果たしています。

普段は経営者や役員クラスの顧客と直接接する機会はあまりありませんが、営業では決定権を持つ代表クラスとの会話が頻繁にあります。

そのため、人脈を広げる絶好の機会と言えます。広範な人脈を持つことで、待遇の良い企業の紹介や新たなビジネスの機会を知ることもできます。

また、信頼関係を築いた人からの支援やアドバイスは、非常に貴重なものと言えるでしょう。

営業職が向いていない・やめたほうがいい人の特徴とは

最後に、営業職が向いていない・やめておいた方がいい人の特徴を4つ紹介します。

人とコミュニケーションをとるのが苦手な人
スケジュールの管理が苦手な人
ストレスに対する耐性がない人
完璧主義な人

特徴①人とコミュニケーションをとるのが苦手な人

コミュニケーションが苦手だったり、ストレスになったりする人は、営業職において不利な立場になりがちです。

営業職では、顧客との信頼関係が売上に大きく影響するため、積極的なコミュニケーションが必要不可欠です。

特徴②スケジュールの管理が苦手な人

営業職は、自己管理能力を非常に高いレベルで求められる仕事です。

自分でスケジュールを組み立て、タスクをこなす能力が求められるため、組織化や計画性に欠ける人にとっては難しいかもしれません。

活動を計画する際には、顧客にいつ連絡をすべきか、見込み客にプレゼンテーションを行うべきか、予期せぬ問題にどのように対処するべきかということを常に考えなければなりません。

さらに、どのタスクが最優先で、どのタスクが次に来るべきかを見極める「優先順位付け」のスキルも必要です。

このスキルが欠けていると、重要なタスクを見逃したり、時間を無駄にしたりする可能性があります。

特徴③ストレス耐性がない人

ストレス耐性がない人は営業職に向いていません。営業職において、ストレスを感じる要因の一つは「ノルマ」というプレッシャーです。営業職には、一定の成果を上げるための目標が必要です。

自分の働きが数字で評価され、その数値が自分の評価や報酬に直結することは、精神的な負担を感じることになります。特に、自分の働きが数値で評価されることに抵抗感を持つ人にとっては、営業職は厳しいかもしれません。

特徴④完璧主義な人

営業職のような変動性が高く、顧客の都合や急なタスクの影響を受けやすい職種では、完璧主義は逆効果になることがあります。

営業職では、スケジュールが常に流動的であるため、予想外の事態にすばやく対応する柔軟性が求められます。顧客の都合に合わせるためにスケジュールを変更したり、未予想の新たなタスクに対応したりと、日々の業務は常に変化し続けます。

こういった状況では、完璧主義の人は自分が予定していたスケジュールを変更することにストレスを感じるかもしれません。ストレスが原因で仕事の楽しさを奪い、仕事がつらく感じる可能性もあります。柔軟性を持ち、現実と理想のバランスを保つことが営業職には必要です。

まとめ

営業職に就きたい意欲はもちろん大切ですが、営業の種類や各職種の業務内容、そしてきつさを冷静に把握することも重要です。

きつさを理解することで、自分に合った営業手法を見つけることができ、さらに自分の能力を活かせる職場を見つけることができます。

この記事を通じて、各業界の営業のきつさややりがいを理解することで、自分が目指すべき仕事が見えてくるかもしれません。自己分析をしながら、慎重に自分に合った仕事を探していきましょう。

しかし、本記事だけではなかなか不安を払拭しきれないかとも思います。hape agentでは営業職に特化した支援を行っていますので、ご自身にあった業界を紹介できます。自己分析や営業職へ転職する際のポイントもお答えしますので、営業職への転職を検討されている方はぜひ下記よりご登録ください。