2024年03月29日
個人営業ってどんな仕事?法人営業との違いや転職のコツを解説。
営業は大きく分けて「法人営業」と「個人営業」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。今回は特に個人営業に焦点をあて、仕事内容や、やりがい・厳しさ、転職のコツなどを徹底解説いたします。個人営業への転職をお考えの方はぜひご覧ください!
第1章 個人営業の仕事内容
個人営業とは、個人を相手に提案を行う営業のこと。
個人営業とは、その名の通り「個人を相手に提案を行う営業のこと」を指します。具体的な仕事内容は、保険商品や不動産、車、リフォームサービス、時計や宝石といった貴金属…など扱う商材によって異なりますが、一般的な仕事内容を以下でご紹介します。
▼アプローチ
企業によって若干異なりますが、新規顧客の獲得から任せられる場合はまずテレアポやメール問い合わせ、飛び込み訪問などでアプローチを行います。日常でのお困りごとや悩みを聞きながら、お客様のニーズをもとに自社商品をご紹介します。
▼商談/提案
興味を示してくれたお客様に対して詳しく提案を行います。保険営業はお客様のライフプランや家族構成にあわせて適切なプランニングを行ったり、車の営業(カーディーラー)はお客様の要望に応じた車種やカスタマイズを提案したり…と、業種によっては専門知識が必要になることもあります。
▼契約手続き
契約が決まったら、お見積もりや書類作成などの契約手続きが発生します。企業によっては、事務スタッフがサポートしてくれる場合もあります。
▼アフターフォロー
ご購入いただいた商材に不具合がないか、新たなニーズがないかなどを確認するため、契約後も訪問や電話でお客様とコミュニケーションを取ることがあります。
第2章 個人営業と法人営業の違い
個人営業と法人営業では、関わる相手や規模に違いが出る。
個人営業は提案相手が個人であるのに対し、法人営業の提案相手は法人(企業や団体)です。この章では、よく間違われがちな「個人営業と法人営業の違い」について詳しくご説明します。
■関わる相手
個人営業は一般家庭や一人暮らし世帯の方に提案するため、関わる相手が1〜2人と少なめであることが多いです。一方、法人営業は組織に対して提案するため、現場担当者だけでなくその上司、社長、役員など複数の方と関わることがあります。
■アプローチから受注までの期間の長さ
「関わる相手」に繋がる話でもありますが、個人営業は提案相手が少人数であるため受注に至るまでの期間が短めです。法人営業は「商談を行うのは現場担当者だが、決裁権は社長にある」といったことも多く、稟議や交渉に時間がかかりやすいです。
■規模
業種にもよりますが、個人営業は1件あたりの取引金額や規模が法人企業よりも小さめです。その分、1人が担当する顧客数が多くなる傾向にあります。
第3章 個人営業のやりがい&厳しさ
数字を追う大変さがある一方、
頑張りが評価に直結して、顧客との距離も縮めやすい。
続いて、個人営業の仕事のやりがいと厳しさについてご紹介します。個人営業は、取引相手が個人だからこそのやりがい・厳しさがあるようです。以下で詳しくご紹介します。
【やりがい】
●お客様との距離が近く、直接感謝されやすい
個人営業はお客様と1対1で接することも多いため、距離が縮まりやすいと言えるでしょう。ビジネスライクなコミュニケーションよりも、世間話など砕けた会話が受け入れられやすい仕事です。また何度もお客様先に出向いたり、お客様の要望を捉えた提案を行ったり…といった労力を認めていただけることも多いでしょう。
●成果によっては高収入も期待できる
個人営業は、成果に応じて追加報酬を支給する「歩合給制」を採用している企業も多いです。その場合、成果が高ければ高いほど収入増に繋がります。特に1件あたりの単価が高い投資用不動産の営業などは、年収1000万円超えとなる方も少なくはありません。
【厳しさ】
●ノルマを追う大変さを感じることも
個人営業は、テレアポや飛び込み訪問などの新規開拓を行うことが多いです。売上目標を達成するためには数をこなす必要があるため、「1日100件ほど電話をかけても、受け入れてもらえるのは1日2〜3件だけ」など、頑張りがなかなか報われない大変さを感じることもあるかもしれません。その一方で、経験を重ねていくと馴染みのお客様や「あなたから商品を買いたい」と言ってくださるお客様も増えてくるため、「苦労した分だけ喜びや働く意義を感じやすい」という方も多いようです。
第4章 個人営業への転職のコツ
転職活動に不安がある方は、転職エージェントをうまく活用しよう!
最後に、個人営業への転職をお考えの方に向けて転職のコツをご紹介します。個人営業は未経験でも転職しやすい仕事ですので、興味がある方は過去の経歴に関わらず積極的に挑戦してみてください。
●まずは仕事内容をきちんと把握する
第1章でも少し触れましたが、個人営業は扱う商材や企業によって仕事内容が大きく変わります。そのため面接でも「この仕事に向いている人か」「長く働いてくれそうか」といった部分に注目が集まりやすいでしょう。求人や企業HPをよく読んで仕事内容を把握してから、選考に臨んでみてください。
●コミュニケーション能力は積極的にアピール
個人営業はお客様といかに信頼関係を築くかが大切な仕事です。そのため、明るいコミュニケーションが取れる方や、会話のキャッチボールがうまくできる方は好印象となりやすいでしょう。過去に接客経験がある方は、その実績もぜひ積極的にアピールしてみてください。
●転職エージェントをうまく活用する
「個人営業に自分が向いているか分からない」「自己アピールが苦手で選考に不安がある」といった方は、ぜひ転職エージェントに相談してみてください。特におすすめなのは、営業職に特化している『hape Agent』。
430社を超える転職エージェントの中で4部門で1位を獲得した実績(「全国430社を超える転職エージェントのランキング調査」2019年12月 リクナビNEXT調べ)を持ち、一人ひとりの悩みにあわせた丁寧な提案で支持されているエージェントです。
個人営業はもちろんのこと、その他の営業職の求人も豊富ですので「まずは相談にのって欲しい」という方もぜひご活用ください。
まとめ
今回は、個人営業の仕事内容ややりがい・厳しさ、転職のコツなどについて解説しました。個人営業についてもっと深く知りたい方、転職活動をサポートしてほしいという方は、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍する『hape Agent』にぜひお声がけください。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。