2024年12月16日
【営業はもう勘弁…】営業職以外の転職先おすすめ9選と活かせるスキル
「自分は営業に向いていない気がする」
「このまま営業を続けることに違和感がある」
上記のように、営業以外のキャリアを模索したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
営業以外に転職する場合は、一度自分の適性や興味関心を見つめ直すことが重要です。本記事では、営業職からのキャリアチェンジ先として注目の職種や、スムーズに転職するためのポイントをご紹介します。
新たな仕事に挑戦したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
営業の仕事が嫌いになってしまう原因とは?
転職を考える上では、「なぜ営業をやりたくないと感じるようになってしまったのか」ということに向き合う必要があります。考えられる主な原因は、以下の通りです。
- ノルマを達成できない
- 自社商品をうまく好きになれない
- 飛び込み営業などで人に拒絶されるのがつらい
- 接待や付き合いなどで飲み会を通じた人間関係を築くのが苦手
- 残業が多い
- 商談時の雑談や、セールストークが苦手
- 上司や社内の人間関係が悪い
嫌いになった原因を分析しなければ、転職してもまた同じ辛さを経験する可能性があります。そのため、必ず原因の分析は転職前に実施しましょう。
【もう一度考えて】営業に向いている人の特徴
営業に向いている人とは、単に話し上手な人だけではありません。顧客のニーズを深く理解し、信頼関係を築く力を持つ人が真の営業向きと言えます。この特徴をもう一度整理して考えると、自分自身の強みや適性を再発見するきっかけになるでしょう。
まず、顧客の話をしっかりと聞ける傾聴力が重要です。営業の場では、商品の特徴を一方的に伝えるのではなく、顧客が抱える課題や要望を的確に聞き取り、それに応じた解決策を提案することが求められます。
ここで、聞き上手な人は自然と顧客の信頼を得ることができます。
最後に、粘り強さが挙げられます。営業は成果がすぐに出るとは限らず、何度も交渉や調整を繰り返す場面も多いです。そんな中でも諦めずに取り組む姿勢が結果につながります。
営業に向いているかどうかは、一つのスキルだけで決まるものではありません。自分の持つ強みを活かしながら、必要なスキルを磨くことで、営業職での成功に近づけるでしょう。
【おすすめ9選】営業職以外への転職でおすすめの職種9選
本章では、営業から営業以外への転職でおすすめの職種を9つ紹介します。
- 営業企画
- コンサルタント
- 広報
- マーケティング
- システムエンジニア
- プログラマー
- 公務員
- Webデザイナー・ライター
- 保育士・教師
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①営業企画|営業スキルの発揮に最適
営業企画は、企業の売上や収益を伸ばすため、主に営業に関わる企画立案や施策実行を主な業務とします。具体的な業務内容は、以下の通りです。
- 市場調査や顧客ニーズの分析
- 販売促進キャンペーンの企画運営
- 販売チャネルの開拓や拡大施策
- 営業目標の設定と進捗管理
営業企画の仕事には「どうやったら新規顧客を獲得ができるのか」「どうすれば購買につながるのか」という、営業ならではの視点が欠かせません。
②コンサルタント|コミュニケーション能力を活かす
コンサルタント職には、経営コンサルや戦略コンサル、ITコンサルなどさまざまな種類があります。いずれも企業経営における課題を解決し、クライアントが目指すべき姿や望む成果を実現できるようにする仕事です。
コンサルタントには、高い論理的思考力と経営や会計の知識など、さまざまなスキルが求められます。
しかし、クライアントのニーズを汲み取り、そのニーズに応じた提案をする点は、営業職と共通点があります。コミュニケーション能力を活かしつつ、営業職以上にクライアントと深い関係を築き、より大きな貢献ができる点が魅力です。
③広報|魅力や価値を伝える仕事
広報は、企業やブランドのよいイメージを社会に広く浸透させることが目的の仕事です。
メディアへのプレスリリース配信や記者会見の開催、WebサイトやSNSでの情報発信など、さまざまな手段で企業の正しい姿を伝え、ブランド価値を高める活動を行います。
営業では、以下の能力が求められる傾向があります。
- 顧客との円滑なコミュニケーション能力
- 自社製品やサービスの理解力
- プレゼンテーション能力
広報は、相手の立場に立ったコミュニケーション能力が必要不可欠です。そのため、営業経験者は即戦力としての活躍が見込める職種といえます。
④マーケティング|アイデアマンにおすすめ
マーケティングは、マスメディアやWebを活用しながら、商品やサービスが売れやすくなる仕組みを作る仕事です。
最近では、以下のマーケティング需要が高まっており求人も増えています。
- SNSマーケティング
- デジタルマーケティング
- Webマーケティング
思考力と分析力に加え、営業で「売れるためにどうすべきか」と考えて行動に反映させた経験が、マーケティングの仕事に直結します。
⑤システムエンジニア|新しい仕事に挑戦したい人におすすめ
システムエンジニアは、SEとも呼ばれ、システム開発における上流工程を担当します。上流工程とは、顧客の実現したいことに対して、最適なシステムを企画・設計する段階です。
上流工程業務を行うには、顧客の業務を理解し適切なシステムを提案する能力や、関係者とのコミュニケーション能力が求められます。
プログラミングなどの技術的なスキルは新しく必要ですが、営業で培ったスキルがそのまま生かせる仕事です。
⑥プログラマー|専門的な知識が必要
プログラマーは、システムエンジニアから受け取った仕様書や設計書に基づいて、プログラムのロジックや構造を設計する仕事です。
高度な論理的思考力とプログラミングスキルが必要な職種ですが、プログラマーは求人が多いこと、プログラミングのスクールや動画などが充実していることがあるため、営業から完全に職種を変えたい場合はおすすめです。
⑦公務員|ノルマが比較的少ない
公務員とは、国や自治体の行政運営にあたり、公共の利益のために尽くす人のことです。職種は、各省庁の職員、裁判官や自衛官、教員、消防士、警察官などさまざまです。
営業職にありがちなノルマも少なく、リストラや倒産のリスクもないため、ワークライフバランスを大切にしながら安定して働けるメリットがあります。
民間企業での働き方にデメリットを感じる人は、転職して公務員になることを検討してみてはいかがでしょうか。
⑧Webデザイナー・ライター|需要が高まっている職種
Webデザイナーやライターは、WebサイトやSNS上のコンテンツを制作する仕事です。ユーザーに対して訴求力の高いコンテンツを作るスキルが必要です。
しかし、案件の多くがWebサイトへの集客や商品・サービスの宣伝につなげることが求められるため、営業で培った相手の目線で考える能力が活きる仕事です。
最近はプログラマーやWebマーケターとともに需要が高まっている職種の一つです。
⑨保育士・教師|人の役に立つのが好きな方におすすめ
保育士や教師は、子どもたちや保護者との円滑なコミュニケーションが何より重要です。
営業経験があれば、観察力や相手の立場に立って話を聞き、適切に対応するスキルがあるはずです。したがって、「子どもが好き」「子どもの健やかな成長に関わる仕事がしたい」という意思さえあれば、資格取得を目指し、保育士や教師への転職も候補としておすすめです。
営業職で得られた転職に役立つ3つのスキル
本章では、営業職で得られる転職に役立つ3つのスキルを紹介します。
- コミュニケーション能力
- マーケティング能力
- ロジカルシンキング
それでは、詳しく見ていきましょう。
スキル①コミュニケーション能力
営業職において重要なスキルがコミュニケーション能力です。日々の営業活動を通じて、以下のようなコミュニケーション力が身につきます。
- 上司や同僚とチームワークを発揮しながら、円滑にコミュニケーションを図る力
- 顧客の立場に立って傾聴し、ニーズを的確にとらえる力
- 商品やサービスの特長を分かりやすく説明し、顧客に訴求するプレゼンテーション力
- 価格や納期など、さまざまな条件を調整し建設的な折衝ができる交渉力
このようなコミュニケーション能力は、さまざまな職種で活かせる汎用的なスキルです。
スキル②マーケティング能力
営業職では常に市場の動向を注視し、顧客ニーズを的確にとらえる必要があります。その過程で以下のようなマーケティング能力が身につきます。
- 市場調査を通じて業界動向や顧客トレンドを注意深く分析する力
- 顧客の潜在的な課題やニーズを発掘し、新規案件につなげる力
- 競合優位性を確立するための、商品ラインナップやプロモーション施策を立案する力
マーケティング視点で物事をとらえる力は、営業職に留まらず広く企画職や経営職でも役立つ重要なスキルです。
スキル③ロジカルシンキング
営業職ではさまざまな課題に直面する中で、合理的かつ論理的に思考し、解決策を見出す力が養われます。
- 現状を冷静に分析し、本質的な課題や問題の所在を特定する力
- 複合的な要因を多角的に検討し、論理的に最適解を導く力
- 目標達成に向けた明確な行動計画を立案し、着実に実行に移す力
このようなロジカルシンキングは、課題解決に向けた基本的な思考プロセスであり、あらゆる職種で重要視される能力です。
営業職以外の仕事に転職するために重要な3つのポイント
本章では、営業職以外の仕事に転職するために重要な3つのポイントを紹介します。
- 新しい知識やスキルを取得する
- 自己分析を入念に実施する
- 営業で培ったスキルを活かせる職種を選ぶ
営業から異職種に転職するには、いくつかの押さえておくべきポイントがあります。基本的には、保有スキルと未習得のスキルを明確化することが大切です。
ポイント①新しい知識やスキルを取得する
営業職から別の職種へ転職するためには、新しい知識やスキルの習得が欠かせません。企業が期待するのは即戦力だからです。
そのため、目指す職種で必要とされる専門知識や技術をきちんと身につけることが重要です。
例えば、Webデザイナーを志すなら、デザインの理論やグラフィックソフトの操作を学ぶ必要があります。スキル取得のためには、講座受講やオンライン学習、専門書の購読などさまざまな方法があるので、自分に合ったスタイルを見つけましょう。
たしかに未経験可能な求人もありますが、新しい知識やスキルを吸収する過程そのものが、転職活動では高く評価されます。将来的なキャリア形成にも役立つでしょう。
ポイント②自己分析を入念に実施する
転職を検討する際は、自分自身の長所・短所、適性、価値観などを冷静に分析することが不可欠です。自分の強み・弱みを正しく認識し、それらをどのように生かせるかを考えることが大切です。
例えば、営業職でコミュニケーション力を身につけたなら、接客業や営業職に加え、コンサルタントやマーケティング職などでも活躍できるかもしれません。一方、分析力に長けているなら経理や企画職も選択肢の一つです。
自己分析は転職活動の土台となるため、十分な時間をかけてじっくり自分を見つめ直すようにしましょう。
ポイント③営業で培ったスキルを活かせる職種を選ぶ
営業職で培ったさまざまなスキルは、他の多くの職種でも役立ちます。
コミュニケーション力、交渉力、プレゼンテーション力、課題解決力など、営業に従事することで得られるスキルは多くあります。これらのスキルは、接客業はもちろん、上述したコンサルタント・マーケティング職・システムエンジニアなど、さまざまな分野で活かすことが可能です。
自分の強みを最大限に発揮できる職種を選ぶことで、スムーズな転職が期待できるでしょう。いままでの経験を生かしつつ、新たなキャリアに挑戦できる好機でもあります。
営業職の仕事以外に転職する場合の3つの注意点
営業から異職種に転職しても、状況が改善されなければ意味がありません。本章では、営業から他の仕事に転職した人が陥る3つの注意点を紹介します。
- 人との関わり合いは避けられない
- 営業よりも成果が求められる可能性がある
- 収入が下がってしまう恐れがある
それでは、詳しく見ていきましょう。
注意点①人との関わり合いは避けられない
営業職を離れたからといって、人とのコミュニケーションが不要になるわけではありません。むしろ職種によっては、より高度なコミュニケーション力や、違った角度のコミュニケーションが求められる場合があります。
例えば、コンサルタントやプロジェクトマネージャーでは、相手の要望を的確に汲み取り、提案や調整を行う必要があります。
企画系の職種では、チームメンバーや関係者との人間関係を構築し、協調性を発揮することが不可欠です。
注意点②営業よりも成果が求められる可能性がある
営業職では、売上げや新規開拓数などの数値目標が設定されることが一般的で、投下した努力と成果の因果関係がはっきりしていることが多いです。
一方、他の職種ではプロジェクトの円滑な遂行や製品開発、サービス提供などの成果が問われます。
しかし、期待される成果を得るための打ち手が見つからないこともあります。その中で厳しく成果を問われた場合は、営業だった頃よりも頭を悩ませる状況に陥る可能性があるでしょう。
注意点③収入が下がってしまう恐れがある
営業職は実績や業績が賞与やインセンティブに反映されることが多く、もともと高い収入を得られる可能性がある職種です。
一方、異職種では、未経験として扱われてしまったり、自分の頑張りが評価に反映されづらかったりなどで、前職よりも収入が下がってしまうリスクがあります。
そのため、転職後は収入で我慢が必要な可能性を覚悟しておきましょう。
まとめ|営業のプロに無料相談しよう
本記事では、営業から営業以外に転職する場合におすすめの職種を9つ紹介しました。営業職ではさまざまなスキルが培われるため、経験が無駄になることはありません。
しかし、営業が天職だと思う人もいれば、営業職であることに違和感を持つ人も多いことは事実です。もし、「自分にはほかのキャリアがあるのではないか」と感じるのであれば、より自分が活躍できる他の場所を探してみませんか?
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この記事の監修者
hape Agent編集部
営業職特化だから選ばれる営業転職エージェント「hape Agent」の編集部です