2024年05月30日
現職が激務で転職活動ができない?働きながら転職するための短所方法を11個紹介
「仕事が激務で転職活動をするヒマがない」
「現職が激務で転職活動がつらい」
上記のようなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
特に働き方を改善するために転職を考えている方は、この問題にぶつかりがちですよね。
ですが、転職活動は少しの工夫で時短することが可能なんです。今回は、転職活動にかかる時間や、スキマ時間で転職活動を進めるための対処方法をいくつかご紹介します!
また、在職中に転職活動をする際には転職エージェントの活用をおすすめします。もし営業職への転職や営業職からの転職を検討されている方はぜひ下記よりhape agentを活用してみてください。
激務で転職活動ができない場合の11個の対処方法とは
まず知っておいていただきたいのが、「転職活動は時間をかけようと思えばいくらでもかけられてしまうもの」だということです。
そのため、自分自身で時間をコントロールしようとする意識が何より大切です。それでは本章では、激務の中でも転職活動を行うための対処方法を11個紹介します。
- 「転職の軸」をしっかり定める
- 選考は1社ずつではなく複数同時に進める
- 面接の日程調整は自らコントロールする
- 隙間時間を転職活動に充てる
- 有給を使用する
- 納得できるような理由で休む
- 転職イベントに参加する
- 退職することを会社側に伝える
- 転職活動前に退職する
- 転職サイト(スカウト型)を活用する
- 転職エージェントを利用する
順に紹介しますので、現職が激務の方はぜひ参考にしてください。
①「転職の軸」をしっかり定める
転職活動に時間がかかってしまう最大の要因は「転職先に迷ってしまうこと」にあります。業界や職種を定めずに何となく転職サイトを眺めてしまったり、求人を探すうちに「あれもこれも…」と希望条件をやみくもに増やしてしまったりすると、応募企業を絞りきれずタイムロスに繋がります。
転職サイトを眺める前に、まずは自分の意志を知る時間を作りましょう。「なぜ転職したいのか」「転職で特にどの部分を改善したいのか」「どの職種・業種に興味があるのか」を明確にしてから求人を探すと、応募したい企業が見つかりやすくなりますよ。
②選考は1社ずつではなく複数同時に進める
応募のタイミングを工夫することも、時短に繋がります。忙しさを理由に1社ずつ選考を進めてしまう方がいますが、それだとかなりの時間がかかってしまいます。
また面接時の雰囲気を他社と比較検討できないため、後々「この会社を選んで良かったのか?」と後悔してしまう危険性もあります。
そのため、興味のある企業が複数ある場合、応募のタイミングはできるだけ同時期にするのがおすすめです。時間が足りないという不安があるかもしれませんが、面接時間をうまくずらしたり、提出書類をまとめて作成したりすると案外スムーズに進められます。
③面接の日程調整は自らコントロールする
面接や面談の時間。時々「企業側に遠慮してしまい、時間を調整できなかった…」という方もいますが、それにより事前準備の時間がうまく確保できなかったり、本調子でない時に面接を迎えてしまったりするのは本末転倒です。
企業側も、応募者に時間がないことはある程度理解していますので、日程調整は主体的に行いましょう。
企業によっては、土日祝や夜19時以降の面接、オンライン面接に対応していることもあります。面接の時間や形式については求人の「応募フロー」部分に書かれていることが多いので、転職サイトを見るときはぜひ意識的にチェックしてみてください。
また、面接担当者へ在職中であることや多忙であることを予め伝えておくのも有効な手段。伝え方さえ間違わなければ、マイナスな評価になることはありません。次の選考に進む可能性が高そうな場合、「一次面接時に次の面接の日程を決めてしまう」なんて方もいます。
④隙間時間を転職活動に充てる
激務の方々にとって、隙間時間の有効活用は重要です。
例えば、1日15分の隙間時間を30日間続けると、転職活動に7.5時間を充てることができます。休憩時間やちょっとした隙間時間を活用すれば、1日30分の時間を確保することも可能です。
多忙な会社員の皆さんは、1日のスケジュールをしっかり組むことで、転職活動に必要な時間を確保できるようになります。時間が限られている中で、どうやったら時間を作れるのか考えてみましょう。
⑤有給を使用する
有給休暇を利用して時間を確保すれば、転職活動に費やす時間を大幅に増やせます。転職面接は通常、仕事の時間外に行う必要がありますが、忙しい会社では残業が多く、退社時には他の企業が面接を行っている可能性が高いです。
面接を受けるためには、有給休暇を使って休みを取ることが効果的です。ただし、有給休暇の取得には以下の2つの条件があります。
- 入社日から6か月以上経過していること
- 定められた勤務日のうち8割以上を勤務していること
これらの条件を満たしていれば、勤務年数に応じた休暇日数を取得できますので、取得状況を確認してみてください。
⑥納得されるような理由で休む
転職活動に使える有給休暇がない場合でも、会社を納得させる理由を示すことで、面接などに必要な時間を確保できます。具体的な理由としては、以下のようなものが考えられます。
- 当日の朝や通勤途中などの急な体調不良
- 病気になった子供の看病などの家族に関するトラブル
- 水漏れ・ガス漏れなどの自宅に関するトラブル
- 免許証の更新など公的に義務付けられている手続き
これらの理由を示すことで、有給休暇を使えない場合でも面接などの時間を確保することができます。
⑦転職イベントに参加する
激務で転職活動が進められない方には、転職エージェントが主催する転職イベントへの参加がおすすめです。転職イベントでは、複数の企業が一つの会場に集まります。参加者は一度にたくさんの採用担当者と交流することができるため、効率的に情報収集ができるだけでなく、現場で働いている人たちから職場に関する話を聞くこともできます。さまざまな業種の企業が参加しているので、新たな業種や職種を知るきっかけにもなるでしょう。
⑧退職することを会社側に伝える
激務な仕事を任されている方ほど、退職の意思を事前に伝えることが重要です。事前に伝えることには以下のようなメリットがあります。
- 新しいプロジェクトから外される
- 徐々に仕事の引き継ぎができる
- 責任者の仕事から外される
- 堂々と転職活動ができる
一般的に、退職が分かっていることが伝わっている人に対しては、新しい仕事を任せたり、プロジェクトを引き継いだりすることはありません。
しかし、会社から「どうせ辞める社員なのだから遠慮なく使い潰してやろう」といった酷使を受ける場合は、有給休暇や会社が納得できる理由を使って勤務日を減らす対策がおすすめです。
事前に退職を伝えて会社に対応してもらえれば、転職に使う時間を確保することができるかもしれませんし、スムーズに辞めることができるでしょう。
⑨転職活動前に退職する
転職活動を始める前に退職することも一つの有効な方法です。もしも激務で隙間時間や休日が取れない状況であれば、転職活動の時間を確保することが難しく、さらに健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、退職後に転職活動を行うことをおすすめします。
ただし、退職すると収入源がなくなるため、退職後に再就職するための支援制度である失業手当の申請を検討してください。失業手当は以下の条件を満たしていれば受け取ることができます。
- 雇用保険に加入し保険料を支払っていること
- 離職日以前の2年間に12カ月以上の雇用保険の被保険者期間があること
- 就労の意志と能力があり、求職活動を行っていること
退職後に失業手当を生活費として活用することで、転職活動に専念できます。
⑩転職サイト(スカウト型)を活用する
企業からスカウトが集まるスカウト型の転職サイトを利用することで、転職の手間を省けます。スカウト型の転職サイトでは、履歴書や職務経歴書の情報を登録すると、求められている人材にマッチした企業やヘッドハンターから声がかかる仕組みがあります。
スカウト型の転職サイトを活用すると、自分から応募する手間が減り、面接の回数も少なくなるため、激務の中でも転職が成功しやすくなるでしょう。
ただし、スカウト型の転職サイトには以下のようなデメリットもあります。
- スカウトが来ない場合がある
- 自分で企業と直接やり取りが必要な場合がある
- 希望の条件にマッチしたスカウトが来ない場合がある
- スカウトされる業界や企業に偏りがある
自分のスキルや市場価値が低い場合は、スカウトされない可能性もあります。
また、自分が求めている条件とはかけ離れている場合もあります。スカウト型のサービスを利用する前には、自分が企業にアピールできるスキルがあるのか、スキルの棚卸しを行いましょう。
⑪転職エージェントを利用する
激務の中で転職活動を進める方法として、転職エージェントが挙げられます。
転職エージェントに登録すると、担当者が企業と応募者の間に入ってスケジュール管理をしてくれるため、余計な労力をかけずに転職活動が可能です。
ただし、転職エージェントを活用する際には注意が必要です。なぜなら、担当者がノルマとして抱えている求人から優先的に紹介される場合もあるからです。
自分で好きな求人を探し応募することができない、条件に合う求人を紹介されないといったデメリットもありますので、注意が必要です。
もし、営業職からの転職や営業職への転職を検討されている方は、hape agentがおすすめです。営業職に特化した転職エージェントなので、営業職への転職であればご自身に合う条件を見つけやすいです。
下記より登録できますので、現職が激務で営業職への転職を検討されている方はぜひご活用ください。
転職活動にかかる時間はどれくらい?
人により差はありますが、転職活動を始めてから内定を得るまでの期間は、平均3カ月とされています。
その期間中、1日あたりの目安として1.5時間ほどを割く必要があるでしょう。
以下では、具体的な転職活動の流れと所要時間を紹介していきます。
- 転職の軸の整理
- 職務経歴書や履歴書の作成
- 面接
それではみていきましょう。
転職の軸の整理(情報収集・応募)|1日あたり30分〜1時間
まず必要なのが、「転職の軸の整理」と「情報収集」です。どのような職種・業種を選ぶのか、転職で譲れない条件は何かといった軸を固めます。
それと並行して、転職サイトなどを活用しながら情報を収集し、条件に合う求人を探していきましょう。自ら情報を集めに行くだけでなく、転職エージェントに登録して条件に合った求人や職種を紹介してもらうという方法もあります。
その後、自分の条件に合う企業を見つけたら応募に至ります。
特に継続的に行う必要があるのが、情報収集。1日30分〜1時間ほどは確保しておいた方がいいでしょう。
職務経歴書や履歴書の作成|1日あたり30分〜1時間
求人に応募した際、多くの企業で求められるのが職務経歴書・履歴書の提出。最初は経歴を整理したり、自己PR文を考えたりと時間がかかりますが、1度作成すれば次回以降にも応用できる部分が多いです。
書類選考を通過したら面接へと進みますが、事前に面接対策を行っておくと通過率は高くなるでしょう。
各種書類作成や面接準備は、1日あたり30分〜1時間ほどかかる場合が多いです。
面接|1回あたり1時間
書類選考を突破し、各種準備を整えたらいよいよ面接へ移ります。企業によっては、面接前にお互いの理解を深めるためのカジュアル面談を挟むケースもあります。
こちらも個人差がありますが、面接や面談は週1回ほど発生し、1回あたり1時間ほど確保されていることが多いです。行き帰りの時間や準備時間を含めると、所要時間は3時間ほどです。
最近はオンライン面接も増えていますので、もう少し短くできる場合もあります。
激務で転職活動できない場合に注意するべきこととは
激務の中で転職を成功させようとする方は、体調を崩さないように注意しましょう。
転職活動のために体を酷使すると、疲労が蓄積し転職活動や本業に支障をきたす恐れがあります。過労は転職活動や本業のパフォーマンスを低下させるだけでなく、脳梗塞のほか、下記のような病気発症リスクを高める可能性もあります。
- くも膜下出血
- 心筋梗塞
- 虚血性心疾患
- うつ病
ですから、自分の体調を大切にし、適度な休息をとることが重要です。転職を成功させるためには、無理のない範囲で健康な状態で臨むことが必要です。
激務で転職活動ができない人によくある質問とは
最後に、激務で転職活動ができない人によくある質問を3つ紹介します。
- 仕事しながらの転職はつらくてできない…どうしたらいい?
- 働きながら転職活動してるけど会社を休めない場合はどうしたらいい?
- 在職中の転職活動は違法になる?
順に紹介しますので、同じような疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
Q1.仕事しながらの転職はつらくてできない…どうしたらいい?
仕事しながらの転職がつらくてできない場合は、失業手当を活用して退職してから転職活動を行うのも1つの手です。
現職が激務で隙間時間や休日がなかなか確保できないにも関わらず、無理に転職活動を進めてしまうと、健康にも悪影響を生む可能性があるからです。
下記の条件を満たしていれば失業手当を受け取れるので、チェックしてみましょう。
- 雇用保険に加入しており保険料を支払っていること
- 離職日以前の2年間で12カ月以上の雇用保険の被保険者期間があること
- 就労の意思・能力があり、求職活動をしていること
上記に該当している方は退職してから転職活動を行ってみてください。
Q2.働きながら転職活動してるけど会社を休めない場合はどうしたらいい?
在職中に会社を休む方法としては下記が挙げられます。
- 当日の朝や通勤途中などの急な体調不良
- 病気になった子供の看病などの家族に関するトラブル
- 水漏れ・ガス漏れなどの自宅に関するトラブル
- 免許証の更新など公的に義務付けられている手続き
上記のほか、正直に上司に伝えて勤務時間を調整してもらう方法もあるので、上記のような対処をとりたくない場合には、正直に相談するのも手です。
Q3.在職中の転職活動は違法になる?
在職中に転職活動を行うことは、基本的には違法ではありません。
しかし、上司や同僚など職場の人々からは、好意的に受け取られないこともあります。そのため、自身の転職活動が職場に漏れてしまうと、居心地が悪くなることがあります。
さらに、転職活動に支障が出る可能性も否定できません。
まとめ
これまでお伝えしてきたように、現職が忙しい方でも、タイムマネジメントの意識を持てば転職活動を行うことは可能です。スケジュールどおりに進めるのは簡単なことではないですが、コツさえ掴めば時短ができますので、本記事を参考にしながら進めてみてください。
また「転職の軸をなかなか定められない」「面接対策をどう進めて良いか分からない」といった方は、転職エージェントを頼るのもおすすめ。プロが相談に乗ってくれるので、不安なく迅速に転職活動を進められますよ。
hape agentでは営業職に特化して支援していますので、現職が営業職の方や、営業職への転職を検討されている方はぜひ下記よりご相談ください。
この記事の監修者
株式会社マシカク/コピーライター 白井秀幸
人材業界ではリクルートとエン・ジャパンを合わせると約20年経験。コピーライター/ディレクターとして、業界・職種を問わず2000社以上の採用広告制作に携わる。採用HPやムービー、スローガンなど、採用ブランディング構築の観点で企業と向き合い、様々な課題解決を行なってきた。