キャリアとして営業職への転職を考える女性、必見！営業職に就くメリット・デメリットを紹介します。

女性で営業職を目指される方にとって、「どんなキャリアを歩めるのか？」「活躍できる人の特徴は？」「女性の営業職者が抱えがちな悩みは？」など、気になるポイントも多いですよね。そこで今回は、女性が営業としてキャリアを形成する際のメリット・デメリットについてご紹介します。

第1章　女性が営業職になるメリット

営業職は転職がしやすく、「女性だからこその強み」が活かせる仕事。

政府も「女性活躍推進法」を掲げており、女性営業職はさまざまな業界で年々増加しています。では、女性が営業として働くことには、どんなメリットがあるのでしょうか？以下で詳しく見ていきます。

▼女性特有のコミュニケーション能力が、役に立つ。

アメリカのジョージタウン大学のデボラ・タネン教授の著作『You just don’t understand』（邦題：『わかりあえない理由』）によると、「女性はラポール（共感）トーク、つまり、社会的所属と感情的つながりを重視するコミュニケーションスタイルで、男性はレポート（報告）トーク、つまり、感情を交えることなく情報を交換することに主眼が置かれている」と書かれています。思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか。

女性は共感力や雑談力が高いため、相手との距離を縮めやすい傾向にあるようです。営業は相手との関係構築がとても大切な仕事のため、この能力は大いに役立ちます。

▼細やかな気配りが、強みになる。

女性は、良好な空気や雰囲気を作ることが得意だと言われています。女性の笑顔や物腰の柔らかさが、話をする相手に安心感を与えるため、相手の警戒心も解きやすいのだと考えられます。コミュニケーションの場が温かくなるため、相手の記憶にも残りやすいのでしょう。

▼ブランクを経ても、復職しやすい。

一般的に営業職は求人数がとても多く、転職のチャンスが多い職種です。企画提案力や課題解決力、交渉力といった営業スキルは一朝一夕で身につくものではないため、一度経験や実績を積んでおけば、転職活動で有利に働きやすいもの。出産・育児などでブランクがあったとしても、復帰しやすいと言えそうです。

第2章　女性が営業職になるデメリット（抱えやすい悩み）

ライフイベントなど、将来への不安を抱える女性が多い。

ここまでは女性が営業職になるメリットをお伝えしてきましたが、反対に「女性の営業職だからこその悩み」を抱える方もいらっしゃいます。どんな点に悩むことが多いのか、またどうすれば改善していけるか、以下でまとめてみました。

▼社内にキャリアのロールモデルがいない可能性がある。

営業職の人口全体で見れば男性営業が多く、女性が少ない業界や企業も一定数存在します。そのため、ロールモデルになる女性の先輩が社内におらず、「どこを目指せば良いかわからない」「女性特有の相談を話せる相手がいない」といった悩みを持つ方も多いようです。

このような場合は、社内全体で女性のネットワークを構築し、信頼できる同性の先輩を他部署で探すのがおすすめ。また、評価面談などの際に上司に相談するのもひとつの手段です。場合によっては、あなたの声を受けて「次の採用活動で女性の営業を増やす」といった判断がなされるかもしれません。

▼ライフイベントとの両立に苦労する人が多い。

どの職種でも言えることですが、出産や育児などのライフイベントが訪れた際は、仕事と私生活を両立させる難しさを感じそうです。特に営業職は担当の顧客がつく場合が多いため、顧客や会社に不利益が出ないよう、うまく業務の引き継ぎや分担を行う必要があります。そのため「子どもが熱を出した時など、急な休みのときに調整が大変」「時短勤務でも目標を追いかけねばならず、ハードワークになりがち」といった悩みを抱える方が多いようです。

やはり子育てはいつ何が起こるか分からず、コントロールしづらいもの。うまく両立させるには、仕事の方で工夫できることがないか考えてみましょう。たとえば「会社の上司や取引先に、前もって今後の予定を伝えておく」「大切な商談がある日は、子どもの体調不良に備えて旦那さんやご実家にあらかじめ伝えておく」といった対策を行うなど。一人で頑張ろうとするのではなく、周りを頼ることも大切です。

まとめ

今回は「女性が営業として働くメリット・デメリット」についてご紹介しました。出産・育児などのライフイベントに備えなければならない女性は、転職活動でも選ぶ職種や企業に迷ってしまうものですよね。今回の記事が、そんな方の参考になれば幸いです。

また最近は、「女性の働きやすさ」を真剣に考える企業が増えてきており、いろいろな制度や福利厚生を設けるユニークな企業も多いです。求人や企業HPを見る際は「社員の女性比率」や「産休・育休の取得状況」などをチェックして、前向きに働けそうな企業を選ぶようにしてみてください。またhape Agentでは、あなたが希望する働き方や条件にあった求人を紹介してくれるので、ぜひ相談してみてください！